2019年7月29日月曜日

丹沢・大山(take3)(難易度:★☆☆☆☆)

今年の梅雨は昨年と比較すると随分と日照時間が短いこと、且つ週末がぐずついた天候となってしまうことから、5月に奥日光に出向いて以来、出歩くことができなくなっていました。

今週末も本来であれば梅雨明けに併せて南アルプス界隈を歩こうと画策していたのですが、狙いすましたような台風の襲来を受けてしまいNGに。急いで東北方面、九州方面等のプランも作ろうとしたのですが、そもそも1日~2日後での飛行機バス及び宿等の予約が確保できる筈も無いわけです。

・・・という訳で丹沢・大山

もう何度も歩いているルートなので状況を見て問題なさそうなら塔ノ岳まで歩こうか…、と思いつつの出発。

7:30 大山ケーブル駅(コマ参道)

やはり月曜日ということもあり、登山客も疎らで閑散としています。


いつも通り男坂ルートで登る訳ですが、とにかく暑い!温度湿度共に体力をモリモリ削る危険なやつ、と言えば雰囲気だけでも伝わりますでしょうか。
とにかく流れ出る汗の量が尋常ではなかったため、短めの休憩を細かく取ることで熱中症をけん制します。自分的には否応なしに以前の谷川岳の苦い想い出が蘇りますね・・・。


体力及び足の筋力的には全く問題ないのですが、本日の天候は身体の温度調整部分を徹底的に突いてくるのです。個人的には涼しい3000メートル峰を登ってるほうが幾分楽なのではないかと思えた程。

8:30 阿夫利神社・下社

夏真っ盛りで南方からの湿った風。景色も台風一過直後とは言えモヤらない筈もなく。


色々な山を登っていて思うのですが、ルートが明快な登山道というのはそれはもう、とても有難いものです。これも道を整備してくれている管理者の努力の賜物なのですな。

そんなことを考えていると・・・

荷揚げトロッコに涼し気に新聞読みながら上がってゆく人影がw

その後もサウナ状態の登山道を上げてゆくとようやく山頂です。

10:05 大山山頂

景色はガスとモヤであまり望めず。満身創痍の状態での登頂に、思わず”真夏の低山怖い…”と呟く。

その後、昼食をとった後のプランを少し考える。
既に事前に作成していたスケジュールを少し遅れてしまっていること、水の消費が早かったこと、及び稜線上の雲行きがイマイチであったことから、一端ヤビツ峠に降りた後で判断ポイントを設けることにしました。状況が変わらないようであればそのまま下山、各種条件が総じて上向くようであれば塔ノ岳に向けてトレッキングを続行…みたいな感じです。

10:39 ヤビツ峠分岐

この分岐ですが大山に登る度に気になっていました。”ここから表尾根縦走に接続してロングルートを組むことが可能…”って思っちゃうんです。まぁこのルートも歩きやすくはあるのですが特に面白いポイントがある訳でもなく、1時間弱歩くとヤビツ峠のバス停の裏手に到着。

11:20 ヤビツ峠

この日は平日だったのですが、結構な数の人(自転車)が来ていました。ここまで自転車で登ってくる根性たるや並大抵ではありませんな。

その後は山を下ることにしたのですが・・・

次のバスまで4時間待ち・・・

ということで採り得る選択肢は2つ。
  • 道路沿いに歩いて下る
  • 大山に登り返して阿夫利神社方面経由で大山ケーブル駅に出る

まぁ登り返すことが可能であるなら塔ノ岳に向かうよね~、ということでボチボチ歩いて下る事としました。2時間弱歩くと蓑毛バス停があるのでそこから乗車し秦野駅まで出ることが可能だろう、という算段です。

途中、秦野市街を望める見晴台に立ち寄ってみました

八丈島での歩き、大菩薩嶺の塩山駅までの歩き等、もう2時間3時間程度の歩きは“普通”という感じなのですが、他の人を連れ歩く山行でこういう行程を採ろうものなら総スカンを食らいそうではありますね…。

