が、今思うとおそらくAndroid OSを作成しているチームはこう思っていたに違いない。
”最早単一のOSをアップデートする際、数多に存在するAndroid端末の動作を均一に動作保証することなんか出来るはずがないから。トラブっても頑張ってね。自力で(笑)”
そもそもAndroidは(自分が普通に使っている限りでは)非常にカスタマイズが容易であり、情報収集スキルと根気があるならばiOSよりもずっと上の使い勝手を実現することが出来る素晴らしいOS。
ましてやGoogleが一枚噛んでいるOSである。アップデートであっても基本機能が使用不能になるような"根本的なNG"なんてものは有る筈がない。(と思いたかった)
だがしかし。
今回初めてAndroidの端末に対しメジャーバージョンアップしたのですが、非常に苦しい思いを強いられることになったのです。
簡単にまとめるならバージョンアップ自体は問題なく終わったのだが、唯一使用できなくなった機能があったんですね。その機能とは・・・
「データ通信サービス」
はい。スマートフォンで一番大事なトコロ。
要するに外出先でネットが出来ません、ということです。
無線LAN経由では問題なく使用できていたので気づくのが大幅に遅れてしまったのだが、そのせいで夜も更けたタイミングになってようやく気付いたのが痛かった…。
翌日が朝から客先に出向かなければならないという事情もあり、背に腹は代えられない思いで夜な夜なトラブルシュート(=情報収集)を開始すると、ひとつの事実にたどり着くことが出来ました。というのも、
「現時点でのAndroid7.0へのバージョンアップはまだ時期尚早♪」
マジか・・・。
そもそもAndroid7.0がリリースされたのは2016年の8月だと聞いていたんです。
経過している期間を考えるとちょっと意味が解らない感じなんですよね。
実に半年以上が経過しているのだから、人柱ならずとも多くの人がバージョンアップを行っており、万が一トラブルが発生したとしても、その解決策はネット上にいくらでも転がっているはずだろう・・・。普通そう思うじゃないですか。
そんなこんなで"iOS気分"で”やっちまった”、という訳です。
今回の一件は、端末のOSバージョンアップというものが素人が下手に手を出すと端末の文鎮化が確定する可能性の高い非常にリスキーな作業であることを否応なく思い出させてくれたました。端末ごとに発生する事象が異なるようですので、皆様も実施する際は多くの時間と根気、そして事前に多くの情報収集を行ってから実施することを強くおすすめします。(当たり前と言えばそれまでですが…)
・・・
折角なので、経緯だけはメモっておきます。
・端末:ZS570KL (SIM1:Y!mobile、SIM2:IIJmio)
・バージョン遷移:Android6.0.1→Android7.0
・事象:(特殊な操作をすることなくOSの通知に従い)バージョンアップ対応を実施。
その後、データ通信サービスのみが使用不可。
(通常、画面上部に表示されている"4G+"の表示が、"H"となっていた)
DSDS状態の場合、正常ならこのように表示される
(1) 端末上のバックアップ
(2) 端末の初期化&復元 (→解決せず)
(3) 念のためにもう一度端末の初期化&復元 (→解決せず)
(4) DSDSで使用していたSIMの内、SIM1を抜く
(5) 端末の初期化&復元 (→解決せず)
(6) APN設定を一旦全削除した後、使用するAPNだけを手入力
(7) SIM2を再度挿入
(8) 端末の初期化&復元 (→解決せず)
(9) 端末の再起動(→4G+での通信を確認)
(10) 端末をリストア
どうも7.0にバージョンアップした際、余計なゴミデータが残りっぱなしになってしまいトラブルが発生しているため、それを取り除くための条件(SIMカードの抜き差しやAPNの再設定)を整えてあげつつ端末リセットを行ってあげる必要がある・・・と言うことっぽいです。
・備考:ネット上の情報で散見される"ファクトリーリセット"は実施することなく復旧出来ています。
・参考サイト:下記の通り。
ASUS ZenFone 3 Wiki
MATTU2 SQUARE
・・・
それにしても自力でトラブルシュート出来ないユーザはホントどうするんですかね、これ。
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