梅雨入り前、ということもあり色々とプランを組もうとしていたのですが、この時期は上信越であっても雪が若干張り付いているため、大きく出ることに躊躇してしまうなんとも痒い感じの季節帯だったりします。
そんな折、以前東丹沢を歩いていた際に見た大山の秀麗さが思い起こされたためもう一度遊びにいってみることにしました。但し往路はバスを使用せず自分の足で歩く、という条件付きで。
梅雨入り前、ということもあり色々とプランを組もうとしていたのですが、この時期は上信越であっても雪が若干張り付いているため、大きく出ることに躊躇してしまうなんとも痒い感じの季節帯だったりします。
そんな折、以前東丹沢を歩いていた際に見た大山の秀麗さが思い起こされたためもう一度遊びにいってみることにしました。但し往路はバスを使用せず自分の足で歩く、という条件付きで。
今年のゴールデンウィークは当初、昨年一昨年とは違い、コロナ禍による行動制限が大幅に緩和されたことから大きく出歩いてみようと考えていました。ところが天気はちょくちょくと雨が予報されていたため、2泊3泊のようなプランは一旦控え、近場で数をこなす従来路線に落ち着かせることに。
今回登る鷹ノ巣山は昔何度か遊びに行ったことのある雲取山の東方に位置し、累積標高も1600mオーバーであったためミニマムなプランでありながらもそこそこ歩き応えが期待できます。帰りもバスを使用せずに済むため時間に追い立てられることもなく、新緑の中の歩きを堪能しつつフィニッシュ出来るところは魅力と言って良いでしょう。
スタートは奥多摩駅からバスで15分ほどの倉戸口BSになります。
ゴールデンウィーク中は観光地の人出や高速道路等の渋滞が凄いことになっていたようですが、私の歩く道はそれはそれは静かなものです。
序盤は日頃溜まった雑念で頭の中が一杯になっているのですが、徐々に目に入ってくるものと状況踏まえた前進が1対1になり、自身の内側から雑念が消えて研ぎ澄まされてゆくのが解ります。インプットとアウトプットの間の無駄が無くなり目的に向けて大事なものだけが残った状態、「没入感」と表現すれば伝わりますでしょうか。
そう。雑念が…消えるのです。
きっと左に進むと断崖絶壁なんでしょう。人生そんなもんです。
事前に情報収集することで今回のルートは比較的初心者向けであると認識していたのですが、面積の広い雑木林且つ落葉によってルートが不鮮明になりがちなポイントが幾つか有ったため警戒しつつ暫く進む。すると結構長い距離のこのようなロープガイドを発見。どうやら道に迷うハイカーが続出した過去経緯があったようです。
それにしても歩く度に耳に入る落ち葉のサクサクという音にえらく癒やされます。。。
チェックポイント通過。標識がないと絶対に気付けない系の小さなお山。
ここからは目指すピークである鷹ノ巣山の御神体を一望することが出来ました。
ピーク前の視界の広がり方が雲取山の鴨沢ルートにそっくりです。
他県のピークでは老朽化や落雷による交換を前提にした木製の山頂標を採用していることを考えると東京都は大分お金をかけているように思えます。御影石でしょうか。
この日は青空が本当に綺麗で、遠くの富士まで見渡すことが出来ました。
そういえばここ最近の山行ではランチにカップラーメンを食しているのですが、胸焼けで微妙に具合が悪くなるような気がするのは歳のせいか。
その後は奥多摩駅に向けて下山となりますが、途中でもう一つのピークが有るようなので一応踏んでゆくこととしました。
雲取山には七ツ石小屋というものがあったので、きっと五ツ石や四ツ石という名前のポイントが存在するのかもしれません。目黒と目白みたいなものなのでしょう。
下山中にモノレール風味トロッコの線路を見かけました。登山道すら時間とともに消えてゆくのに運搬インフラを作られていることに少し驚いてしまった。ちゃんとメンテナンス可能なものなのだろうか?道なりに辿ってゆくと…
始発駅がありました。何を運ぶんだろう。
途中、御前山の御神体を拝むことが出来ました。つい先日大月界隈で同じ名前のピークを踏んだばかりでしたが、いつか遊びに行ってみようと思います。
民家の脇裏が登山口になっているのですが、頻繁にハイカーが出入りするポイント近くで暮らすというのはどのような生活感なのだろう。自宅裏からビカール・サンがもりもり排出される家…。
ということで奥多摩界隈でのトレッキング記録でした。
5月は奥多摩や丹沢といった低山巡りが本当に気持ちの良い季節です。このブログを閲覧されている方で山登りにあまり経験がないものの少し興味が有るな、と思われる方はある意味「才能」の有る方です。奥多摩や丹沢界隈のトレッキングはメジャールートを歩く限りは危険性が低いですし、あまりお金や時間を必要としないにも関わらず健康やダイエットに役立つ非常に大きいメリットが有りますので是非ともオススメしたいところです。
実際に歩いてみてピンと来るようであれば後は「沼」に一直線!きっと目に見えるもの以外のすべてを満たしてくれる幸せな世界が待っています!