13:50 蓑毛BS

その後はエアコンの効いたバスにて秦野駅に移動。

14:30 秦野駅

少し早めではありましたが、帰宅ラッシュに巻き込まれることなく帰ることが出来たのでした。

・・・
今回は翌日の仕事にも響かない程度のプラス方向での負荷、且つ久方ぶりの山行ということで足に火を入れる意味合いもありましたので、いずれも達成出来たということで良しとしましょうか。

2019年6月23日日曜日

遊べるハイエンドオーディオプレーヤー「JPlay Femto」


これまでメインの音出し環境では昔ながらのMACminiにAudirvanaというプレーヤーをインストールし、そこからタブレットでコントロールするというオーソドックスな構成で楽しんできました。筐体のデザインがAppleらしく秀逸で居間に置いても違和感が無くとても気に入ってたんですよね。

しかしながらAudirvanaを操作するために使用する「A+ Remote」というコントロールアプリがどうにも自分には合わなかったんです。


まぁ、ジャケット表示されたアルバムをタップし、中の曲を指定して再生…普通に使う分には至って問題はなかったのですが、アプリケーションを立ち上げた際に何も表示されず、自分が操作(検索条件の指定等)しない限りは画面上にジャケットが表示されないという点に対して至極面倒くさい印象を持ってしまったのですね。
操作上ではほんのひと手間であっても、それが毎回…となると少し考え込んでしまう。何故ならば自分が目指す環境とは逆方向のファクターだから。
(iTunesとのクロス再生(integratedモード再生)でAppleRemoteを…と少しだけ考えた時期もありましたが、不具合が放置されている状況には希望を抱けず)

とは言え十分に音が良いと感じて導入したこの環境、という背景もあり、それを暫く我慢して使い続けて早数年、ふと横を見て見ると全く別の思想で作られたプレーヤー(音に興じる兄貴達をほぼ例外なくご満悦そうな笑顔にさせるという魔法のようなソフトウェア)が着々とシェアを伸ばしてきておりました。


JPlay Femto:ポーランドのMarcin Ostapowicz氏が作成したWindowsアプリケーション

これ、高いんですよ。ほんと(泣)
プレーヤーの画面なんてこんなDOS窓みたいな奴ですし。一体何が良いのか最初は全く分からなかったんですけど。


それでもここまで大騒ぎされるくらいのソフトウェアです。理由はいたってシンプル。

「音が良い」

これだけです。

でも考えても見てください。簡単に納得できそうで、これ程納得できないこともそうそう無いなと。5秒考えれば判る筈です。こんな結論に収束するわけがない、と。
そもそも音なんて聴く人によって良し悪しなんてものは千差万別。人が良いと感じたものが別の人を感動させる保障なんて何処にも無いのです。更に言うと、個人がある時点で「良い」と感じた音を、別のタイミングで聴いた際に同様に「良い」と感じる保証すら無い訳です。

Ctrl+Cでクリップボードに音楽ファイルをコピーした状態でスペースキーを押して再生を始めた際の図

であるにも関わらずここまで騒がれるのだからきっと物凄いソフトウェアに違いないと。興味を持っちゃうんですね。ええ。そしてTrial版(フル機能で20日程度使用可能)に手を出してみたのですが。

・・・
結論から申し上げますとこれ、ガチで凄いソフトウェアでした。

良いです。本当に良いです。

曲の有するデジタルデータをDACに流し込んでいるだけなんだから、OSの制約等を払拭出来るようになれば後は出てくる音なんてどれも同じでしょ。”
...そう思っていた遥か昔を目を細めて見つめる。この様な状態になったのは恐らく自分だけではないんだろうな、と容易に想像できる音。プレイ中は終始無言になり、その後に「これは凄い…」と滴り落ちるようなコメントを引き出す音。

