先日になりますが、今年の登り収めとして兄上と共に丹沢の大山に紅葉を見に行ってきました。
11月の中旬あたりだったためにピークの少し前ではありましたが、天気にも恵まれ楽しむことが出来ました。
去年と同様、新宿から小田急線で伊勢原駅にアクセスし、そこからバスで登山口に向かいます。
陽が短い時期、且つ紅葉が楽しめて低山ともなると、必然的に訪れる人の数は膨らんでしまうようです。
ただ、人の数が多くてもコース中にボトルネックとなるような箇所(鎖とか急坂等)が無いことがわかっていたため、長い時間足止めされてしまうようなことは全くありませんでした。
前回と同様、男坂方面の階段上りからスタート
すると、山頂までの中間地点である阿夫利神社の下社にあっさりと到着(40分程度?)。
去年はもう少し時間を要したと思ったんですが・・・(真夏の炎天下で登ったからだろうか)
なんだか体が十分に温まる前に中間地点に到着してしまった感があります。
春から夏にかけての登山とは違い、この時期は空気が澄んでいます
紅葉はピークではなかったものの、大分色付いていました
青、白、赤、緑と艶やかな色彩が大変綺麗。
その後も山頂に向けて粛々と進む
山頂にほど近いポイントでは、ヤビツ峠から登ってくる人、及びケーブルカーで登ってくる人も合流するため、物凄い人の数となります。少々渋滞の様相を呈しておりました。うーん。
到着!それにしても良い天気だ・・・
多くの人を受け入れるキャパシティが備わっている点、流石観光地ですねぇ
適当に座れる場所を見つけ、遠い目をしながらカレーを啜る。
昼休憩を取った後、見晴らし台経由で下山。
見晴らし台から先程の山頂を振り返る
昨年は11月の頭に雲取山に登り、陽の短さよるナイトハイクで難儀しましたが、下山時刻を早めに計画することで、この時期でも十分ハイキングが可能であることを知れたのは有意義でした。
また、いつか遊びに行きます。
2016年12月3日土曜日
2016年11月12日土曜日
ダリ展及び二紀展
少し前になりますが、乃木坂にある国立新美術館にてダリ展を見てきました。
自分が訪れたタイミングはお昼過ぎだったのですが、若干人の数が多く、作品を十分に見れない感が有りました。
しかしながら意表を突くような独創的な作品が多く、飽きずに楽しめましたね。
内容はダリの初期から晩年までの代表的な作品が順を追って紹介…というオーソドックスなもの。
個人的には初期の絵は正直大したインパクトもないのですが、中期以降の絵は流石に見応えがありました。
そういえば一番有名で観たいと思っていた作品「記憶の固執」は展示されておりませんでしたね・・・。この点は残念だったかな。
因みに先日DALI(Danish Audiophile Loudspeaker Industriesの略)社製のオーディオ用スピーカーを購入しましたが、このサルバドール・ダリとはもちろん無関係。
そして同時開催されていた二紀展も一緒に観てきました。
700円程度で入場できるのですが、とてつもない数の見応えタップリ過ぎる作品(絵画、彫刻)が観れます。
誰が訪れても、数ある作品の中から最低数作品ほどはお気に入りが見つかる筈。
人の数が少ないこともあり、発掘感を十分に楽しめるので、個人的にはダリ展よりもお勧めな感じでした。
(この記事を書いてるタイミングではもう終了してますが・・・)
今回は日頃お世話になっている母上への感謝の意を込めて、という趣旨だったのですが、途中で体調を崩してしまいました。敢え無く帰宅の憂き目にあうことに相成りまして。
母上殿。すまぬ。
もう少し・・・、休日くらい何も気にせず楽しめるように仕事を出来ればいいのになぁ、無理なのかなぁ・・・、などとツラツラ思う事あり。
自分が訪れたタイミングはお昼過ぎだったのですが、若干人の数が多く、作品を十分に見れない感が有りました。
