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2020年3月8日日曜日

Dirt Rally2.0とSTEAMのホームストリーミング(リモートプレイ)

久しぶりにパソコンゲームについて少し書いてみようと思います。


自分はゲームジャンルの中でもレースゲームは(得意ではないのですが、)好きなジャンルでして、これまでもプレイステーションでCodeMasters社製のタイトルに幾つか手を出しておりました。中でもDirtシリーズは(個人的には)大昔よく遊んだSEGA Rallyシリーズの亡き後を埋め、グラフィックと挙動を大きく底上げしてくれた発展版的な位置づけであり、遊びこむほどに味を感じさせてくれる所謂“スルメゲー”と言って良いシリーズであります。

今回のDirt Rally2.0はプレイステーション版でVRが対応されないという事なので、PC版で遊んでみることにしました。
(現時点ではPCのVRを所有していませんが、いずれは解像度等のスペックが向上した良いものがリリースされそうなので...)

紅葉の万華鏡に抱かれつつ走り抜ける幻想的なNEW ENGLANDステージ

以前遊んだ前作のプレイステーション版(しかもVR)と今作のPC版を比較すると、やはりグラフィックレベルが大きく向上したのが印象的。更にはストレージをM.2 NVMeにアップグレードをしていたこともあり、ロード時間の大幅な短縮が実現出来て随分と快適な環境で遊べています。
(…正直、もうプレイステーション版には戻れません…)


本物のラリードライバーによるお手本!サイドブレーキの引き方がカッコいい!!

そしてここからが本題。私がゲームを遊ぶ環境は居間のテレビでして、そこにはオーディオ用のノート端末のみ仕込んでおり、それなりのスペックを有する母艦PCは別の部屋にあります。このためSTEAMのホームストリーミング(リモートプレイ)機能を使用しているのですが、このタイトルでは一つ困ったことが発生してしまいました。

それは、ステアリングコントローラー(ハンドルコントローラー)がホームストリーミング(リモートプレイ)では一筋縄では認識してくれない、ということです。
ステアリングコントローラーを母艦PCに接続した場合には問題なく認識してくれる上に、STEAM専用コントローラーは何のセットアップもせずに使用出来ていたのに何故…?と、色々調べて行くと、どうやら以下のツールを使用しなければらないことが判明。


このツールは遠くの別の機器に接続されているUSB機器を、手元にある端末へ接続されているかのように扱うことを可能にする、USBクラサバアプリケーションです。
試用版としては、一つのUSBデバイスのみ扱えますが、複数のUSBデバイスを扱いたい場合や、バックグラウンドでのサービスとして扱いたい場合は有償(50ドル弱)になるとのこと。なので今回は無償ですが、アイディア次第ではかなり便利に使えそうなのでライセンス欲しいかも…。

因みにこのツールの技術的な背景としては、IPやEthernetの通信フレーム内にUSBの制御信号をカプセル化しているとのことです。こういうの多いですよね。オーディオのDoPや、ネットワーク機器のL2TP/IPsecもこんな感じだったし、何でもアリなんだなー、と思っちゃいます。

で、今回やったことを整理すると以下の様な感じです。

居間には母艦PCを絶対に置きたくない…という決意の図

本来であれば上記の構成ですんなり行くだろう、と考えました。
が、上手く行きません…。更に色々と情報を漁った結果としては以下の通り。

母艦PCに何でも良いからUSBコントローラーを挿すと何故か上手く行く!

出たよ…。謎ノウハウ。でもまぁ(時間のある場合は)こういう試行錯誤もまた楽しいものです。
上手くいってくれたお陰でステアリングコントローラーで良い感じに遊べましたので結果オーライって事で。

完成図...

(STEAMはホームストリーミングのQ&Aにこの辺のノウハウをちゃんと書いておいて欲しいです。もしくは改修望む。)

(参考)
自分は居間のテレビで遊ぶためにブリッジPCを使っていますが、過去にSTEAM Linkという便利な専用機器が販売されていたらしいです。STEAM Linkでステアリングコントローラーを使って遊びたい場合はVirtualHere for STEAM Linkという有償アドオン(1400円程度)をSTEAMに追加すると行けるそうですよ。

・・・
でもアレですね。今後VRを追加した場合はどうなるんですかね。流石にホームストリーミングでVRは厳しいかな?