なお、自分のメイン環境は以下の通り2系統。
  • [Dynabook AZ87(Windows10)]-[DDC(RUDD14)]-[AVC-A1HD]-[OPTICON8]
  • [自作(Windows10)]-[DDC(RUDD14)]-[DAC1000]-[AT-HA5000]-[ATH-W5000]
いずれも直ぐに理解できるのは音像の鮮やかさ、及び低域の量感が物凄く上がった、という点です。具体的にはOPTICON8は単体で十二分に低域をカバーできる能力を持っているため、アンプ側でクロスオーバー周波数を低めに設定しウーファーをほぼ常時休眠状態にさせていた…のですが、曲によってはAudirvanaでは反応しなかったリレースイッチが入るようになってしまった点が挙げられるかと。いささか近所迷惑ではあるんですけどね...。

一方、W5000の方はそもそもの性格として低域を絞ったチューニングがなされていたのですが、JPlayによって大分運動量が増えてくれています。良い素材で組まれていて真面目系優等生(解像度の高さに妙にフォーカス)、運動が苦手ではあるものの、キャラクター性に万人向けの判り易さがなく、人から敬遠されるADHDの様な雰囲気を纏い、最後は理解されず捨てられるW5000(散々な言い様だ…)に痛く親近感を感じて愛用していたのだが(笑)、まぁ羽化する時期はあっても良いよね、みたいな感想を持ちました。

1曲目(オープニング曲)の地の底から響く龍声の様な低域は一聴の価値アリです。まさに”時代が動き出す”ような低域。

因みに過去に使ったことのあるプレーヤーと"音への満足度"で比較をするとこんな感じ。

JPlay Femto > Bughead > Audirvana > PlayPCM Win > JRMC > foobar > その他色々
  • 思想
人がソフトウェアを作るとき、そこには必ず目的が存在します。
目的があって、それを達成する手段としてソフトウェアを使う。音楽を聴きたいから音楽プレーヤーを使う。当たり前のことです。

でも、それがある一定の時間が経過した際はどうでしょう。
オーディオは趣味嗜好の極致。音を嗜む人間は一端のゴールにたどり着いた後も、欲求の揺らぎによって以下の様な衝動が大なり小なり生まれてくる訳です。

「ここをもっとこうしたらより良くなるのではないか。」

即ちユーザーによる「時間軸方向での”遊び”」への対応を思想の根底に持っているような気がする、そんな事を感じさせるソフトウェアなんですよ、これ。”目的や欲求の向き先がどんどん変化して行く人間を無視せずちゃんと理解して作っている”と言っても良いかも。遊びの範囲がソフトウェア単発で閉じてないんです。

例えば使い方一つとっても多くの活用方法があるのです。

  1. プレーヤー(白いDOS窓)を使ってシンプルに再生
     →シンプルさを音の良さに結び付ける人もいて、実は…
  2. 2台のPCにインストールし、役割(DMS、DMR)を分けて使用
     →DUAL再生モードです。機器を分けることで再生中の余計なプロセスや割り込みをカット出来る…という構成。ITのWEBシステムを構成する際も負荷分散の観点から(WEBサーバ,APサーバ,DBサーバ)等に分けますが、ちょっと似てるかもしれません。
  3. 他のプレーヤーのエンジンとして使用
     →使い勝手の良い別のプレーヤーの心臓部にJPlayを据える使い方。自分はコレ。JRMCに組み込んで使っています。
  4. DLNA機能を使用したプッシュ再生
     →巷にあふれるコントロールアプリから。タブレットやスマートフォンをDMCとして。
  5. 上記を組み合わせて使用
     →可能性の塊
  6. JPlay Femto Server機能を…云々
     →JPlay Femto Serverは内蔵されている機能の一つ。専用のサーバアプリケーションなので他社製品よりも有利なのだとか。

環境によっては、本当に多くのパラメータが存在します。
ソフトウェアのみならずハードウェアまでをスコープに加え、一つ一つの要素を手に取り、自身のそのタイミング、到達しているフェーズ毎に音や環境を他者のレビューや意見を交じ合わせつつ喧々諤々作り上げてゆく訳ですから、酔狂なオーディオマニアが熱を上げない訳がありません。


