そんな話が先週持ち上がったため、今週末はその対応。
機種はShuttle製のベアボーンにCPUやらメモリやらを組み込んだオーソドックスな自作構成です。
故障の原因究明も自作ならではのパーツごとの切り分けが可能なのでそんなに時間はかからなさそう。
事象としては・・・
パソコンの電源スイッチをON
→ (ファンが一瞬回答するものの・・・)2,3秒後に強制的に電源OFF
※モニターには何も映らず
→ パソコンの電源が自動的にON
→ (以下ループ)
・・・というもの。何度やっても再現性があったため固定要因が存在してそうです。
まるでスイッチを押下後、一定電圧に達すると同時に強制シャットダウンされてしまっている・・・かのようです。ですので一番最初の推測としては電源ユニットの故障でした。
しかしながら過去に何度かパソコンのトラブルに見舞われた経験がありますが、電源が故障することなんてそうそう無かったことです。イマイチ腑に落ちない感じでしたが、ネットで情報収集するとポロポロと故障事例が散見されるんですよね・・・。
うーむ。
こういう場合は原因の切り分けとして余っているパーツに差し替えて改善するか否かを確認してゆくのが無駄な出費を抑える王道。しかしながら実家にそんなものが有る筈も無く。
とは言え新しくパソコンを買うのもバカバカしい。
バクチになかもしれない・・・と思いながらも、新たな電源パーツを取り寄せて早速交換してみました。
が。
事象が全く改善せず。
無駄になってしまった出費に凹みつつもマザーボードの故障なんだろうか・・・。とか考え始めたのですが、こうやって根拠なく資材を逐次追加してゆくというのは損害を大きくするだけのよくある失敗のパターン。
今一度基本に立ち返り、構成を最小限にシュリンクしてから起動の可否を確認してみました。
(最初からそうしときなさいよ・・・とは言わないで)
まずはマザーボードに刺さっているメモリモジュールを抜いて、しばらく放置(放電)してから1枚だけ挿してみる。
パソコンパーツに触るのが本当に久し振り
すると・・・なんの問題もなかったかのように起動するじゃないですか。
うーん、こうなると考えられる可能性は2つ・・・。
- 抜き取っている方のメモリモジュールの故障
- パーツの悪性の帯電
その後モノは試しということで抜き取っていたメモリモジュールを再度取り付けてみると、、、これまた問題なく起動。
ということで、本事象の原因はパーツの帯電による誤作動でした。
今回は帯電ごときで事象再現性の確度がこれほど高くなる、ということ自体が驚き。
それにしてもデジタル製品で有るにも関わらず、アナログな原因で故障することが多いですよね・・・。