最初にデザイン作成。
鉛筆にて紙面上に濃く描き込みます。
最初は篆字などの書体に挑戦してみようと思いましたが、意外に線が細く難易度が高そうであることと、ぱっと見何を書いているのか判別しにくそうなので、オーソドックスではありますがゴシックっぽい字体にデザインしてみました。
こちらのほうが後々彫りの作業量が少なくて済むでしょうし。
こんなもんですかね。 個人情報もへったくれもないですね。
それと印鑑には“陽刻”と“陰刻”という2種類のタイプが有るらしいですね。
“陰刻”の方が響き的に中2ゴコロをくすぐる上に作業量が少なさそうなんですが、なんとなく手抜き感が漂うため、今回は陽刻でGO。
次に石への転写。
方法は色いろあるようですが、自分は先程の紙の背面から鉛筆の先を擦りつけて転写をした後、改めてマーカーで清書をしました。
転写完了
篆刻刀で掘り続けること3時間程度。
昔、中学時代の美術の時間に同様のものを作成していたことについて思い出しました。しかしこれ程までに肩がこる作業ではなかったと記憶していたのですが・・・。
石を削ると出てくる大量の粉でデザイン面が隠れてしまい、これを拭おうとすると彫った部分に粉が入り込むため結構な手間がかかります。
正直なところゴム版画辺りで手を打っておけばよかったと少し後悔。
押印
完成でありますよ。はい。
若干元のデザインが実現出来ていない部分も有るのですが、大体想定通りに出来たかと。
モノとしては大したこと無いのでしょうが頑張ると愛着も湧くってものです。
制作費用は以下の通り。
- 篆刻刀 ・・・ 400円
- 石 ・・・ 200円
- 作業 ・・・ プライスレス (肩こり、腰痛)
この印は来年用の年賀状に使いたいと思います。