<オマケ>
こうやって遊ぶのだ!みたいな。

2017年9月6日水曜日

寝室オーディオ環境の構築について

自分にとってのオーディオの楽しみというのは、機器等に傾倒した音質向上による(一過性の)営みよりも寧ろ、いつ、どこで、どのように、何を聴くかによって得られる「タイミング」による満足度の方がより大きな影響を受けるものだったりします。

特に寝室において眠りにつくまでの十数分程度の時間は一日の中でも一番気持ちの落ち着く時間帯。なので実は音楽を楽しむには恰好のタイミングだったりするわけですね。

布団の中に持ち込んでいるスマートフォンやタブレット(いわゆる寝モバ)で聴くのもよいのですが、やはり贔屓目に見ても音が良くなかったりします。
(音量を相当絞りますので、これで十分という考え方も勿論アリだと思います)

今年は幸い改めて夏休みを取ることが出来、一定の時間を確保することが出来たため…
「寝室に放置されていた使われていないオーディオ機器でシステムを構築してみようではないか。あまりお金をかけずに!」
…と思い立ったわけです。

当初はAppleTV中心で組もうと思っていましたが…

寝室にて音を出すにあたり、寝落ちすること及び自動ON,自動OFFの実現を前提とし、無駄な電気代をかけないのシステムを組み上げるのが目標です。具体的には下記に示す連動プロセスの実現を目指すことになります。

■開始プロセス (操作者は曲を再生するだけ)
 手動操作(タブレットにてアプリケーションを操作)
 →連動して自動起動(音楽プレーヤー(DAP))
  →連動して自動起動(DAC、アンプ)

■終了プロセス (基本的に操作者はなにもしなくて良い)
 プレイリストの終了、または手動操作による停止
 →連動して自動シャットダウン(音楽プレーヤー(DAP))
  →連動して自動シャットダウン(DAC、アンプ)

家電に詳しい方が読まれていたらHDMI CEC」っぽいことをシステムで組みたいんだね、と気づいてくれるかもしれません。要するにここ数年で発売されているAV機器には広く浸透している機器連動機能(メーカー毎に"~リンク"等の名前で呼ばれているもの)なのですが、およそ二十年前の古いAVアンプにそんな便利機能は当然実装されている筈もなく。

ちなみに手元にある機器は以下になります。
  • タブレット(ASUS NEXUS7)
  • AppleTV(第2世代)
  • 電源連動TAP(サンワサプライ TAP-RE37MN)
  • USB連動TAP(サンワサプライ TAP-RE8UN)
  • AVアンプ(YAMAHA DSP-AX2400)
  • スピーカー(DENON SC-T555SA)
  • テレビ(東芝 REGZA)
…どれもかなりの古参ばかりですが、頑張ればなんとかなりそうな気がしませんか?!


というわけで試行錯誤してみました。

連動実験1
 タブレットにてアプリケーションを操作
 →AppleTVをスリープから自動起動
 →電源連動TAPにてAppleTVの使用電流量上昇を検知
 →AVアンプが自動起動
 →音が出る

 ★結果:失敗
  …原因はAppleTVの消費電力量があまりにも小さすぎて、電源連動TAPにて検知できませんでした。というか音楽再生や動画再生で2W~3Wってありえないでしょ!(汗)
もはやAppleTVがスリープモードを搭載している意味が判らない・・・。

次に、AppleTVの本体に存在していた謎のUSBポートにて連動を試みました。

連動実験2
 タブレットにてアプリケーションを操作
 →AppleTVをスリープから自動起動
 →USB連動TAPにてAppleTVのUSBポートにおける使用電流量上昇を検知
 →AVアンプが自動起動
 →音が出る

 ★結果:失敗
  …原因はAppleTVのUSBポートはホストではなくクライアント側であったため、USB連動TAPに検知させるための電流を流してくれませんでした…。昔、AppleTVをハックしてUSBポートに外付けディスクやキーボード等を接続していたギークがいたと記憶していたんですけどね。アレは何だったんだろう…。

これらの失敗から、要するに(手動でも自動でも良いから)連動TAPに検知させることが出来るだけの電力を使う機器が立ち上がらないと駄目という点に立ち返る必要がありましたので、今度は手元にあったREGZAの消費電力差を活用し、連動TAPを制御することにしました。

連動実験3
 タブレットにてアプリケーションを操作
 →AppleTVをスリープから自動起動
 REGZAを手動で起動
 →電源連動TAPにてREGZAの使用電流量上昇を検知
 →AVアンプが自動起動
 →音が出る

 ★結果:微妙
  …まぁ、目指していたシステムの30%程度が実現できた感じでしょうか。
   ですが、微妙な点が満載です。
   ・テレビを手動でONにするという面倒臭さ
   ・再生が終了してから30分もAVアンプが起動しっぱなし
    (AppleTVのスリープ(曲終了の15分後)をトリガーとした、REGZA側での連動スリープ(無信号状態の15分後)で合計30分)
   ・テレビ画面のバックライトが明るすぎて非常に煩わしい(寝室オーディオとしてはどうなのよ…と)

もうこれならAVアンプを手動で起動してからスリープタイマーでもかけておいたほうが、余程実用的ではないか?という本末転倒感がありましたので、こいつもボツです。

…もう少し発展させるとどうなるだろう。また色々考えます。
要するにテレビを手動でONにするのではなく、HDMIから映像信号を流したときに自動起動してくれる機器があれば良いわけだ。そのような機器と言えば・・・。
おお、PCモニターがあるではないか!

