2021年5月4日火曜日
奥多摩・雲取山(take2)(難易度:★★★☆☆)
2021年4月5日月曜日
奥武蔵・伊豆ヶ岳(鎖)~子ノ権現(難易度:★★★☆☆)
2020年11月3日火曜日
丹沢・塔ノ岳~丹沢山 (take2)(難易度:★★☆☆☆)
今年の夏季登山シーズンはコロナ禍という残念な状況により全く出歩けず仕舞いでした。
こればかりは仕方ない面もあるのですが、一体何処に線を引いて行動の幅を広げていったらよいのか判断が難しく、活動を開始するための確かな「根拠」が欲しかった、というのが正直なところです。ところが周りを見渡すと運が良かったのか何なのかは判りませんが、我が国では破滅的な感染拡大とはならなかったこともあり、なし崩し的な自粛解除や、政府の苦し紛れのGoToキャンペーン開始等、「自分だけじゃないから」「ちょっとだけだから」と言った、根拠を他に求めたかの様な人々のあやふやな帰納法的判断が徐々に加速されていったのでありました。
こういう在り方は遥か昔から脈々と未来永劫受け継がれて行くDNAなのてしょう。今更ではありますが改めて思います。正常性のバイアスというのは凄いな、と。そして目の当たりにする一連の情報は今の自分には良し悪しとして跳ねることはなく、ただ納得感に昇華されて入ってくる。そんな昨今。
今回も丹沢です。前回は2月に歩きましたが、あの時はあまりに天気が良く、富士山の眺望が素晴らしすぎたため、「良くないフラグが立っているのでは…?」と呟いたものですが、まさかこんな事になるとは夢にも思いませんでしたね。
渋沢駅から大倉までのバスは驚く程の密でしたので個人的にはおっかなびっくり。ですが、マスクさえしていれば社会悪とはならない様で、いまいち腹落ちしない部分が残ります。でもまぁ、そのようなモノなんでしょうね。
やはりこの時期は低山ハイクが捗ります。本当に気持ちの良い気候です。
暫くトレッキングのブランクがあったので足が回るか心配でしたが問題が無かったのが個人的には嬉しかったです。
カレーメシよりカレーうどん派。相変わらず進歩のない山飯だ…。
“カレーさえあれば取り敢えず満足出来る”という自身のハードルの低さもぶっちゃけ山登りを手間なく楽しむ上でのプラス要素なんだと思う。
この日は序盤は良く晴れていたのですが、昼以降から雲が多くなってきた感じです。
富士山も見えたり隠れたりを繰り返しており、今後のトレッキング登山の行く先を暗示しているかの様にも思えてしまいました。本当に、この先どうなってしまうんだろう…。
ちなみに個人的には海外や小屋泊が望めなくなってしまったとしても歩き続けたいという思いが強いです。どん底から這い上がるきっかけを掴むことのできた自分の大事な一部ですからね。頻度は下がってしまったとしても大切にしたい。
2月にここに来てから約半年、トレッキングが止まってしまっていましたので、まるでセーブポイントに舞い戻ってきたかの様。この感覚を得るのが今回の目的の一つ。
今、他のトレッカーはどういう想いで歩いているのだろう。そんな他愛ないことを考えながら無事下山。
そうそう、これを忘れてはいけないですよね。
2020年5月24日日曜日
雑記:上を向いて歩こうか
自分視点に限って見た場合でも仕事や大好きだった登山ハイキングにおいて今後の在り方、付き合い方を考える機会になったと思う。
仕事の面ではテレワークが主体となって1か月強。以前はアレほど「働き方改革」という単語を連呼していても遅々として進まなかったワークスタイルの多様化に対する世の態度。満員電車に乗って職場に出社し、顔を突き合わせて行う議論の積み重ね、そこから生み出される成果物によってお給料を頂く。これが外圧によって社会悪となった途端の一瞬での変化。
従来の自他の必死に作業に勤しむその姿。これは決して個人の意思に基づくものでもなんでもなく、"労働"のインセンティブが一体何だったのかを否応なしに白日の下に引きずり出したのはコロナ騒動の少ない光の面と言って良いと思う。社会に生きる限りどうしようもなく深々と降り注ぐ黒い"恐怖"を打ち払うための"安心"。安心は責任に対する業績であったり、人間関係であったり、自身の居場所であったり、お金であったり。
本当は世の中を豊かにしてゆくための仕事。そういった理想に加えて利潤面とのバランスを考え抜いた現実的なお上のビジョン。これを踏まえた個々人にマッチした働き方。夢と生き方の模索。何かを選んで何かを捨てる。そこから導かれる筈のワークライフバランスが実現した、研ぎ澄まされた日本社会の姿から私達は確信的に目を背ける。変化に抗う固い決心に必死にしがみつく。それを先の豊かさを見据えたあるべき姿であると故意に己を欺き続ける。