しかしながら意表を突くような独創的な作品が多く、飽きずに楽しめましたね。
内容はダリの初期から晩年までの代表的な作品が順を追って紹介…というオーソドックスなもの。
個人的には初期の絵は正直大したインパクトもないのですが、中期以降の絵は流石に見応えがありました。
そういえば一番有名で観たいと思っていた作品「記憶の固執」は展示されておりませんでしたね・・・。この点は残念だったかな。
因みに先日DALI(Danish Audiophile Loudspeaker Industriesの略)社製のオーディオ用スピーカーを購入しましたが、このサルバドール・ダリとはもちろん無関係。
そして同時開催されていた二紀展も一緒に観てきました。
700円程度で入場できるのですが、とてつもない数の見応えタップリ過ぎる作品(絵画、彫刻)が観れます。
誰が訪れても、数ある作品の中から最低数作品ほどはお気に入りが見つかる筈。
人の数が少ないこともあり、発掘感を十分に楽しめるので、個人的にはダリ展よりもお勧めな感じでした。
(この記事を書いてるタイミングではもう終了してますが・・・)
今回は日頃お世話になっている母上への感謝の意を込めて、という趣旨だったのですが、途中で体調を崩してしまいました。敢え無く帰宅の憂き目にあうことに相成りまして。
母上殿。すまぬ。
もう少し・・・、休日くらい何も気にせず楽しめるように仕事を出来ればいいのになぁ、無理なのかなぁ・・・、などとツラツラ思う事あり。
2016年10月9日日曜日
奥武蔵・棒ノ嶺~奥多摩・高水三山(take2)(難易度:★★☆☆☆)
このところ週末になると秋雨前線の影響で雨ばかりです。
このため前回の八ヶ岳登山以降、ろくに登れない状態が続いていました。
ところが先週の日曜日は起床して外を眺めると随分と晴れ渡っていたため、これは出歩かねばなるまい・・・ということで急遽山行を決行したのであります。
(今更、というか当たり前のことではありますが、こういうのはあまりよくない)
奥武蔵~奥多摩のオーソドックスな縦走コース
サクッと登れて降りれるコースが良いだろう、という事で昨年一度登っていた棒ノ嶺~岩茸石山のコースを歩いてみることにしました。
いつものように池袋から西武線に乗り飯能駅にアクセスし、そこからバスに乗ります。
遅い時間でしたが、自分以外にも数人のハイキング登山客がいました。
12:07 さわらびの湯
流石に12時から登り始めるのは遅すぎかもしれませんが、陽の出方、天気を見つつ慎重に進むことにしましょう。
12:16 有間ダム
今年は春から夏にかけて渇水気味という話題があったかと思いますが、その後の台風や秋雨前線のおかげで随分水位が回復していたようです。
12:26 橋を渡った先に登山口
ボチボチ登り始めたものの、やはり紅葉はまだまだ先の様だ
前日が雨だったため、若干岩が湿っていました。
この後は沢になりますが、岩場も多く足場に気を付けねばなりません。
12:50 白谷沢登り
若干水量が増えていましたが、登りには然程問題ありません。
13:04 沢登りの核心部・・・と上からのショット
何度来ても綺麗で素晴らしいポイントだな・・・と思います。
鎖を使わなくても登れる感じですが、今回の様に岩が湿っている場合は少し慎重に進みます。
下りにこのルートを使う場合は注意すべきポイントですね。
13:25 沢登りルート終盤
こんな感じの階段が出てくると沢登りも終盤です・・・が、階段が雨で崩落しかかってました。
こういうのを見ると山道整備って本当に大変そうだよなぁ・・・と思います。
この後いったん車の通れる林道、及び休憩ポイント(ベンチ有り)に出てから、山頂までのラウンド2が始まります。
13:37 岩茸石 (岩茸石山からは随分離れた位置にあるが、何か関係があるのだろうか?)