連動実験4
 タブレットにてアプリケーションを操作
 →AppleTVをスリープから自動起動
 →PCモニターが反応して点灯
 →電源連動TAPにてPCモニターの使用電流量上昇を検知
 →AVアンプが自動起動
 →音が出る

 ★結果:微妙
  …やはりこれから寝るためのリラックス状態を作り出すためにオーディオを利用しようとしているのに、目的を阻害するような煌々と照らしてくれるPCモニターは連動云々の前にナンセンスとしか言いようがないものでした。そもそも寝るときくらいはモニターの傍から離れたいってものです。なのでこれもボツ。

さて、ここまで来るとちょっと意地になってきます(笑)

最終的には連動TAPの制御をテレビやPCモニターではなく、(居間のメインオーディオシステムと同様に)MACminiの消費電力で行おうではないか、ということにしました。

2台目となるMACmini2011を購入

購入したセコハンのMACminiですが、本来はメモリが2GBしか搭載されていなかったはず。・・・だったのですが、送られてきたものには何故か8GBが搭載されていました。おそらく前オーナーによるものなのでしょう。これを考慮すると実質2万円台でMACが購入出来た計算になります。随分安くなったもんだね。
(これにより当初のコンセプトであった「お金をかけずに…」という趣旨から大分逸脱してしまいました…)

連動実験5
 タブレットにてアプリケーションを操作
 →MACminiをスリープから自動起動
 →電源連動TAPにてMACminiの使用電流量上昇を検知
 →AVアンプが自動起動
 →音が出る

 ★結果:成功
  …結果的には成功しました。但し一工夫する必要がありました。というもMACminiをスリープから復帰させる際、タブレットからネットワークを介したWake On Lanの機能を色々と試したのですが、そのままでは復帰後のプレーヤー(JRMC)が正常に起動してくれません。少し調べるとどうやらMACがスリープから解除された際には以下の2種があるとのことでした。

  • 一般的なWake : フル起動状態(キーボードやマウスを触った際のWake。画面(ディスプレイ)が点灯してくれる)
  • DarkWake : バックグラウンド起動状態(WakeOnLanによるWake。画面(ディスプレイ)は点灯してくれない)

どうやらJRMCではDarkWakeによるバックグラウンド起動状態では曲を流すことが出来ない模様。従ってWakeOnLanの為のマジックパケットをネットワークに流した際に一般的なWakeを実行できるよう設定変更をする必要がありました。

答えとしては、MACの起動設定を変更してあげることで、WakeOnLanでも一般的なWakeが可能になります。(どうやらOS(Lion)にて実装されたリモート起動向けの機能らしいです)
具体的には以下のファイルを編集する必要があります。

/Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plist

ただし、上記のファイルは普通にSUDOしても編集後に保存させてくれません。どうやらSystem Integrity Protecton (SIP)という機能により、重要なファイルの書き換えをガードしているようです。(OS(El Capitan)にて実装されたプロテクション機能らしい)
従って、一時的にSystem Integrity Protecton (SIP)を切る必要がありました。

手順をまとめると下記の通り。
  1. リカバリーモードで起動 → MACを「Commandキー + R」を押しながら再起動
  2. リカバリーモードでターミナルの起動 → 画面上部のメニュー「ユーティリティ」から「ターミナル」を選択
  3. SIPの解除コマンドを投入 → 「csrutil disable
  4. 通常モードで再起動
  5. MACの起動設定をviにて編集・保存 → 「sudo vi /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plist
    (※)編集内容は後述の通り。
  6. リカバリーモードで起動 → MACを「Commandキー + R」を押しながら再起動
  7. リカバリーモードでターミナルの起動 → 画面上部のメニュー「ユーティリティ」から「ターミナル」を選択
  8. SIPの解除コマンドを投入 → 「csrutil enable
  9. 通常モードで再起動

(※)「com.apple.Boot.plist」の編集内容(赤字部分を追記)

【編集前】
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Kernel Flags</key>
<string></string>
</dict>
</plist>

【編集後】
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>Kernel Flags</key>
<string>darkwake=0</string>
</dict>
</plist>

