Windows updateの不具合云々で完全にMicrosoftのみがNGだろうと思っていたのですが、どうやらそれだけが原因ではなく、SSDのメーカーCrucialのファームウェアに問題があったようです。
以下、事象、原因、対策です。
- 事象
・Windowsが突然フリーズし、強制的に再起動が実施されてしまう
・再起動時、エラー(0xC000000E)が発生してWindowsブートできなくなる
・ウォームリセットでも同じ症状が発生する
・電源の再投入だと正常に起動する
・起動後約30分が経過するとストップエラー(0xC000000E)が発生する
- 原因
SSD(Crucial製のm4シリーズ)に導入されているファームウェアのバグ。
総通電時間を示すS.M.A.R.Tの値 " Power-On Hours " (POH) が5184時間(およそ2年)を超えるとSSD自体を認識しなくなる。このためWindowsの起動ディスクを見失ってしまいストップエラーを引き起こす。(ネットで情報収集すると、この話題自体は数年前に出ていたらしい・・・)
- 対策
公式サイトから最新版のファームウェアをダウンロードし各人でアップデート。
一昔前はダウンロードしたファイル(ISOイメージ)をCD-Rに焼き、CDブートからアップデートを実施する必要があったみたいですが、自分が2014年8月現在実施したところ、Windowsのデスクトップ画面からダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけで再起動→新ファームウェアのアップデート→再起動→Windowsのブートまで全て自動で実行してくれました。(CD-Rは使用しませんでした)
穿った見方かもしれませんが、こんな自爆装置(故障タイマー)がSSDに仕込めてしまうということを目の当たりにすると、商品寿命がユーザの使用状況に関わらず、メーカー側の一存で決定できてしまうという事実に唖然とせずにはいられません。
過去のハードディスクにおいてはそんな致命的なバグはこれまで無かったように思うのですが。
後付けでアップデートできてしまうファームウェアは(PS3じゃないですけど)イマイチ感が拭えません。うーん。
これ、単純に“バグでした”で済むような問題ではないと個人的に思うのですが、如何なもんなんでしょうね。少し昔のSEAGATE製や日立製のハードディスク問題を鑑みるに、該当ファームウェアバージョンのロットが丸ごとNGになるということですので、リコール、下手すれば訴訟問題ものです。
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