ここではお爺さん団体が果敢に岩の上に登り写真を撮りまくっていましたね。
数人で訪れると楽しそうかも・・・。
14:03 ゴンジリ峠
奥多摩方面、飯能方面、山頂方面の三叉路。
ここまでくると山頂まであと一息。
そして・・・
14:18 棒ノ嶺
この山頂はそれまで覆われていた鬱蒼とした林から一気に解放されるので、到着した瞬間がとても気持ち良いです。
加えてベンチも豊富にあり、休憩スペースもかなり広いので癒されます。
テレビCMの様にエクストリームな状況ではありませんがカレーメシでランチタイム
お湯を注いで5分で食せる・・・ということでしたが、本当にカレーメシになってて驚きました。
しかもどちらかというと美味しい部類に足を踏み入れているように感じましたので、これは使えます!値段も手軽さも段違いなので結構凄いと思いますよ、コレ。
15:00 棒ノ嶺山頂から出発
その後のルートの取り方を少し悩みました。
そのままピストンでさわらびの湯まで戻っても良かったのですが、天気が持ちこたえてくれそうだったので、予定通り奥多摩に向けて進路をとることに。
最後はナイトハイクになりますが、2,3度通ったルートであること、時間的には下山完了まで2,3時間程度、及び分岐もほぼ無いということで、まぁ問題はないでしょう。
15:18 黒山山頂
奥多摩までの縦走路途中にひっそりとたたずむ黒山。
標識が無ければ絶対に気付けない・・・。
15:46 大丹波集落を見渡せるポイント
ここが山頂間の中間ポイント。
サクサク進める道ではあるものの、小ピークをいくつも超えるので疲労が蓄積され、時間もどんどん消化してゆくため侮れません。
16:43 岩茸石山山頂
この時間になると流石に人がいません。
少し休憩した後は高水山方面に進路を取ります。
今回は日没までの時間があまり残されていなかったので、山頂には何もない高水山山頂を通過せず巻き道ルートで直接常福院にアクセスします。
17:17 常福院
写真では陽がまだ出ているように見えますが、林の中は漆黒の世界に変化していますので、ヘッデンを付けて下山を開始。
ナイトハイクは雲取山の鴨沢ルート、丹沢の大倉尾根等で何度か経験済みですが、やはり一人で進むにはあまり気持ちの良いものではありませんね・・・。
17:54 下山完了
本当に陽が短い季節になりました・・・。今年も残すところ後ちょっとですね。
18:25 JR軍畑駅到着
電車内にはもう人がいないのかな・・・と思ったら椅子が全て埋まるくらいにハイカーがぎっちり。
それにしても奥多摩方面ってどうして客層の年齢が10代~20代が多いんだろう?
奥武蔵や奥秩父と比較すると20歳くらい年齢層が低いように感じる。
やはり電車一本でアクセスできる手軽さがポイントなのかもしれない。
・・・
というわけで棒ノ嶺~高水三山の縦走でした。
やはりこのルート、危険度はあまりないとはいえ、出発時のさわらびの湯は9時あたりには出発して時間的には余裕をもって進めるとベストですね。
これから秋が深まりますが、ダム湖、沢登り、紅葉、眺望の良い山頂と魅力の凝縮された自分一押しのお勧めのルートです!
