2018年4月4日水曜日

奥高尾(陣馬山~景信山~高尾山)(難易度:★☆☆☆☆)

今年は登り初めの時期をいつにしようか…と考えておりました。

というのも、昨年は5月くらいに日光に登りに行った際、雪渓が意外なほどに多く大分難儀した記憶があって慎重になっていたのですが、随分と暖かく天気の良い日が続いていたので、花見のついでに思い切って歩いてみることにしました。

今回は東京都民の憩いの山である高尾山とそれに連なる計3山を歩いてみます。

7:45 高尾駅からスタートです。

高尾山口ではありません。高尾駅。いつもは乗り換えに使用している通過駅なので少し変な感じ。そしてそこからバスに揺られること40分。陣馬山の麓にあるバス停である陣馬高原下に向かいます。500円前後也。
やはり手軽に遊びにいける縦走路ということもあるのでしょう、人の数も結構多めです。

8:40 陣馬高原下BS

ここから登山口まで20分程度歩きます。基本的には下の写真にある分岐で看板に従った後は一本道で迷うことはありません。

派手さは無いですが、自然な感じのヤマザクラが良い感じ。

9:05 スタート

歩き始めて気付くのですが、意外なほどに普通の登山道でした。檻のような人造杉林と、木の根がゴワゴワのいつもの関東近辺の山道。高尾山エリアなんでもう少し観光地的な何かがあるのかなぁ、とか思ってたんですが肩透かしを食らった気分。

ボチボチ上げてゆきます

40分~50分程度登ると山頂が見えてきたのですが、公園感溢るる居心地の良いところでした。飲食店も複数あるようで、大人数でワイワイやると楽しそう。

山頂にそびえ立つ謎のモニュメント

馬…なんだろうか。頭部が卑猥に見えたのは心の汚れた大人になってしまったからなのだろうなぁ。

すこぶる視界が開けておりますので富士山や丹沢山塊などが一望出来ますね

少年「陣馬山ってどこー??」
親「おまえのいるところ」

…という親子のやり取りを聴きつつお茶を啜る。

人間、自分のいる所なんて本当は良く判らなかったりするものよね。幸か不幸なのかも謎のまま。
少し休憩した後は2つ目のピークである景信山を目指します。


縦走路は随分と小奇麗に整えられており、アップダウンも殆どないため抜群に歩きやすいです。どちらかと言うと森林浴、散歩に近いものがありました。ただその分走りやすいということでもあり、トレランの方たちも大分多く見かけました。

10:56 明王峠

花見散策…のつもりではあったのですが、やはり杉林メインの道ということもあり、花の数はおとなしめだったかな。

唯一の分岐だったと思う。高尾山方面はここを右に進みます。

12:00 景信山

これまた飲食設備の充実した山頂でした。ここでランチタイムにしつつ暫しの昼寝…zzz。


遠くまで見渡せるのですが、やはり地表付近は霞んで見えます。水蒸気と言うより、寧ろ飛散している花粉なのでは無いかと思われました。杉林の道を歩いていても花粉は然程気にならないのですが…。

12:50 相模湖を見つつ高尾山に向けて進みます

中央道の小仏トンネルの上を通り過ぎつつ、色々なものが目に飛び込んできます。

武甲山を下ったところにあった土津園にもこんな信楽焼の狸がいたような気がする…。

13:20 電波施設の傍に城山という休憩所有り

それにしても本当に食べ歩きをしながら進めちゃうんですな、この縦走路は(笑)

花を撮りつつ進みます。

春だねぇ。


そういえば奥高尾縦走路の階段は完成度が高いものが多かったような気がする。他の山だと土が横から流れ出してしまい、陸上ハードルの様な有様で歩き辛かったですからね。

14:15 高尾山

この山頂では自分のようなザック、ウェアや登山靴を履いている人はほんの一握りで、ジーンズにチェック柄のシャツみたいなのが大半。何故か山の上で登山スタイルの自分がこっ恥ずかしい思いをする羽目になったのですが、スーツ姿で来ている男性やシャネルのカバンをぶら下げた女性もいたり、上には上(斜め上?)が居るものだなぁ、と思うこと数分。

どことなく"居場所がないな~(笑)"と思えたので、そのまま下山することにしました。

6号路という道で40分~50分程歩くといつの間にかケーブルカーの駅に到着。

高尾山口駅

というわけで奥高尾縦走路でした。
・・・
実は5月に少しだけ高い山に登ることを計画しているため、少しでも身体を動かしておきたかったという裏事情もあったのですが、4月であっても気温が上がってくれれば全然登れるというのはちょっとした発見でした。
程よい運動にもなりましたので、普段登山に馴染みのない方にも気に入ってもらえる良いルートだと思います。

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