上記の設定を踏まえた、最終的な構成は以下になります。


こんな感じになりましたとさ。

・・・

さて、色々有りましたがこれでほぼ理想環境を実現出来ました。
実際に使用してみても各機器が小気味よく連動するので、寝室用のオーディオとしてはかなり使えそうなシステムに仕上がったように思います。

今回の構築における特筆すべき「核」となった点は、MACのスリープ状態~スリープ復帰による消費電力差が電源連動TAPでギリギリ拾えるものであったため、曲の終了、及び停止してから1分後には全機器の電源OFFが実現出来た点でしょう。

スリープ設定が1分刻みで設定可能(AppleTVは最短でも15分なのでこの点もアドバンテージ)

とは言え全く問題がないわけではありません。
例えばMACの仕様による挙動として1時間47分毎に実行されるメンテナンススクリプトによる勝手なスリープ解除などです。このメンテナンススクリプトはどうやら他のノードに対して自身の存在を知らしめるために実行されるものらしく、ネットワーク設定によるWakeOnLan機能を有効にすると、一瞬ではありますがDarkWakeが実行(=アンプと連動タップのリレースイッチがカチカチ煩い)されてしまうんですよね。

なお、MACのスリープは以下がよくまとまっていましたので同様のことに悩まれている方は参考にされるとよいかと思います。
http://d.hatena.ne.jp/zariganitosh/20110706/about_sleep

・・・

ちなみに冒頭で話したHDMI CEC機能をフル活用出来た場合の理想環境ですが、起動もシャットダウンもAppleTVのスリープ機能で全て制御できるため、以下のように実にシンプルになります。今回のようにテレビも連動TAPも不要ですが、第4世代以降のAppleTVと、HDMI CECに対応した比較的新しいAVアンプ(レシーバー)が必要になります。



理想環境
 タブレットにてアプリケーションを操作
 →AppleTV(第4世代以降)をスリープから自動起動
 →HDMI CEC連動によりAVアンプをスリープから自動起動
 →音が出る

お金が潤沢な方は是非試してみると良いと思います。

それにしても、システム家電って本当に面倒くさい楽しいですねぇ。

2017年4月10日月曜日

街作りゲーム「Cities: Skylines」とWindows10 Cretators Updateについて

パソコンゲームのお話です。

幾度かTwitterでつぶやいていることではありますが、街作りゲームこと「Cities: Skylines」がとても楽しいです。
寧ろ「楽しい」で済めばよいのですが、このゲームはオフライン専用ゲームであるにもかかわらず自制しながら遊ぶことを意識しないと1日2日程度であれば簡単に時間が溶けてしまうため油断なりません。
一言で言うと神ゲーのオーラを纏ったタイトルではあるのですが、反面、廃人要素をはらんでいることも否定できない。


ゲーム中にてやるべきこととしては街全体をデザインしつつの道路、鉄道、バス等の交通インフラ整備に加え、電気、水道の生活インフラ整備。

水道管敷設(取っ付き難そうですがとっても簡単)

更には街を発展させてゆくには欠かせない地価を上げるための公共サービスの整備、及び施策、条例の舵取り等。しかし無闇やたらにそれらに手を出すと、交通渋滞の発生と各種サービスの停滞、人口の減少、歳出の増大等々を招く要因になりかねません。

交通渋滞問題、電力不足問題、ごみ問題等、課題が山積します

逆に言うとそれらを押さえ込みつつ街を発展させて行けると、作り上げた街の壮観を堪能出来るというわけです。


街をある程度作ったら、そこに住まう人目線での景色も楽しめたりする。

設置した路線バスからの眺め

そんな「Cities: Skylines」はSTEAMプラットフォームで今ならなんと1000円以下!
是非遊んでみることをお勧めします!


[補足1]
このゲームを始めた当初は最新スペックのPCが必要だとばかり思っていました(と言うかPC1台組んだ)が、ほんの数日前にリリースされたWindows10 Cretators Updateにより、3Dゲームのフレームレートが大幅に改善されています。これにより一昔前のグラフィックカードでも十分遊べるようになっているようでして、かなり強烈なアップデートであったことは間違いないです。
具体的にはアップデート前では満足の行くパフォーマンスが得られなかったノートPCのグラフィックチップ「RADEON R9 M365X」において、体感的には5FPS~10FPSと思われたフレームレートが、実用十分な30FPS~60FPSの間あたりまで引き上げられているようでたいへん驚かされました。
Microsoftの説明では「ゲームを事項する際のハードウェアリソースをゲームに集中的に与えるようにしてみた」的なことを言っていましたが、このゲームを快適に遊ぶため、新PCに10万円強を支出した手前としては、そもそもOSの役割を考えた場合"どれだけリソース食っていたのですか"と突っ込みを入れたくなるんですよね…。

[補足2]
ようやくPS4版も発売されたようです!

