2017年2月13日月曜日

TV付属スピーカーのスペックアップ作戦

中野ブロードウェイのAV機器専門店であるフジヤエービックを訪れた際に、とある中古のトールボーイスピーカーを発見してしまったのは確か5,6年程前だったと思う。


はっきり言ってトールボーイスピーカーというものは「衝動買い」するようなものではなく、部屋のスペースや自分が要求する音、接続する機器との整合性を総合的に考慮して購入を決定するものです。(当たり前ですね・・・)

にも関わらずこれを見つけた瞬間に購入を即決した理由は価格があり得ない程の破格であったから。具体的にはセットで2,000円。

これだからエービックは油断ならない。

このトールボーイは2004年にエントリータイプとして発売されたものではありますが、セットで40,000円程度だったはず。こういうのを見ると"速やかに確保の上保護せねばならない(何言ってるんですかね・・・)"という後先を考えない衝動が湧き上がってしまったりするわけですよ。

今あらためて振り返ると、このテトリス棒2本を抱えて中央線に乗り込み、自宅まで持ち抱えて行ったというのだから我ながら呆れてしまいものも言えない。
中央線で乗り合わせた他の乗客から冷たい視線をぶつけられたような気もしますが、どちらかと言うとその非日常性に楽しさを感じていたというのが偽らざる気持ちであったりもする。(人と一緒に生活していたら絶対に出来ないことでありますよ・・・)

棒2本持ちのガンキャノン状態でしたが、いざとなれば上級者なのでこういう使い方も出来る

これほどまでに苦労して持ち帰ったスピーカーではありましたが、実際には部屋の隅に数年放置されたまま日の目を見ませんでした。
ところがここ最近、居間の薄型液晶テレビの音質の悪さが妙に気になりだしてしまい、こいつを活用してみようと思い立ったわけです。
実は居間にはオーディオ用のOPTICON8が配置されているためにこれを活用できなくはないのですが、アンプもスピーカーも「TV放送程度の下衆な音を出させたくない」という謎心理が働きまして、もう1セット仕込むこととなったわけです。

アンプもTVの電源ON/OFFと連動させるために連動タップを調達したのですが、お陰でTVボード背面のケーブル密度がエラいことになりました。

意外とUSBの5Vラインってオフになってくれないんだよね

最終的には・・・

どう考えても高さに難あり!

昔は複数系統のスピーカーをセットアップするオーディオ兄貴どもを雑誌等で見ては「ムダが多い・・・」と感じたものですが、今は気持ちが理解出来たりするんですよ。

肝心の音は(当然ではありますが)TVに内蔵されているオマケのスピーカーから数段スペックアップしてくれました。
これまで(面倒臭さもあって)ずっと我慢してきましたが、これで一旦溜飲を下ろせるってものです。