2015年4月5日日曜日

ヘッドフォンとヴァイオリンの音とその相性について

K701というヘッドフォンを保有しております。

確か購入した場所は中野のブロードウェイ3FのFUJIYAエービックだったんですが、あのオーストリアのメーカーAKGのハイエンド機種ということもあって、“手頃な価格で掘り出し物を見つけた”という上々な気分で帰宅したことを記憶しています。

当時(というか今もですが)基本的にJAZZ、フュージョンを中心としたピアノやギターの音と、10年~20年前の邦楽などがメインで、ゲームやアニメのサントラを少々・・・というスコープで聴いていました。

「ハイエンド機なら取りあえずジャンルに関係なく不満を感じることはなかろう」みたいな感じですよ。


そして帰宅後にUSBDACに接続するわけですね。
まぁヘッドフォンなんで当然ながら機器に接続すれば音は出るんですよ。
出るし無難に綺麗(中~高音域)だなと思うんですが、低音域が妙に抑えられていることもマイナスに働いて特別な感動が湧き上がらんのです。

この特別な感動がない(=プラス方向のインパクトがない)っていうのはかなり致命的
購入当初は支払った金額分だけ聴き込もうとするインセンティブが幾分存在するんですが、しばらくするとこれが底を突いちゃうんですよね。で、使用機会が格段に減るという流れに陥ります。

それがK701やUSBDAC(RASTEME製UDAC32R)だったという訳です。

・・・

今週は家に籠って翌々週の試験のために参考書と格闘していたのですが、このまま休日が終わってしまうのは週明けからの勤務を迎えるにあたって納得感、精神衛生の面からあまり良くないと思い、散歩がてら(残念ながら桜は散ってしまったので)代わりになるものを・・・と、レンタルCD屋でヴァイオリニストの諏訪内晶子千住真理子を数枚借りて自宅で久々に上記の機器で聴いてみることにしました。

ウジェーヌ・イザイ

「」

正直、大して期待していなかったんですけど、(大げさでもなんでもなく)言葉を失うくらいの衝撃でした。(ポエムは書きませんよ・・・)

“まさかK701がヴァイオリンをここまで・・・鳴らし切ることが出来るものなのかと。

この感覚、久々です!


Youtubeを貼ったところで1ミリも感動は伝わらない

ネット上の話題でクラシックに向いているという話は耳にしていましたが、ヘッドフォンというものがここまで極端に楽器単位で向き不向きが出るものだとは・・・。
というか、もうこれヴァイオリンと言い張って良いレベルでしょ。

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