2017年1月16日月曜日

ゲーミングPC構築

今週は仕事上で少し大きな事案が片付いたため、自分へのご褒美にとゲーム用にPCを一台組んでみました。
目的は最近熱中しているCities Skylinesを快適に遊ぶ為に他なりません。

新しいパーツと過去の流用品

といっても昔のように極端にパーツ同士の相性が出ることもなかったため、かなりスムーズに構築を完了することが出来ました。
構築手順自体は昔と何一つ変わっていませんからねぇ。なんだかとても懐かしい気分になっちゃいましたよ。ええ。

  
ケースにマザーボードを取り付け、CPU &ファン、メモリ、カード、各種ドライブ、電源、配線の順で進めます。

組み立て終わったあとはスイッチを入れてOSをインストールし、動作をチェックして完了です。

スペックは以下の通りです。
  • CPU : Core i5 6402P
  • メモリ : 16GB(8GB×2枚)
  • グラフィックカード : GeFoece GTX1060(6GB)
  • マザーボード : Z170X-GAMING 3(ATX)
  • 光学ドライブ : Pioneer BD-RW BDR-209M
  • 補助記憶 : SSD(Crucial 256GB),HDD
  • 電源 : 600W
  • ケース : XIGMATEK製 FrontLiner
  • OS : Windows10Pro
特に気に入ったのがマザーボード(Z170X-GAMING 3)です。

USBDAC用のUSBポート

なんとオーディオ向けの低ノイズUSBポートが2つも搭載されています。
これは非常に魅力的でした・・・、というのも、自分はデスクトップスピーカー用のUSBDACと、ヘッドフォンアンプ向けのUSBDACの2台を併用しており、これまでどちらもUSBの電源対策が取れておらず放置されていたためです。
実際にHA5000、W5000で音出ししましたが、(気持ちの面が大きいのかもしれませんが、)かなり印象が良いです。

他には自分にとっては目新しい規格(M.2やらSATA Express)が満載で、時代の流れを否応なしに感じさせてくれます。
メモリも(必要性をまるで感じませんが)64GBまで搭載出来ちゃうらしく、もうね、初めて買ったパソコンのメモリが64MBだったことを考えると1000倍ですよ。1000倍。ムーアの法則的なアレですね。


そして・・・

Cities Skylinesを起動

ゲーム設定上、グラフィックオプションを最高品質のオラオラモードで起動!
このゲームは市民が一人ひとり目的を持って動いていますが、感動するくらいにヌルッヌルのサックサクに動作してくれます!凄い・・・

3D演算の必要なゲームでは(当たり前ではありますが)グラフィックカードの有無で大きく楽しみ方が変化します。
これまでノートPCで我慢して遊んでましたが、改めて重要な要素なんだな・・・と。

勢いに乗って人口も6000人を突破して右肩上がり!

Cities SkylinesはSTEAMというパソコン上のゲームプラットフォームにて起動していますが、プレイステーション等とは異なり、グローバル視点で本当に評価されている質の高いゲームが多くリリースされています。
スペックが低くても遊べるゲームが有りますので、遊んだことのない方は是非触ってみてください・・・。


そして、昔使用していたMicroATXのマザーボードが入っている32bitシステムは置き場所や活用方法が特になかったのですが、引き取り手がうまいこと見つかったために友人に譲ることとしました。
(こういう場合、BTOや自作PCだとお店に売り払うことが難しい・・・、かと言って処分する場合はコストが発生しそうなんですよねぇ・・・。)

2016年2月14日日曜日

新ノート型パソコン(dynabook AZ87)購入メモ

現在使用しているデスクトップ型PC(ベアボーンキットをベースにBTOしてCore2Duo(E6420)を搭載したやつ)を購入したのは、2008年あたりだったと思う。なのでもう8年くらい使用し続けており、Windows10を導入した昨今では、アプリケーションの起動速度も体感的に「非常に」ストレスを感じる鈍足状態に陥っていました。


こいつもSSDとかを導入して延命を図ってみたんですが、CPU、メモリがボトルネックになって、もう色々とダメなんですよね。ネット、メールなんてタブレットやスマートフォンでチェックしたほうがはるかに効率的。これが事実。

GeForceのビデオカードもフルHDレベルになると(今日日スマートフォンで当たり前のように可能な)YouTube動画がまともに再生できない。

DRAMメモリも2GBまでしか積めないマザーボードに無理やり4GB載せて、3.25GBという謎容量(認識可能限界、ということらしい・・・)で稼働を続けているような有様。