このため前回の八ヶ岳登山以降、ろくに登れない状態が続いていました。
ところが先週の日曜日は起床して外を眺めると随分と晴れ渡っていたため、これは出歩かねばなるまい・・・ということで急遽山行を決行したのであります。
(今更、というか当たり前のことではありますが、こういうのはあまりよくない)
奥武蔵~奥多摩のオーソドックスな縦走コース
サクッと登れて降りれるコースが良いだろう、という事で昨年一度登っていた棒ノ嶺~岩茸石山のコースを歩いてみることにしました。
いつものように池袋から西武線に乗り飯能駅にアクセスし、そこからバスに乗ります。
遅い時間でしたが、自分以外にも数人のハイキング登山客がいました。
12:07 さわらびの湯
流石に12時から登り始めるのは遅すぎかもしれませんが、陽の出方、天気を見つつ慎重に進むことにしましょう。
12:16 有間ダム
今年は春から夏にかけて渇水気味という話題があったかと思いますが、その後の台風や秋雨前線のおかげで随分水位が回復していたようです。
12:26 橋を渡った先に登山口
ボチボチ登り始めたものの、やはり紅葉はまだまだ先の様だ
前日が雨だったため、若干岩が湿っていました。
この後は沢になりますが、岩場も多く足場に気を付けねばなりません。
12:50 白谷沢登り
若干水量が増えていましたが、登りには然程問題ありません。
13:04 沢登りの核心部・・・と上からのショット
何度来ても綺麗で素晴らしいポイントだな・・・と思います。
鎖を使わなくても登れる感じですが、今回の様に岩が湿っている場合は少し慎重に進みます。
下りにこのルートを使う場合は注意すべきポイントですね。
13:25 沢登りルート終盤
こんな感じの階段が出てくると沢登りも終盤です・・・が、階段が雨で崩落しかかってました。
こういうのを見ると山道整備って本当に大変そうだよなぁ・・・と思います。
この後いったん車の通れる林道、及び休憩ポイント(ベンチ有り)に出てから、山頂までのラウンド2が始まります。
13:37 岩茸石 (岩茸石山からは随分離れた位置にあるが、何か関係があるのだろうか?)
ここではお爺さん団体が果敢に岩の上に登り写真を撮りまくっていましたね。
数人で訪れると楽しそうかも・・・。
14:03 ゴンジリ峠
奥多摩方面、飯能方面、山頂方面の三叉路。
ここまでくると山頂まであと一息。
そして・・・
14:18 棒ノ嶺
この山頂はそれまで覆われていた鬱蒼とした林から一気に解放されるので、到着した瞬間がとても気持ち良いです。
加えてベンチも豊富にあり、休憩スペースもかなり広いので癒されます。
テレビCMの様にエクストリームな状況ではありませんがカレーメシでランチタイム
お湯を注いで5分で食せる・・・ということでしたが、本当にカレーメシになってて驚きました。
しかもどちらかというと美味しい部類に足を踏み入れているように感じましたので、これは使えます!値段も手軽さも段違いなので結構凄いと思いますよ、コレ。
15:00 棒ノ嶺山頂から出発
その後のルートの取り方を少し悩みました。
そのままピストンでさわらびの湯まで戻っても良かったのですが、天気が持ちこたえてくれそうだったので、予定通り奥多摩に向けて進路をとることに。
最後はナイトハイクになりますが、2,3度通ったルートであること、時間的には下山完了まで2,3時間程度、及び分岐もほぼ無いということで、まぁ問題はないでしょう。
15:18 黒山山頂
奥多摩までの縦走路途中にひっそりとたたずむ黒山。
標識が無ければ絶対に気付けない・・・。
15:46 大丹波集落を見渡せるポイント
ここが山頂間の中間ポイント。
サクサク進める道ではあるものの、小ピークをいくつも超えるので疲労が蓄積され、時間もどんどん消化してゆくため侮れません。
16:43 岩茸石山山頂
この時間になると流石に人がいません。
少し休憩した後は高水山方面に進路を取ります。
今回は日没までの時間があまり残されていなかったので、山頂には何もない高水山山頂を通過せず巻き道ルートで直接常福院にアクセスします。
17:17 常福院
写真では陽がまだ出ているように見えますが、林の中は漆黒の世界に変化していますので、ヘッデンを付けて下山を開始。
ナイトハイクは雲取山の鴨沢ルート、丹沢の大倉尾根等で何度か経験済みですが、やはり一人で進むにはあまり気持ちの良いものではありませんね・・・。
17:54 下山完了
本当に陽が短い季節になりました・・・。今年も残すところ後ちょっとですね。
18:25 JR軍畑駅到着
電車内にはもう人がいないのかな・・・と思ったら椅子が全て埋まるくらいにハイカーがぎっちり。
それにしても奥多摩方面ってどうして客層の年齢が10代~20代が多いんだろう?
