2019年11月29日金曜日

奥高尾(高尾山~景信山~高尾山)(難易度:★☆☆☆☆)

今年最後の山歩き

今シーズンは妙に週末の悪天候が目立って歩くチャンスが格段に少なかった上に、致命的な台風にも複数見舞われたことで、今年どころか来年の山歩きさえ怪しいルートがかなりの数発生するという残念な秋を迎えることとなってしまいました。

10月12日前後に直撃したあまりにガチすぎた台風19号

ですが少し前に登った蝶ヶ岳でも消化不良感が残っていたため、”もうどこでも良いから登らせてくれよ、頼むよ…”という思いに引きずられること数週間。
季節は秋から冬に向かっているため陽の出ている時間も限られているし、人の足があまり入っていない里山ルートは台風で消えてしまってしまっている可能性も非常に大きいためリスクが高い…。いろいろ検討はするのですが、兎にも角にも直近の情報が十分に得られ難いのです

こうなると低山であっても極力人の多い場所が良かろう…、ということで高尾方面に向かうこととなったのでした。

実はこの日、昨年以前に何度か歩いていた陣馬山から景信山を経由して高尾山まで縦走するルートを考えていたのですが、肝心のバス(高尾駅~登山口のある陣馬高原下BS)までは未だに台風19号の影響で(通常車両は通行可能ではあるものの)バス便が開通していないとの事でした。

6:30 早朝から高尾駅で途方に暮れる

せっかく早起きしてここまで来た、ということで当初プランにおいては終点として想定していた高尾山口から歩くことに急遽プラン変更。具体的には高尾山から景信山までのピストン。
(現地でのルート変更というのは自分の山登りにおけるポリシー上では基本的にはNGなんですけどね…)

6:45 お隣の高尾山口駅

台風19号が過ぎ去ってから数週間が経過したというのに何やら色々と書かれております。

うーむ、6号路はNGか

せっかくなのでまだ歩いたことのなかった稲荷山コースを歩いてみることにしました。

7:00 登山口はケーブルカー駅のすぐ横

稲荷山コースは6号路と並走するルートではあるものの変化が少ないため少々単調。しかしながら朝時間帯においてもそこそこの人出。流石は高尾山といった感じ。
個人的にはとにかくあの悲惨な台風後にトレッキングがまた再開できるという事だけで感謝の気持ち一杯で歩きました。

7:40 3~40分程度歩いたところの東屋

そこからまた黙々と歩いてゆくと…

8:05 高尾山山頂

高尾山って物凄い数の人でごった返している印象があったので、(朝時間帯とは言え)ここまで閑散としているのは正直意外でした。この立派な山頂標も撮り放題でありますな…。

2回目の朝ご飯を少し食べた後は景信山方面へまた歩きます。

9:30 城山

秋ということもあって紅葉も少しですが拝むことが出来ました。もう少し青空が見れれば最高なんですが。

9:20 小仏の信楽焼も台風を乗り越えて健在でした!

立ち止まると少々体が冷えてしまうので足の回転が止まらない感じでしたが、ふと空を見上げると…。

青空

良いよね、こういうの。蝶ヶ岳でも感じましたが、暗かった道を照らす陽の光には身体や精神を良い方向に引っ張ってゆくとても強い力を感じます。自分がトレッキングをする大きな目的の一つと言って良いかと思います。

10:05 景信山

ここでまた簡単な軽食を取りつつの昼寝。陽が暖かい…。zzz
その後は陣馬山まで歩きたかったですが、(行程的にはプラス4h程度で問題なく歩ける距離&時間ではあったものの、)日没時間帯にかかってしまうことから大人しく引き返すこととします。

6号路以外の台風の爪痕

過去に歩いた他のお山では藪の中にルートが隠れていたり、看板が地面に置かれていたりと整備が追い付いていないルートも相当数存在しておりました。高尾の様な超メジャールートはこの様に情報を見えるよう管理者側で配慮してくれてはいるので大安心なのですけどね。実際はどうなんだろうね。

11:45 再び高尾山山頂から富士山

秋冬ってこの様にスコーンと抜けるような青空で、夏にありがちな地表付近の蒸気がないため遠くの富士山も良い感じに拝めます。恐らくは(今年の前半に歩いた)竜ヶ岳界隈はかなり良い感じになっているのではなかろうか。

12:00 薬王院

そうそう、帰りは1号路の途中にある金毘羅台から高尾山口駅方面ではなく、高尾駅に向かうルートに入ってみました。

金毘羅台~高尾駅方面ルート

まぁ歩く時間としては15分から20分といったところなのですが、それまでの1号路の観光用舗装路とは表情をガラリと変えて関東の馴染みある山道に戻ったので個人的にはホッとするものがありました(笑)

12:45 下山完了

このルートを下りきると高尾山口駅と高尾駅の中間地点にある民家の裏側に出てきます。

13:15 高尾駅

高尾駅に到着してからはいつものようにベンチに腰を下ろしてキオスクにて購入した酎ハイを飲みながら暫し呆ける。今年の山行はここまでかな、と。

・・・
今年は登山自体の数はあまりこなせなかったのですが、年齢的に大殺界の1年だったにも関わらず怪我無く無事に歩き通せた事にまずは感謝。

また来年も楽しい山歩きが出来ますように…。

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