そして、今日、なんとNICが壊れました。。。

流石に「十二分に使い切った」と考えて良い、と判断したため、次のマシンを検討することにしました・・・、のが実は1~2年前。


しかし、です。


そのまま似たような・・・異様に場所をとり、消費電力の大きいデスクトップ型PCを今の時代に購入する、という判断はどうなのよ、と。

デスクトップ型PCはそもそもパーツを入れ替えて機能毎にスペックアップを図れるところが最大の魅力。
だがしかし、購入してからパーツを何回入れ替えたんだろ?という話があったりします。

よく考えてみると、以下通り、僅か3回だったんですよね。
  1. DVDドライブ → Blu-rayドライブ ・・・ これはデスクトップ型PCじゃないと難しいので妥当
  2. メモリ(1GB×2 → 2GB×2) ・・・ 分かってはいたもののx86系ハードウェアにインストールした32ビットOSでは4GB全てを認識出来ず
  3. ハードディスクの交換 ・・・ 実は補助記憶媒体なんて内臓型である必然性はもうない
はっきり言って、スペックアップしたくなった時にはマザーボードの規格が古すぎて、無理にパーツを購入しようとすると逆にコストが嵩んだりするんですよね。

というのも、現在使用しているPCを購入した経緯として、ビデオ描画機能をスペックアップしようとしたが、AGPスロット対応のカードが絶滅寸前という状況に直面し、そのタイミングでパソコンを全て買い直す羽目に陥ったことがあった。

要するに、自分のPCの使い方(=スペックアップタイミングが規格の1サイクルのペース)ってのは、デスクトップ型PCである恩恵を受けるようなものではなかったということです。


そんなこんなで、今回は以下を検討しました。
  • MAC(MACbook,iMac,Macmini) ・・・ モノは確実に良いのですが、値段が高い。MACminiはメモリの交換が出来ないようになっており、ライナップからもデフォルトで16GBのメモリ搭載タイプが無く、カスタマイズすると相当コストが嵩みそう・・・。自分は既にオーディオ用にMacmini2011を導入しているので、どうしてもMACが使いたくなったらそっちでフォローしよう。
  • SurfacePRO ・・・ タブレットとしても据え置き型としても使えるのが素敵なんですが、タブレットとして使用する場合、Windowsって専用のアプリケーションが少なそう。かと言ってガチでデスクトップアプリケーションを使用すると色々とパフォーマンス面での不満が出そう。所有しているiPadと競合するのも×。コンパクト故にノートPC以上に貧弱な質感、且つ専用キーボードの使い難さもあり選択肢から除外。(後述のノート型PCの良さも有るんですけどね・・・)
  • ノート型PC ・・・ 結局これにしました。デスクトップ型PCではゴテゴテと後付けする必要のあるモニター、キーボード、Bluetooth、WEBカメラ、マイク、スピーカーが一体になっており、超省スペースなのは非常に魅力的。バッテリーも簡易UPSとして期待できますね。さらに無線LANも当たり前のように装備されているので、いざとなったら設置場所の移動も超簡単。部屋の掃除が・・・しやすそうです!これ重要!とても重要!
で、買ったのはコレ!



~ スペック ~
  • OS : Windows 10 Home 64 ビット
  • CPU : インテル Core i7-4720HQ プロセッサー
  • メモリ : 16GB(8GB×2)/16GB PC3L-12800(DDR3L-1600)対応 SDRAM、デュアルチャネル対応
  • ディスプレイ : 17.3型ワイド1,920×1,080ドット
  • グラフィック : AMD Radeon R9 M365X
  • SSD/HDD/ストレージ : 1TBハイブリッドドライブ
  • ドライブ : ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)
  • 無線LAN : IEEE802.11a/b/g/n/ac

2014年12月21日日曜日

MACminiのSSD増設&HDD換装

と、偉そうに書ければ良かったんですけどね。
結論から書きますと、自分の腕では太刀打ち出来ないと判断出来ましたので、ショップに依頼しました。

・・・

最新のMACmini(2014モデル)はメモリの換装すら出来ないようになっているようですが、保有している機器は2011モデルであるためメモリとディスクドライブのカスタマイズが可能です。

メモリ換装は裏フタを開ければアクセスが容易なことも有りメンテナンス難易度は超低なのですが、ハードディスクにおいては

メンテナンスの腕があることが絶対条件

過去に自分がメンテナンスしてきたWindowsマシンはいずれもデスクトップタイプであり、ケース内空間も随分と余裕のあるものでした。
要するにメンテナンス、機器増設においてはファミコンカセットを挿すが如く、不器用な人でも十分対応し得る、非常に、それは大変フレンドリーなものだったんですよ。