奥武蔵や奥秩父と比較すると20歳くらい年齢層が低いように感じる。
やはり電車一本でアクセスできる手軽さがポイントなのかもしれない。
・・・
というわけで棒ノ嶺~高水三山の縦走でした。
やはりこのルート、危険度はあまりないとはいえ、出発時のさわらびの湯は9時あたりには出発して時間的には余裕をもって進めるとベストですね。
これから秋が深まりますが、ダム湖、沢登り、紅葉、眺望の良い山頂と魅力の凝縮された自分一押しのお勧めのルートです!
2016年10月8日土曜日
2016東京インターナショナルオーディオショウ
これまでに数回ほど訪れたことがありましたが、今年も有楽町にて開催されていたオーディオショウに行ってきました。
東京国際フォーラムのB1F入口
夕方で閉館まであまり時間が無かったので、適当にいくつかのブースを渡り歩いてきました。
DENONブース
昨年はOPTICON8でしたが、今年はEPICON6でした。
やっぱりDALIはイイです。うむ。
ESOTERICブース
アヴァンギャルドを後ろに追いやるキングダムロイヤルが圧巻。
Accuphaseブース
B&W800シリーズとのコンビネーションがなかなか良かった。
しかし部屋のお葬式の様なセットアップは何とかならなかったのだろうか・・・。
LUXMANブース
安定の人気を誇ってました。機器との相性を少しでも見極めようとしてるのだろうか。
みんなお金持ちなんだろうな・・・。
FOCALブース
このビビッド過ぎるカラーがインパクト有り過ぎて落ち着かない(笑)
メーカーのイメージが微妙にズレたかも・・・。
YAMAHAブース
あれ?スタッフが自分よりずっと若い・・・(白目)。
台本を見ながらマイクを握りしめていたのが印象的 (そこ?)
・・・
それにしても昨年以前と方向性が微塵も変わらず各社共にハードウェアの一方通行なアピールばかりだったのは(残念な方向で)とても印象的でしたね。
特に最近のPCオーディオ方面のトレンドを何一つ紹介しないのは“不思議”の一言。
PCオーディオにおいてはROONの出現で環境構築からライブラリの在り方まで一変しそうなインパクトが目の前に迫ってきているというのに、です。
ぶっちゃけると"こっち方面では何も試行錯誤してないよね"、という感じ。
(ソフトウェアベンダー等が参加出来ない制限でもかけられているのだろうか?)
普段あまりお目にかかれない高額なディスクプレーヤー、アンプ、スピーカーの紹介も勿論良いのですが、人間の耳・脳に音楽が入ってくる迄の過程において、もっと様々な環境の作り込み方、楽しみ方があるんだよ的な、プロの視点からのコメントを是非とも聞いてみたいんだよねぇ。
それなりのアンテナを持ってる人であれば、客を惹きつけるトピックなんて星の数ほど列挙できると思うんだけど。
「ハードウェアを売りたいからハードウェア以外は紹介しない!」
ではなくて、各人のオーディオを通じた満足・喜びに至るまでのソリューションをもう少しバリエーション豊かに紹介した方が市場も活性化するだろうし、最終的にはメーカーに還元されると思うんだけどね。
ニッチ戦略的な拘りなのかな。
どうなんだろうね、コレ。
東京国際フォーラムのB1F入口
夕方で閉館まであまり時間が無かったので、適当にいくつかのブースを渡り歩いてきました。
DENONブース
昨年はOPTICON8でしたが、今年はEPICON6でした。
やっぱりDALIはイイです。うむ。
ESOTERICブース
アヴァンギャルドを後ろに追いやるキングダムロイヤルが圧巻。
Accuphaseブース
B&W800シリーズとのコンビネーションがなかなか良かった。
しかし部屋のお葬式の様なセットアップは何とかならなかったのだろうか・・・。
LUXMANブース
安定の人気を誇ってました。機器との相性を少しでも見極めようとしてるのだろうか。
みんなお金持ちなんだろうな・・・。
FOCALブース
このビビッド過ぎるカラーがインパクト有り過ぎて落ち着かない(笑)
メーカーのイメージが微妙にズレたかも・・・。
YAMAHAブース
あれ?スタッフが自分よりずっと若い・・・(白目)。
台本を見ながらマイクを握りしめていたのが印象的 (そこ?)
