富士山を良い感じで眺めることの可能な数多くのスポットの中でも確実に5本の指に入るのではないかと思われる秀峰であります。
本栖湖BSを起点とした周回ルートです
登山口にはキャンプ場があるということなので、最近購入したテントを持参して一泊しつつのプランにしようかと考えていたのですが、どうやら前日に雪が降っていたり、次の日も天気が崩れそうということで日帰りにてプランを組んでみることにしました。ですが連休中の日帰り、ということは鉄道の朝始発は当然のこと、更にはバスの渋滞等も考慮して時間を確保してゆく必要が出てくるわけです。
新宿から大月まではあずさ号
やっぱりあずさ号は良いですねぇ。いつもならタイトな山梨方面の日帰りプランの難易度を一気に下げてくれますよ。
8:45 富士急行・富士山駅
富士山駅からはバスで登山口及びキャンプ場がある本栖湖BSまで移動します。
移動中、既にいつもの山行では絶対に望めないレベルの富士山眺望がポンポン目に入ってきます。やはりその圧倒的な存在感たるや日本のランドマークでありますな。
10:10 本栖湖BS
河口湖、精進湖、本栖湖と富士五湖のいくつかの湖とキャンプ場、及びかなりの引力を有するバーベキューの美味しいそうな匂いを振り払うように登山口にアクセス。
10:30 竜ヶ岳登山口
道はとても緩やか且つ物凄く良く整備されており、土のフカフカ感を感じつつ上まで上げてゆくことが出来ます。
10:55 見晴らしポイント
道中、本栖湖と南アルプスのセットを望める贅沢なポイントがあります。程よい負荷と涼しい風、天気と風景の良さ。普段の道と比べると本ルートのVIP感の大きさに否応なしに気付かされます。
登ってみると判るのですが、キャンプメインで遊びに来た人が数時間のアクティビティとして無理なく軽登山ハイキングが出来るようにデザインされています。
11:15 展望台(石仏の祠)
ここ以降は樹林帯を抜けてしまっているようで、常時360度ビューの爽快感のある道でして、過去に登った秋田駒ヶ岳にちょっと似ていると感じました。
パーフェクト富士山
写真では伝わりにくいかと思われますが、現物を見るとその存在感にちょっと圧倒されます。
写真フリークな方達も結構いるようでして、インターネット上で頻繁に目にする”ダイアモンド富士”なんかもここら辺から撮影されたりするらしいです。
熊笹の茂る良い感じの道を歩いてゆくと山頂が見えてきます。
11:55 竜ヶ岳山頂
山頂も大分開けており、今日のような天気の良い日は最高でありますな。
その後は軽めの昼食を取りつつ次のピークを目指します。
南アルプスと雨ヶ岳
ここから雨ヶ岳に続くルートの鞍部(端足峠)まで出るのですが、道が水分を多く含んだ粘土で形成されており非常に状態が悪く難儀しました。コケずに済んだのが幸いといったレベル。道をよく見るとまだ朝晩は霜が降りているようで、その水分が蒸発せずに残り続けているため、依然としてズブズブ状態のままとなっているようでした。
12:40 端足峠
四差路の端足峠。帰りはここから本栖湖方面に出ますが、まずは雨ヶ岳のピークを目指します。
端足峠から雨ヶ岳までの道は午前中のVIP感溢れるルートとは異なり、普通の登山道の様相に変わります。
13:45 雨ヶ岳山頂
こちらの山頂は先程の竜ヶ岳とは異なり、富士山方面のみ開けています。それでも十二分な景観を独り占めすることが出来ました。
但し椅子等の座れるオブジェクトがないので地面に埋まっていた三角点の上に腰を降ろしたのですが、どう頑張っても尻の片方が浮いてしまい些か具合が良くなかった点だけは残念(笑)
14:48 端足峠再び
景色が良かった分”あっという間”という感じではありますが、その分楽しめているということなのでしょう。
15:25 下山完了
最後は樹林の中を歩いてゆくのですが、若干ルートが不鮮明ではあるものの、木々にリボンがしっかり付けられているため慎重に進めば特に迷う心配はないでしょう。
あとは本栖湖BSまで所々に咲いている花を愛でつつ湖畔沿いを30分程散歩する感じです。
そうそう、道沿いにこの様な残置タグを多く見ました。どうやらトレイルランニングの大きな大会(ウルトラトレイル・マウントフジ)が1日~2日前に開催されていたらしいです。顛末としては降雪のために途中で中断(コース短縮)されてしまったらしいのですが、あのエネルギッシュさには勝てる気がしません…。
16:10 本栖湖BS
今回はルート上の眺望が秀逸だったことも有り、本当に富士山をこれでもか!という位堪能できる山行でした。
18:20 富士急行・河口湖駅
結論としては竜ヶ岳のみに限定してピストンするのであれば「登山経験の無い人を誘える無理のない良ハイキングコース」と言えるかと思います。
オススメです。
・・・
というわけで竜ヶ岳及び雨ヶ岳の周回登山記録でした。
やはり富士山たるもの逃げも隠れもせず、ただ其処に在るだけで圧倒的であるべきと思うわけです。前回、前々回とイマイチ感が残った富士山眺望も今回の登果で大きく満たせた感じです。
実はこの日、富士山には環水平アークを見ることが出来たということだったのですが、残念ながら気付けませんでした。でもまぁそれを補う程の立派な富士山を十分に堪能することが出来たので良しとしましょう。
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