しかしこのMACmini。

同様のデスクトップタイプPCであるにもかかわらず、デザインを優先するが故に筐体自体が可能な限り小さなサイズとなっております。これに伴い内部のパーツも見た感じとして放熱・エアフローが不可能なのではないかと思える密度に至っています。
ある意味芸術品です。逆の言い方をするとメンテナンス性においてユーザビリティなんてこれっぽちも考慮されていません

・・・うーん。

どうやらそんなMACminiは内部に2.5インチのディスクを2台(Upper、Lower)設置するスペースが用意されているようです。


今回、自分のMACminiはLOWERにデフォルトのディスク500GBがインストールされておりましたので、UPPER側にSSDを増設し、LOWERのディスクを換装したいと思ったわけです。

たったそれだけを行う為に、自ら動作保証を蹴って、メンテナンス経験のないハードウェアに一発勝負(=ハードウェア構成を全て分解しなければならない)ということ自体、リスクが大きすぎます。

パーツとパーツをつなぐケーブルに至っては、フラットケーブル、または遊びのない長さ&特殊コネクタ仕様のオンパレードとなっており、オペレーションを敢行したところで1ミスで取り返しの付かないことになるのは火を見るより明らかでした。

これがなんと5000円前後もする増設キット(=フラットケーブル)。
ロジックボード側は1,2回抜き差しするだけで“ペリッ”と逝ってしまいそう・・・

・・・とまぁ、今回は上記の言い訳によりショップへの依頼と相成りました。我ながら懸命な判断だったと思いますよ。

そしてメンテ後の状態が以下です。

やはりプロは凄かった

金で解決という辺りがやはり悔しいのですが、背に腹は変えられません。

なぜならこのMACminiは自分のライフワークと化しているオーディオ用として使用しているからです。

2014年11月30日日曜日

パソコン修理

「実家のパソコンが故障した。なんとかせい。」

そんな話が先週持ち上がったため、今週末はその対応。
機種はShuttle製のベアボーンにCPUやらメモリやらを組み込んだオーソドックスな自作構成です。
故障の原因究明も自作ならではのパーツごとの切り分けが可能なのでそんなに時間はかからなさそう。

事象としては・・・

パソコンの電源スイッチをON

→ (ファンが一瞬回答するものの・・・)2,3秒後に強制的に電源OFF
   ※モニターには何も映らず

  → パソコンの電源が自動的にON

    → (以下ループ)

・・・というもの。何度やっても再現性があったため固定要因が存在してそうです。

まるでスイッチを押下後、一定電圧に達すると同時に強制シャットダウンされてしまっている・・・かのようです。ですので一番最初の推測としては電源ユニットの故障でした。

しかしながら過去に何度かパソコンのトラブルに見舞われた経験がありますが、電源が故障することなんてそうそう無かったことです。イマイチ腑に落ちない感じでしたが、ネットで情報収集するとポロポロと故障事例が散見されるんですよね・・・。

うーむ。

こういう場合は原因の切り分けとして余っているパーツに差し替えて改善するか否かを確認してゆくのが無駄な出費を抑える王道。しかしながら実家にそんなものが有る筈も無く。

とは言え新しくパソコンを買うのもバカバカしい。
バクチになかもしれない・・・と思いながらも、新たな電源パーツを取り寄せて早速交換してみました。

が。

事象が全く改善せず。

無駄になってしまった出費に凹みつつもマザーボードの故障なんだろうか・・・。とか考え始めたのですが、こうやって根拠なく資材を逐次追加してゆくというのは損害を大きくするだけのよくある失敗のパターン

今一度基本に立ち返り、構成を最小限にシュリンクしてから起動の可否を確認してみました。

(最初からそうしときなさいよ・・・とは言わないで)

まずはマザーボードに刺さっているメモリモジュールを抜いて、しばらく放置(放電)してから1枚だけ挿してみる。

パソコンパーツに触るのが本当に久し振り

すると・・・なんの問題もなかったかのように起動するじゃないですか。

うーん、こうなると考えられる可能性は2つ・・・。

  • 抜き取っている方のメモリモジュールの故障
  • パーツの悪性の帯電

その後モノは試しということで抜き取っていたメモリモジュールを再度取り付けてみると、、、これまた問題なく起動。

ということで、本事象の原因はパーツの帯電による誤作動でした。

今回は帯電ごときで事象再現性の確度がこれほど高くなる、ということ自体が驚き。

それにしてもデジタル製品で有るにも関わらず、アナログな原因で故障することが多いですよね・・・。

2014年8月24日日曜日

SSD(Crucial製)のファームウェアバグ

先週あたりから騒いでおりました、「Windowsパソコンがフリーズする!」、に関しての事の顛末としましては、結論から申しますとSSDのファームウェアのバグが原因でした。