  • データ通信の頻度は接続機器性能と整合性が取れてるか?
  • ハードウェアはどのような構成?CPUは?メモリは?
  • 常駐しているソフトウェアは?プロセスの状態は?
  • 組み合わせるアプリケーションの設定は?
  • 使っているUSBポートは?
  • 外部に繋いでいる機器は何?
  • 電源は?
このアプリケーションを起点として遊びたくなるポイントが沢山有るんですよね。

現在は製品版で色々と試しているところなのですが、ミドルクラス以上の機器をインストールされている方にはとても遊べる仕様となっていると思います。(価格的に二の足を踏まれている方もいるかもしれませんが、)是非ともお勧めしたいです。

・・・
本当はこの他にもJPlay Femtoをきっかけとしてパソコン端末を大きく構成変更したことや、ライセンス問題に冷や汗をかいたこと、Dual構成にするかSingle構成にするかに随分長い間頭を抱えたこと、他にも書き切れない多くのエピソードがあったのですが、長くなるので一端ここまで。

機会があればまたちょっとずつ書きます。

2019年5月26日日曜日

奥日光・日光白根山(中ツ曽根)・撤退記(難易度:★★★★★)

幾つか山を登っていると相性の良くない一座、というものが出てきたりするものなのかもしれません。自分にとっては日光白根山がこれに該当すると言って良いかと思います。

日光白根山はその名の通り日光の奥地に聳える一座なのですが、東京の自宅から日帰りで無理にアクセスしようとするとコースタイムを0.9~0.8掛で組む必要があったり、遅れが発生すると山頂からのロープウェイに乗れなかったりします。
ですので麓の湯元温泉で一泊してから早朝に登り始めるのが良いのかな、と考えていました。しかしながら日光という(自分的には)日帰りエリアのイメージを有するこの地に一泊、というのが些か腑に落ちなかったんですよね。「なんとか日帰りプランに収まらないの?」と。

そんな折にテント装備を整えたこと、及び湯元温泉自体にテント泊が可能な箇所が存在することを知り、(1泊2日ではありますが)決行してみることにしたのでした。

日光白根山に日光側から登る。吉と出るか凶と出るか…

準備段階の情報収集では湯元温泉からは山頂に向けて2本の登山道が伸びており、その内の南側のルート(白根沢ルート)はかなり道が荒れているという情報を掴んでおりました。
なので北側のルート(中ツ曽根ルート)であれば(一般ルートであることに加え、そこまで致命的なポイントや情報も無さそうだし)問題なく歩けるだろう。こう判断しました。

14:45 東武日光駅 

今回は湯元温泉にてテント泊ということもあり、自宅からの出発時間はお昼前という超スロースタートです。
東武日光駅から湯元温泉までは路線バスが直通で走ってくれているためアクセスは大変良いです。

往復で3000~4000円とコストは少しお高め

以前男体山に登った際には中禅寺湖前の二荒山神社まで連れて行ってくれましたが、今回はその先の戦場ヶ原を超えた更に奥に位置しています。

16:30 湯元温泉ビジターセンター

現地に到着した後は取り敢えずビジターセンターが閉まってしまう前に幕営許可を得ます。前回の八丈島の一件もあったので抜かりはないです(笑)

湯ノ湖の傍。人が多くないため設営箇所の選択肢が豊富でした。夏はこうは行くまい。

テント設営も30分程度で完了し、飲みながらボンヤリしていました。こういう静かな場所でスマートフォンで鳴らす小音量のJAZZは最高です。ココロの輪郭線を撫でてくれるようです。

このキャンプ場は水場や炊事場がしっかり整えられており、コンビニや温泉も完備、且つ登山道も眼の前に有るため、とても良いスポットだと思います…、が、夜中に近くの施設からモーター音(?)が(一時間おき程度ですが)聞こえてくる点だけは惜しかったな。

翌朝。
日の出と共に4時過ぎに起床。
予報では曇だったのですが、晴れてくれています。ココ最近は天候の引きがとても良いです。

朝の時間帯にあまりゆっくりし過ぎては2日行程にした意味合いが薄れることもあり、朝食及び撤収作業の後は早速歩き始めます。

6:30 中ツ曽根ルートの登山口

登山口に設置されていたであろう登山届のポストが壊れて地面に落ちておりました。不吉だ・・・。
自分はネット経由で提出済みですが、現地に赴いてからの提出はおそらく不可と思われますので行かれる方はご注意を。

