2017年10月22日日曜日

丹沢・塔ノ岳(take4)(難易度:★★☆☆☆)

10月以降は3000mの山々は気温、日の短さから目指すことが難しくなるため、今回は2000m以下の近場である丹沢の塔ノ岳を歩いてきました。
(近場の山を歩くプランをろくに練っていなかった、というのが正直なところですが…)

丹沢はやはり公共交通機関を使った場合のアクセスの良さが最高なんですよね。

最初は大山から塔ノ岳までの縦走、または鍋割山まで行ってみたいかな~と考えていましたが、登山計画上では時間的に余裕がなくなってくることが判明したため、いつも通りの表尾根に決定しました。

定番の丹沢・表尾根縦走路

流石に4,5回歩いている道ですので大きな心配はありませんが、今シーズンは9月を除き異様に続く悪天候が特徴的であることもあり、晴れ予報マークが見えた一日ではあったものの油断は出来ません。
・・・
いつものように小田急で新宿から秦野を経由し、バスでヤビツ峠に向かいます。

7:54 ヤビツ峠着

陽がちゃんと出てくれているので常にガスに覆われている山頂からの眺望も、もしかしたら・・・と期待が膨らみます。

8:16 まずは二ノ塔に向けてスタート

登り始めると意外と息が切れるんですよね。
これまで少し高い山を幾つか登ったことで気持ちの上で慢心している点もきっとあるんだろうな・・・等と考えつつペースをよく考えて上げていきます。


樹林帯を抜けると秦野市街と相模湾が一望できるポイントに到着するのですが、東から雲の塊が・・・。

9:24 二ノ塔

ここから三ノ塔を目指すのですが、三ノ塔はヤビツ峠からのルートに加えて、今回のゴール地点である大倉バス停から直接登るルートもあるようですね。これなら周回ルートが組めるのでマイカーを使ったアクセスが可能になるのかな。

9:44 三ノ塔

この雲の引っかかり方から見て、経験的に山頂からの眺望が絶望的あることを悟る。

丹沢表尾根稜線

稜線の片側がガスで覆われてしまっています。コレはコレでダイナミックな絵にはなっているんですよね。

10:16 鳥尾山

ここから少しだけ鎖場が出てきます。

いつも通りの表尾根

歩いていて感じるのは丹沢は年齢層が非常に幅広いところですよね。
奥多摩や高尾の低年齢層向けのヤングな雰囲気や、逆に秩父の高い年齢層向けのシブい雰囲気と言った偏りがあまり無いような気がします。

11:55 新大日

ボチボチ山頂が近づいてきます。

樹林とガスに伸びてゆく木道の景色。

日がもう少し陰ってガスがしっかりかかると丹沢度数(?)が上がります。
自分の好きな雰囲気なので、ガスるならガスる。晴れるなら晴れるでメリハリがあると嬉しいんですけどね~。

12:30 塔ノ岳山頂

今回も残念ながら眺望は望めず・・・。
皆、何も見えない状態であるにも関わらず富士山の方面を見つつランチを取っているところが些かシュールであります。
これはアレですね。恐らく心の目で見るのでしょう。ラーメンを啜りながら半開きの目で少し頑張ってみましたが駄目っぽいので止めました。きっと煩悩が多すぎるせいでしょう。

とにかく人が多い。うーん。

自分も休憩&昼食で大休止した後に下山を開始します。

下っている最中にはこんな幻想的な風景も。丹沢度数(↑)

タイミングが良ければ野生のシカが現れてくれたりするんですよね。まさしくアンビエントの世界ってわけです。本日は日曜日であったため人が多くチャンスはなさそうですが…。

16:00 下山完了

無事下山完了。下山口にいるこの妙な蝋人形(通称・丹沢クリステルというらしい)が何故か2体に増えていました…。(前は1体だけだったと思うんだけど…気のせいかな?)
この後ほんの少しだけですが雨がパラつき始めたのでバス停に向けて歩いて行きます。

17:00 渋沢駅

そして今回も列車が来るまで一番搾りでクイッとやって締める事が出来たのでした。
やっぱりコレだね。うん。

・・・

塔ノ岳ハイキングは1日が非常に綺麗に使い切れるので大好きですね。人が多すぎるのは玉に瑕…といったところでしょうか。
自分は蛭ヶ岳から丹沢を経由して塔ノ岳に至る稜線が大好きなので、ユーシンロッジ辺りまでバスが延びてくれたらなぁ、と思うのですが、そうなればアクセスが良すぎてあの静かな稜線歩きも出来なくなっちゃうかもしれないですね。

ともあれ表尾根を歩く場合は、普通の休日祝日に遊びに行くには満足度の面から一考の余地ありと思われました。

今シーズンはこれで登り納めかなぁ。
11月くらいに紅葉登山してみたい気もするけどどうしようか…。

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