Windows updateの不具合云々で完全にMicrosoftのみがNGだろうと思っていたのですが、どうやらそれだけが原因ではなく、SSDのメーカーCrucialのファームウェアに問題があったようです。

以下、事象、原因、対策です。


  • 事象

  ・Windowsが突然フリーズし、強制的に再起動が実施されてしまう
  ・再起動時、エラー(0xC000000E)が発生してWindowsブートできなくなる
  ・ウォームリセットでも同じ症状が発生する
  ・電源の再投入だと正常に起動する
  ・起動後約30分が経過するとストップエラー(0xC000000E)が発生する




  • 原因

SSD(Crucial製のm4シリーズ)に導入されているファームウェアのバグ。
総通電時間を示すS.M.A.R.Tの値 " Power-On Hours " (POH) が5184時間(およそ2年)を超えるとSSD自体を認識しなくなる。このためWindowsの起動ディスクを見失ってしまいストップエラーを引き起こす。(ネットで情報収集すると、この話題自体は数年前に出ていたらしい・・・)


  • 対策

公式サイトから最新版のファームウェアをダウンロードし各人でアップデート。
一昔前はダウンロードしたファイル(ISOイメージ)をCD-Rに焼き、CDブートからアップデートを実施する必要があったみたいですが、自分が2014年8月現在実施したところ、Windowsのデスクトップ画面からダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけで再起動→新ファームウェアのアップデート→再起動→Windowsのブートまで全て自動で実行してくれました。(CD-Rは使用しませんでした)

穿った見方かもしれませんが、こんな自爆装置(故障タイマー)がSSDに仕込めてしまうということを目の当たりにすると、商品寿命がユーザの使用状況に関わらず、メーカー側の一存で決定できてしまうという事実に唖然とせずにはいられません。

過去のハードディスクにおいてはそんな致命的なバグはこれまで無かったように思うのですが。
後付けでアップデートできてしまうファームウェアは(PS3じゃないですけど)イマイチ感が拭えません。うーん。

これ、単純に“バグでした”で済むような問題ではないと個人的に思うのですが、如何なもんなんでしょうね。少し昔のSEAGATE製や日立製のハードディスク問題を鑑みるに、該当ファームウェアバージョンのロットが丸ごとNGになるということですので、リコール、下手すれば訴訟問題ものです。

2014年5月18日日曜日

新イーサネットコンバータ WG1800HP


気の利いた宅内環境であれば壁コンセント部分にLANケーブルを接続するためのジャックなどが配備されてたりするものですが、自宅にはコレがないため仕方なく電源配線をネットワークに組み込むためのPLC(コンセントLAN)を使用していました。

しかしながらPLCというのは既に枯れた技術であるため、今の時代に有用なスピードが出せません。
具体的にはスピードとしては10Mbps。有線でありながら他の電化製品の使われ方によってスピードが不安定になるところも残念ポイント。完全にボトルネックになってしまっています。

そんな折に新たなWifi規格である11acがIEEEで確定したとのニュースが。

製品自体は規格がドラフト段階だった時期から少しずつリリースされているようで、従来規格の11nと比較すると10倍くらいの速度になっているらしい。

・・・ということで、この機会に自宅のネットワーク環境をテコ入れするため、NECのルータ兼イーサネットコンバータを購入してみました。




結論としては以下のように爆速になりました。1Gbpsをオーバーしています。




昔のiPhone4上でも実行速度が3倍程度に改善し、ほぼ限界値に達している模様。
なかなか良い感じ。


before


after


試しに居間の地デジを各部屋のTVに配信してみましたが、通常の視聴であればまぁ十分かな、という感じ。ちょっと嬉しくなったのでソフトもテコ入れしてみました。

  • スマートフォン、タブレット
  

・・・バージョン1.0.1を初代iPadやiPhone4のiOS5環境に入れてみましたが、これが非常に安定した動きで大当たりでした。


  • PC



こちらはCPUの負荷が100%に張り付いてしまう事象が・・・。期待外れ。
ありがちなUSBチューナーによるフレームスキップや動画の圧縮も無いように見受けられ、頑張ってる感は満載なんだけど。



・・・そしてこれまで使用していたルーターは実家と妹夫婦の家にプレゼント。
手元にはPLCが余っているのですがどうしようか。。。