今後のポスト・コロナにおいても以前と変わらない毎日を前提とした、後片付けに追われる日々が待っている。では世の中は変わらないのか?恐らく変わらない。しかし元に戻ろうとする際、もしかしたら何かしらの誤差が生じるかもしれない。それが希望の芽となるのではないかと思う。そこでは自分には何が出来るだろう?良い意味での誤差やエラーを生み出せるだろうか?自分とみんながバランスよくニコニコ幸せに生きてゆくために出来ること…。
登山ハイキングにおいては、超・過密状態となってしまう事が避けられない夜行バスと山小屋が向こう数年は以前の様に使用出来ない可能性があり、出歩けたとしてもターゲットが(飛行機が必要となる海外は当然望めず)日帰りが可能な超近場に限定され、最悪先細ってしまうことが予想される。これは自分がライフプランとして目標にしていた一座への道に暗い影を落とした事は確かで、流れ的には根本的な変化を自分に求めてきているようにさえ感じる。本当にどうしようか。登山ハイキングは自分なりに苦しんだ先に見つけた、内側から自信を生み出す本当の意味を知るに至った大切な活動。ではあるが、今回の件は「そこの一点に依存してはいけない」という示唆としても受けることが出来る。成程、"依存先"は複数確保しておくべきなのだと思う。これは道楽に限った話ではないかもしれない。そんな事を考えていたりはするが、拙速に「1」「0」のような結論を出そうとは思わない。今必要なのは時間、そして先を見定めるための情報である筈だ。暫くの間は様子を窺おう。
2020年2月11日火曜日
丹沢・塔ノ岳~丹沢山(難易度:★★☆☆☆)
春以降で日照時間が長い場合は蛭ヶ岳まで遊びに行くのですが、今回は稜線上に若干の残雪があるとの情報を得ていたため、岩場を避けたルートとして丹沢山までのピストンで計画を立てました。
暖冬といっても冬であることには変わりは有りません。自宅は東京であるため気温が然程下がらないのですが、その分列車から降りた際の寒さが一番キツい感じ。現地に着いて歩き始めると寒さは感じません。
沢山の登山客と共に順調に上げて行きます。
スマートフォンの写真だとどうしても富士山の迫力が伝わってくれないのですが、なかなか素晴らしい眺望だと思うのですよ。
尊仏山荘直下には残雪があったため、念のためにアイゼンを装備しましたが、5分も経たないうちに夏道が断続的に露出していたため直ぐに外してしまいました。
雪が少ない道…という事で泥んこ大合戦のコンディションでしたので、今回はアイゼンよりもゲーターを持参すべきだったかもしれません。
丹沢山山頂付近だけは雪を被っていました。道中よりも太陽光に晒されているはずなのに謎だ…。雪面に空の青が映り込んでいて大変綺麗。
そういえば丹沢山には何度か通過地点として訪れたことがありましたが、全てガスっていたため富士山の眺望が妙に新鮮でした。経験上、夏季ではなかなか拝めない丹沢ブルーだったと思われました。
”カレーうどん旨っ”などと一人やっていると蛭ヶ岳方面から12爪を履いたおばちゃんのご一行様がやってきました。雪上ツアーだと思うのですが少し羨ましかったです。確か結構なお値段するんですよねアレ。
宮ヶ瀬ダムから登り上げて蛭ヶ岳~檜洞丸まで歩いたら一日に収まるのだろうか…、などとぼんやり考えながら下山を開始します。
色々な人が山頂で写真を撮り続けているのを見ると、NHKのドキュメント72時間が取材に来そうなロケーションだな、と思わずにはいられない。まかり間違ってインタビューされようものなら邪気のない顔で「どうして一人で登山を?」等の火の玉ストレートを投げてきそうで怖いわね。
それにしても今日も本当に見事な快晴でした。願わくば夏季も晴天に恵まれますように…。
そういえばバス停の傍の建物に飲食店がオープンしていました。客数は疎らでしたが、自分がお店を展開するなら一品以上の注文で着替えスペースを無償開放…とかやると思う。近くに温泉が無いのでこれがあるととても助かるのですが。
丹沢は近場且つコスパが良いので何度も訪れてしまいますが、次はどこに行きましょうかね。まだまだ冬シーズンなので大型の登山プランは組めないものの、低山かつ花の季節(花粉の季節、でもありますが、)と考えるといくつか組めそうな気はしています。
うーん。