2018年6月23日土曜日

秀麗富嶽十二景・岩殿山(難易度:★☆☆☆☆)

ここのところ梅雨による雨天が続いていますが、先週は土曜日だけ運良く晴れ/曇の予報が出ていたことから山梨の方まで足を伸ばして来ました。

大月駅を起点としたミニ周回コース

事前に色々と気象情報を集めていると、標高1500m前後にガスがかかっているパターンかなぁと思われたため、あまり高さを欲張らず、且つ天候が翌日に向かって崩れてゆくことを考慮してサラリと登って降りられる、アクセスの良いターゲットとして岩殿山に登ってみました。

10:00 大月駅からスタート

登り始めてから下山完了までに4時間を要しないことがわかっていたため、今日は10時スタートという極めて遅めの出発です。

10:15 オランウータンの額を連想させる岩を見つつ登山口に到着

他に登られている方も数グループいましたが、岩殿山は登山スポットというより、”近場にある程良い運動のできるスポット”として近隣住民から親しまれているイメージの方がしっくり来る感じです。

10:45 ピッタリ30分で山頂に到着

山頂は椅子、テーブルも完備されており綺麗に整えられておりました。そう言えばここは過去に地形を利用したちょっとした城塞(岩殿山城)が建てられていたらしいですよ。
(個人的には昔イギリスで山の上へ上り詰めた先にあったディナスブラン城を思い出していました。)

ここからは大月市街を一望することが出来ますし、防衛拠点として好立地だったのかもしれないですね。

標高が低いこともあり、街と中央道の喧騒が届いちゃっています

秀麗富嶽十二景の一座ということで富士山も・・・と目を凝らすと・・・ん~。

見えそで見えないチラリズム♪

過去に扇山、百蔵山、本社ヶ丸、清八山等々登ってきましたが(時期が悪いということもあって)秀麗富嶽十二景が冠されていたにもかかわらず富士山を拝めた事がありませんでした。今回は少しだけでも見れたので良しとしましょう。

・・・
そして山頂道標の立てられていたところから更にちょっとだけ奥に進むことが出来ます。

10:50 真の山頂とのことで一応踏みに行きました(電波施設のみ)

さて、ここからが本番となります。

11:05 山頂に至る迄の分岐点から稚児落とし方面に向けて進む

鎖場がいくつか存在する岩稜地帯を通過する事となるため、メットとグローブを装備して進みます。(ちなみに鎖場を通過しない巻道も存在しているようであるため、状況に応じて選択して進むことが出来るようになっていました)

11:27 鎖&ロープ場1つ目

岩自体のグリップがかなりしっかりしているため難しくないです。

11:35 トラバースからの鎖&ロープ

足元が切れていることにビビらなければこちらも問題なし。
鎖場はこの2つでお終いで、後は普通の登山道です。

11:56 天神山

名前負けしている感の強い天神山山頂・・・ただの通過点ですね。うっかりしていると見落としてしまいます。

更に進むと稚児落としに到着。
どことなく中国の山をイメージしてしまう中々の岩っぷりで一見の価値アリ、と感じました。

12:10 稚児落とし


振り返ると岩殿山からの稜線が一望出来、歩いた時間の短さの割には立派な眺望が拝めます。但し足元が切れているのでウッカリ攻めすぎると超危険です。要注意。

ここで今回初めての休憩兼ランチタイム。


保温ボトルの性能が高いのでバーナーの出番がめっきり減ってしまっている最近の山行ランチ。どことなく味気ない感じなんで、もう少し…こう、楽しくて美味しい山メシは作れないものだろうか…。

しばらく景色を楽しみつつのんびりした後は下山。

12:55 下山完了


という訳で岩殿山ハイキング記録でした。3時間弱で終わってしまうショートコースだったのですが、裏を返すと陽の短い季節にも対応出来るコースである、とも言えるわけです。鎖場は程良いスリルが感じられますし、駅近であったり、レベルに応じてコース選択できるところも良い感じですね。せっかくなら富士山への眺望が期待できそうな春か秋に登ることをオススメします。

2018年6月10日日曜日

北関東・筑波山(難易度:★☆☆☆☆)

先日、キナバル登山時のパーティで一緒だったSTさん及びその他大勢と筑波山に登ってきました。
この山は色々と思うところがあり「本当に最後の最後に登ろうかなぁ」とか考えていたのですが、折角の機会だったのと、山自体が実は(最も標高の低い)百名山であるということを知り登ってみることにしたのでした。

筑波山神社を起点にした周回コースです

登山口にはいつものように電車とバスを使用するのですが、計画を立てる前は「常磐線で荒川駅か土浦駅あたりから…」と考えておりました。
(数十年前にセンター試験を筑波大にて受けた際、荒川沖駅を使用したことがあったため…)

