最初は東北の栗駒山に足を伸ばそうかとも思いましたが、現地滞在時間を十分に確保しようとすると1泊2日工程にしたいところですし、且つ連休最終日に東京に向かうことからバスによる交通渋滞を避けようとすると自ずと新幹線が必須となります。
ということで、「関東近辺でコストを抑えつつ紅葉散策できるスポットがないか」の観点で探し、白羽の矢が立ったのが那須岳だったという訳です。
ロープウェイ山麓駅から歩いて2つのピークを踏むオーソドックスなルート
事前に紅葉シーズン且つ連休期間ということで人と車で溢れかえっているとの情報を掴んでいたため、現地駅である那須塩原駅のBSには早め(20分程度)に並ぶこととしました。
8:00 那須塩原駅からスタート
実際に乗り込むと予想通りのラッシュ状態。登山をメインとする客層は半分程度だったと思います。バス停の近くでチケット販売スタッフからフリーパス券を購入して乗り込みます。
那須塩原駅とロープウェイ駅の間で使えるフリーパス券
ちなみに現地についてからのプランとしては2つ用意していました。
- プランA:ロープウェイに乗車して登りはカット。茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3つ全てのピークを踏む登山中心のプラン。
- プランB:普通に歩いて登り、茶臼岳、朝日岳の2つのピークを踏む紅葉鑑賞中心のプラン。
プランAはバスが想定外に早く現地に到着し、且つロープウェイにもすぐに乗り込めるという条件を満たした場合のみに実行可能ななプラン。・・・だったのですが、実際には交通渋滞が発生しており、「毎年のことながら現地にバスが到着することが出来ません。」という残念な車内アナウンスがあったため、自分はその他大勢と共にロープウェイ駅まで歩くこととしました。
9:30 バスを途中下車(登山口前にて登りはすでに始まっていた!)
「那須岳」という名前は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の総称ということでコンプリート感があり「チャンスが有れば・・・」と思っていたのですが、甘くなかったですね(笑)
昨年日光の男体山に登った際も同じ様な状況が発生しましたが、栃木県の観光地は細くて長い2車線道路の奥に位置していることが多く、シーズンになるとあっという間に渋滞となり身動きが取れなくなってしまうようです・・・。
9:50 ロープウェイ山麓駅
結局20分程度ロスしてしまい、且つロープウェイも直ぐには乗れない程の行列が出来ていたので、今回はプランBで確定。三本槍岳はここで断念。
10:00 スタート
最初は15分程度ですが樹林帯を歩くことになります。その後は火山ということもあって眺望の良い道を歩くことが可能。
紅葉は・・・かなり色付いていることが分かります。青空や太陽光が十分ではなかったので絵面的には少し地味だったか。。。
しかしながら通常目にする黄色中心の紅葉ではなく、赤色中心の紅葉というのはちょっと新鮮。
10:40 峰の小屋
40分程度歩くと稜線にでます。左側が茶臼岳で、右側が朝日岳、及び三本槍岳。
まずは左側の茶臼岳方面に進みます。
火山地帯ということで遮る木々が無いのですが、ガスで眺望を望めないのはやはり残念。
11:00 茶臼岳山頂
麓から大体1時間程度でしたので、ボリューム的には筑波山と似てるかもしれません。
ここで少し早かったですがランチタイム。
その後はお鉢巡りをした後で一旦ロープウェイ山頂駅方面に下り、そこから牛ヶ首というポイントを目指しました。
12:40 牛ヶ首
牛ヶ首から見上げる茶臼岳は所々噴気孔から音を立ててガスが吹き出しており、大分大変そうな山に見えました。登るとあっという間なんですけどね。
今回の紅葉登山のハイライトもこの近辺だったかもしれないです。欲を言うとやはりもう少し太陽光と青空が欲しかった。
姥ヶ平方面の紅葉
その後は一旦峰の小屋まで戻ります。
御嶽山の事件を思い起こさせてくれる噴気孔の轟音
13:00 もう1座おかわり。峰の小屋から朝日岳方面に進む。
朝日岳方面に進むと急に山の面構えが良くなり、茶臼岳のハイキング感が控えめになります。・・・といっても特に鎖や這って進むようなポイントは皆無。
今回の登山において眺望の良かったポイントは山頂ではなく道中がメインでしたな。
13:50 朝日岳山頂
ここでも眺望が望めなかったので、残っていたカントリーマアムを食しつつ少しの間粘ってみました。しかし山頂付近はガスる一方で駄目っぽかったので下山に取り掛かります。
帰りに少しだけ見えた三本槍岳への稜線
今回は残念ながら三本槍岳方面には進めませんが、またいつか遊びに来るとしよう。次回も交通機関を利用するのであれば、朝日岳と三本槍岳の2本立てで登る感じが良いかなぁ。
15:25 下山完了
予定していたバスより1本早かったですがせっかくなので乗り込んでしまいます。
・・・
と言うわけで那須岳登山記録でした。
やはり紅葉の名所は人の数が段違いに多いです。それ故に登山口までに要する時間が予定をオーバーすることも珍しくないかと思いますので、次回以降は(例えばバスを使わず登り始められる山をターゲットにする等)この辺りを考慮してプランを組みたいと思うのでした。