ルート表示

最初は樹林帯を歩くのですが、少々道が不鮮明でした。木々に記されたマーキングを目印にルートを辿っていきます。


序盤は急登ではありますが、雪も少なくオーソドックスな登りでした。但し!なんだかルートが随分見にくく感じました。殆ど手入れをされていない廃道寸前といった印象でして、木々のルート表示も疎らであったことからGPSを頻繁に確認しつつ注意深く進みます。あまり人が歩いてないんでしょうね。

7:45 湯場見平

このポイントまで来ると空が仰ぎ見れる感じになります。眼の前には目指す白根山の前衛峰である五色山の稜線が視界に入ってくるため、以降は気持ちよく歩けそうな予感…がしたのですが、実はここからが物凄く厳しかった。

ルート、見えますか?

ここまでキツイ藪漕ぎもなかなか無さそうと思うのですが如何でしょう。上の写真はその中でも最もルートを視認出来たポイント(頭の上を藪が覆わず写真を撮る余裕のあったポイント)です。

湯場見平から国境平のポイントの間は色々と問題のあるルートだったのですが、5月という季節も相まって以下の点が難易度を物凄く押し上げていたように思えます。
  • 背丈以上の藪が視界の大半をカット
  • 目に痛みを発生させる笹の胞子
  • 足元が殆ど見えない
  • 融雪の踏み抜き(1m程度ですが)ポイントが多発
  • 登り下りともに自分以外の登山者が皆無
アイゼンを装備してましたが大分難儀しました

例えば、ルート上と思われる長く続く雪を辿っていくと、実は横の(ルート外にしか見えない)茂みの中に道が続いていたという事に気が付かない、みたいな残念な状況がちょくちょく発生します。
勿論進むべき道を外してしまうと容赦ないトラバースの連続と、マズい感じの斜面を覆う幾つもの倒木を越えて復帰することが余儀なくされるため、かなり神経を使います。

9:30 撤退

以降の道の難易度が下がるという情報の国境平のポイントまではあと100m程度上げるだけでしたが、やはり雪や藪でルートが十分に視認出来ないことから、ここで撤退する事としました。体力的、及び時間的にもスタートが早かったことから全く問題がなかったのですが、この先のルート上における積雪が深くなってしまう可能性や、藪に隠れた斜面への滑落も十分に想定出来てしまった事への"だからこそ"の判断です。

10:10 湯場見平

その後は問題なく下げれたのですが、やはり自分にとっては楽しさをスポイルするルートであったことだけは確かです。天気が最高なだけに勿体無い感は少し有るのですが、これこそがサンクコストと言えるものでありましょう。

10:53 下山完了

その後は湯ノ湖まで歩きつつの一人反省会。
スケジュールの組み方、十分な装備、体力面等、良い点もあったのですが、やはり…
  • ルートに関する情報の少なさに疑問を持てなかった
  • 決して知名度の低い山ではないので男体山と同程度という思い込みによる難易度やシーズンの見誤り
  • 日光側から登るという点への無意味な執着
この辺でしょうか。
まぁこんな感じで鬱々と歩いていたのですが、ふと目を前にやると・・・

遅い春。癒しの花。

天国のような陽気だった湯ノ湖

この様に見える事もまた、一山登ったあとのご褒美なのでありましょう。


・・・
という訳で日光白根山の撤退記でした。
結果だけ見ると残念の様ですが、GPSを持っていない状態であれば前後不覚になること必至だった状況を鑑みるに、(反省点は多いものの)ナイス撤退判断だったと感じています。これも積み重ねの賜物だとも思います。

それにしても!
この一座は本当にどうしましょう。実は今回は2度めのチャレンジだったんですよ(笑)
自分はマイカーを保有していないので、今度来るときはタクシーで菅沼ルートか、丸沼高原スキー場からロープウェイ往復かなぁ?うーむ・・・。なんかコレジャナイ感が。