2018年11月26日月曜日

2018 東京インターナショナルオーディオショウ

オーディオショウは昨年(2017)は参加出来なかったので、今年は久しぶりの参加。
まぁ参加して気になる機器を発見したところで手の届くような代物は滅多にお目にかかれないのですが、自分的にはそのような機器をプロモーションするためのアルバム、アーティストを見つける良い機会と捉えております。

例年通り有楽町の東京国際フォーラム

あまり多くのブースを回っても仕方なかろう・・・ということで、今回はDENON(D&Mホールディングス)とESOTERICの2つをメインに遊びに行きました。

まずはDENONブース

B&Wの800で複数プレーヤーからの音を比較試聴させてくれました。
(自分的には有意な差は感じられず)

お次にESOTERICブース

ここではアヴァンギャルドというホーン型スピーカーの音を聴くことが出来ました。
以前、家電量販店でこのタイプのスピーカーを聴いた際は(おそらく店側のセッティングが甘かったのだろう)大分ボワついた音の残念なイメージが頭に残っておりました。
が、この白いラッパのUNO XDは(表現が難しいのですが)場を作り上げるポテンシャルを十分に感じる自分的にアリな音を出しており、印象がガラリと変わりました。この機種、確か代官山のTSUTAYAで使われていたような気がします。

なお、デモンストレーションで使っていたアルバムもチェックさせて頂きました。

AlisonKraussのNew Favorite。ジャンルとしてはカントリー。

上から下まで音の出ている優秀な音源でした。

そう言えばデモンストレーションの中では、外部クロックの有無による聴き比べも行ってくれたのですが、コレが結構違って聴こえて面白かったです。ジッターの影響によるものらしいですが、デジタルも所詮はアナログ回路環境上での信号のやり取りでしかない…って事なのよね。DA変換を行う際の話になるとファイルのデータ転送とは訳が違う。

■参考URL:高嶺の花!?高性能なクロックジェネレーターを使ってみよう!

但し、自分の保有する機器にはそのような機器を接続するためのBNC端子が存在しないので今後もお世話になる事は無さそう。

アバンギャルド トリオ・ラグジュアリー・エディション

この赤いラッパはどうやら全世界で64機しかないとのことで、最早売り物としての性格すら有していない、と言って良い代物。実際聴いてみると姿に見合う大らかな音、敢えて悪く言うなら反応の遅い緩慢な音といった感じで、これも富豪のイベント等、ホール級のスペースにインストールされて初めて存在意義を見いだせるのではないかと、そう思いました。

FOCALのフラッグシップ機種であるユートピア

もう名前からして"あっちの世界に連れて行ってくれそう"感で一杯。
お一つ2700万円だそうです。家が買えちゃう値段ですねぇ。
今回はタイミングが悪く、当機種の音を聴けませんでした…。

セッティングレイアウトを一歩間違うとお葬式の様になってなってしまうので油断ならない。

そういえば気のせいかもしれませんが、若い年齢層が以前来たときより多くなっていたような気がします。もしかしたらオーディオ業界の今後を睨んだ必死な取り組みが実を結び初めているのかもしれません。

…そんなことをボンヤリ考えながら、入口で貰ったスクラッチくじを擦ってみると…

何やら当選したようです…

スペシャルなノベルティがプレゼントされるとの事でしたが、最初はメモ帳とかボールペンとかその辺が貰えるのかな??と思いつつタイムロードブースに赴いてみると…

ノベルティってレベルじゃないでしょコレ(笑)

なんと、ヘッドフォンとスタンドのセットを頂いちゃいました。
機種はULTRASONEのPRO 550iでした。十二分に立派な機種ですので大事に使わせて頂こうと思います。

今回はお土産までもらえて随分と楽しめた感じです。

2018年11月18日日曜日

奥多摩・三頭山(難易度:★☆☆☆☆)

この時期は極端に日が短くなるので、登りも下りもフルタイムで歩くコースはなるべく避けたい。けれどもガッツリ登って下りだけ都合よくカットできるコースなんてあるはずが・・・と思っていたんです。
ですが、少し探すと近所の奥多摩に絵に描いたような秋冬向けのコースがあるではないですか!
・・・という訳で、今回は奥多摩の三頭山を歩いてみました。

この季節に1000m程度の登りが確保できます。

ルートとしては奥多摩湖から南下して2つのピークを超えた先の三頭山山頂を踏んだ後、都民の森に抜けるというものです。

まずは奥多摩駅からバスで揺られること20分、小河内神社BSに9時ちょっと前に到着。

9:00 小河内神社BSから奥多摩湖の浮橋を望む

バス停を降りるとすぐそこに奥多摩湖を横断するための浮橋が見えます。初っ端が湖の横断っていうのはこれまでの山登りでも初めての経験。これがなかなかのインパクト。前からちょっと気になってたんですが、歩いてみるとイメージ通りのボヨンボヨン感w
登山口はこれを渡り、対岸の林道と車道を歩いた先にあります。

9:20 三頭山登山口

ツーリングでノリノリのお兄ちゃんに煽られがちになりながら車道の端の方を少し歩くと(車道脇の登山口にありがちな)「お、おぅ…」てな感じの入口が目に入ってきます。
個人的には奥武蔵の武川岳から伊豆ヶ岳に至るルートを思い出しました。

登り始めると、まぁいつもの西東京の山という感じでして、鬱蒼とした樹林がひたすら続く感じ。眺望が望めるところは残念ながらあまりありませんでした。
麓からはパトカーとバイクの追いかけっこしている音がダイレクトに届いてるんですけどね…(笑)