ですが今回は新線(でもないか・・・)であるつくばエクスプレスを使用します。終点のつくば駅からは登山口への直通バスが出ておりアクセスが非常に良好。
筑波山登山者向けにおトクなきっぷも発売されています。丹沢方面の小田急にもこんなのありましたね。

7:40 つくば駅

筑波山は標高的に低山だったのでガチ登山装備で行くと高尾山のような居辛さを覚えたりするかもしれないなぁ…とか思っていたのですが、意外とそれっぽい格好をしている人が多くてホッとしました。

8:30 筑波山神社入口BS

実は昔筑波山には親に連れてきてもらったことがあった筈で、現地に到着したら何かしら思い出したりするんじゃないか、とか思ってたんですがダメですね。この大きな鳥居や神社を見ても何も思い出せません。やはり自分の力で現地に行かないとまるで記憶に残らないものなのですね。

神社で手を合わせた後は、まずは境内の右手から道を辿ってゆきます。

ここの鳥居を潜るとスタート

つつじヶ丘までの道は標高差が殆どないため、ちょっとした植物園の小道を辿るような感じで、人も少なく良い感じに歩けます。30分ちょっとではありますが、準備運動にはぴったりかもしれません。

8:53 途中の分岐点

同行する方たちとはつつじヶ丘登山口にて待ち合わせしているため、今回は直接女体山山頂には向かいません。

9:20 つつじヶ丘登山口

現地にて同行者さん達と合流した後は軽い自己紹介をしつつのスタート。
皆さんもかなりの手練のようでして軽快なペースで登ってゆくのですが、初対面なのにかなり打ち解けた感じでひたすら喋りながらの道中。趣味の話が合う方たちとのトレッキングはソロ登山とは一味違う楽しさです。

10:20 迎場コースからの合流地点

ここからは色々な奇岩スポットが連続します。

色々ありますな。

11:15 最後の岩場を歩いてゆくと女体山山頂

つくば市街地や男体山が望める360ビュー

基本的に独立峰、且つ天気が良かったこともあり非常に優れた展望でした。百名山なのも納得できちゃいますね。ただ、人があまりにも多かったため、写真撮影も程々にして次の男体山山頂を目指します。

11:48 御幸ヶ原

ここは麓からケーブルカーにてアクセス出来るポイントのようで、大分開けた場所でした。空にはグライダーやパラグライダーが無数に浮かんでおり、なんとも時間がゆっくり流れているかのような錯覚を覚えます。

そこから10分ほど歩くと…

12:05 男体山山頂

女体山と比較すると、標高が低いこと及び眺望がいまいちであること等、良いところをすべて持っていかれてる感が強いですね…。

その後は一旦御幸ヶ原まで戻り、ケーブルカー沿いに下山

この日は登山道の状態がなんとも言えない微妙な湿り具合となっており、階段が非常に滑り易くなっていました。なんでもない様に見える道なんですが気を抜かず丁寧に処理していきます。(このため…なのかどうかわかりませんが、救助用ヘリが近くホバリングしていたので怪我人も出てしまったようです。)

14:40 下山完了


筑波山神社に戻ってきましたが、なんとも立派且つ印象的な屋根です。

山頂を振り返りつつの一杯

・・・
週の中旬は雨ばかりだったのでどうなることかと思いましたが、当日はとても良い天気に恵まれ、存分に楽しむことができました。達成感というより「楽しんだ」感が強かったですが、こういう登山も良いものですね。

2018年5月25日金曜日

デザインフェスタ VOL.47

過去に遊びに行ったことのあるデザインフェスタに参加してきました。
何年かに1回くらいの頻度であれば遊びに行っても良いかな、みたいな暇つぶしイベント。

今回もいつものように東京ビックサイト。
入場料は1000円也。

そう言えばこの逆ピラミッドの上には行ったことがないのですが、何があるんでしょう?


当然なんですが人が多いです。自分は特に目当ての作り手さんが居ないので、人をかき分けて熱心に作品を観るという熱意があまりありません。ふらりと歩いて偶然目に入ったものが気に入った・・・というのが2,3点あれば十分満足出来るという(恐らくこのイベントでは)ライト層に位置していることから少し結構キツい感じ。


今回も光や独特の色彩感覚で魅せてきます。


その場で作品を作り上げてゆくパフォーマンスもあります。作品を描くパフォーマンス自体も表現のカタチなんだろうねぇ。


やばい感じのものから舞台をつかったダイナミックなダンスパフォーマンスなどの表現も。これは自分自身が作品、という感じだろうか。

・・・
自分の周りの人にデザインフェスタに行った旨を話題に出すと、ほぼ確実に「何が展示されているの?」と聴かれていまいち的を射た回答が出来ないんですが、どのように伝えればよいのだろう、と頭を抱えてしまいます。