木々の間から奥多摩湖が少し顔を覗かせてくれているので、樹林を一部切り開いてくれればさぞや良い景色が・・・とか思っちゃいます。

黙々と歩き続けるのですが、久しぶりに山道を歩けるのと、落葉した紅葉がサクサクと何とも小気味よい音を出してくれるのでちょっといい気分。秋だねぇ。

10:05 イヨ山

三頭山の山頂に至るまでに待ち構えている3つのピークの内、1つ目に到着。
ですが道の途中に唐突に現れることもありピーク感はほぼなく、道標がなければ気付かなかったかも・・・。
特に何もないのでそのまま先に進みます。

さらに1時間弱歩くと2つ目のピークに到着。ここの直前にある急登は鎖も梯子もありませんでしたが、なかなか骨が折れました。

11:10 ヌカザス山

漢字で書くと「糠指山」なんだそうな。何故カタカナ表記になったのか。それは誰にも解らない奥多摩の謎。

紅葉ってのも人造林を意図して作り上げないとこの程度です。寧ろこれが自然。ナチュラル・オータムリーブス。

その後もボチボチ歩いてゆくと12:00丁度に三頭山の山頂に到着しました。

12:00 三頭山山頂

この三頭山、名前が名前だけに3つのピークが100メートル毎に存在していたのですが、
西峰だけが山頂道標にコストが掛かっていたようでした。一番高度が低いというのに謎だ・・・。これはアレだ。美味しい所を持っていってしまう末っ子的なやつですね。

山頂からはいずれもスカッとした眺望が望めません。こう、樹林帯が半端にフサフサしているからなのですが、もっとスパッと禿げ上がってくれている方が男気があるというものです。未練がましいのは良くありません。奥多摩三山の一座なのだから・・・!
そんなことをぼんやり考えながら東峰に到達すると、言い訳でもするが如くちょっとした展望台が存在しており、奥多摩の大岳山を望むことが出来ました(笑)

12:35 東峰展望台。大岳山は今頃賑わってるのかしらん。


その後は都民の森に向けて下げてゆきます。
13時前というのに随分と影が長いです。もう、秋から冬にかけての季節ですね。

13:20 下山完了

うーむ。予定より1時間以上早い下山となってしまいました。
ここまで道の状態が良くてサラリと下山出来てしまうとは思っていませんでしたので、もう少し山頂でゆっくりしておけば良かったかもしれません。


13:35 都民の森(森林館)

ほほう、東京都はこういうところにもお金を使っているのですな・・・。極めて綺麗に整えられた展示スペースとレストラン付きのビジターセンターという印象の施設。
家族連れがとても多く、なんとも微笑ましいです。登山靴の貸出などもやっているようで、こちらから登ると初心者の方でも安心してトレッキングが出来そうでした。

やはり紅葉を撮影するときには日光が欲しかったぜ・・・!

仕方がないのでバス停で時間を潰します。

紅葉の葉っぱとスマートフォンを弄りながらひたすら飲み続ける40歳中年。

その後は1時間程度バスに乗って武蔵五日市駅にアクセスした後、自宅への帰途についたのでした。今年も暮が近いので、あと1座程度ですかね~。

2018年11月5日月曜日

インターコネクトケーブル制作メモ

オーディオで遊ぶ際、本命の機器の更新を行っている時期は自身の環境に対してそれなりに「手を入れている感」があるのですが、聴くこと以外にやることがなくなる時期というのが必ずやって来ます。
そこに待ち受けているのがケーブルの刷新という逃げ道(沼?)だったりするのですが、これもまた常に費用対効果に不確かさが付きまとうイマイチな分野だったりするんですよね。
ですが、逆に効果ばかりに目を奪われず、"愛着を高めるための遊びである"と大らかに構えることで少し楽しくなったりもする訳です。(実際に音が良くなったら”大儲け!”みたいな...)

今回はZONOTONEの6NSP-Granster 2200αを家電量販店にて千円ちょっとで手に入れることが出来たため久しぶりに短尺のインターコネクトケーブルを自作してみることにしました。
使ったプラグはいつも通りコレットチャック式(=差し込んだ後にハウジング自体のネジでロックできる構造のもの)。加えて従来使っていたコテも十年以上使用しているものだったので併せて新調。


使用したケーブルはそもそもスピーカー用のケーブルだったのですが、芯に2線、周囲にシールドが施されており、銅の純度も6Nと素材としては十分に上物。デジタル用の同軸ケーブルの様にインピーダンスマッチング等を気にする必要もないので柔軟な転用が可能です。
配線は芯の2線を各々信号線とグランド線とし、シールドはグランドに落とさず浮かせる方針で進めました。
工作自体は金メッキ上にハンダが上手く乗ってくれなかった事や、芯線ケーブルの剛性がかなり高かったため意外に難儀させられることに…。同様のケーブルで遊ばれる方は道具の準備としてケーブルストリッパーは勿論のこと、金属切断用のパワーを有するニッパーは必須と考えておいた方が良いかと。

作成の完了したブツ

ZONOTONEは類似の素材で作られているであろう完成品ケーブルを1万円~2万円の価格帯で販売していることを考慮すると大分お安く仕上がった感じです。ビジュアル的にもZONOTONE特有の青の透明皮膜がイカしておりますよ。うむ。

で、実際にHAとDACの間に接続して聴いてみました。やはりレコーディング条件の良いヴァイオリンとかを聴いちゃうんですが、残響音がものすごく綺麗に聴こえてくるから面白い。
実際はどうなのかは知りませんよ?でもコレで良いのだ。