・・・
それにしても昨年以前と方向性が微塵も変わらず各社共にハードウェアの一方通行なアピールばかりだったのは(残念な方向で)とても印象的でしたね。
特に最近のPCオーディオ方面のトレンドを何一つ紹介しないのは“不思議”の一言。
PCオーディオにおいてはROONの出現で環境構築からライブラリの在り方まで一変しそうなインパクトが目の前に迫ってきているというのに、です。
ぶっちゃけると"こっち方面では何も試行錯誤してないよね"、という感じ。
(ソフトウェアベンダー等が参加出来ない制限でもかけられているのだろうか?)
普段あまりお目にかかれない高額なディスクプレーヤー、アンプ、スピーカーの紹介も勿論良いのですが、人間の耳・脳に音楽が入ってくる迄の過程において、もっと様々な環境の作り込み方、楽しみ方があるんだよ的な、プロの視点からのコメントを是非とも聞いてみたいんだよねぇ。
それなりのアンテナを持ってる人であれば、客を惹きつけるトピックなんて星の数ほど列挙できると思うんだけど。
「ハードウェアを売りたいからハードウェア以外は紹介しない!」
ではなくて、各人のオーディオを通じた満足・喜びに至るまでのソリューションをもう少しバリエーション豊かに紹介した方が市場も活性化するだろうし、最終的にはメーカーに還元されると思うんだけどね。
ニッチ戦略的な拘りなのかな。
どうなんだろうね、コレ。
2016年9月18日日曜日
DALI OPTICON8
少し前になりますが、新しくDALIのスピーカーへと環境のリファインした際のレビュー兼記録を残しておきます。
これまで使用していたスピーカーはDENONのSC-T555SAというもので、およそ15年ほど前に購入したトールボーイタイプ。
SC-T555SAは当時、売り文句として
「120kHzまで再生が可能(人の声で1kHz、バイオリンで4kHz程度ですので超音波が出せる、ということ)」
という随分尖ったカタログスペックを謳い、以降のハイレゾブームとホームシアター用途を見据えて発売された普及型スピーカーでした。
振り返ると購入してから接続先としてのアンプは現行で4台目。
これらのアンプの変遷やソフトウェアによる音の変化、更にはアクセサリーによる印象の変化により長いこと楽しむことが出来ました。
しかし並行して上位クラスの音を家電量販店などで試聴を繰り返したことにより、どうしても越えられない壁の様なものが存在していることも理解したのであります。
ですが、このオーディオというジャンル。
良いものを得ようとした際の金銭的なコストは、上を見れば青天井なんですよね。
更に不都合なことに、人の誤った思い込みを助長するような不確かな情報や、印象操作、詐欺が散見される危うい世界。であるため、それらを楽しさに昇華できる程度で逆に"利用"する、またはシンプルになるべく所有している機器で満足することが賢い音との付き合い方なのかもしれません。
最近よく思うのですが、自分の様な庶民がこれから先の事を考えてお金を大事に貯めて行くのは確かに大事なことではあります。
しかしこれが過剰になってしまい“得られるはずの経験が得られない”、という状況が発生してしまった場合、それは“純粋な機会損失”だったりするんですよね。
お金が貯まっても、自分に残されている時間というのは刻一刻と目減りして行くのですから、ある程度はバランスを考えた上で、相応のものを手に入れても良いだろうと。そう考えた訳です。
圧倒的な所有感と共に音のレベルを“確実に”押し上げてくれる、本当に実力のあるスピーカーが欲しい。そんな想いで、随分長い間様々な機種を試聴しました。
有り得ない程明快な音像、豊かでありながら締まった中低音、抜けの良い高域。そしてジャンルを選ばない真のオールラウンダー。
これらのイメージに合致し、最終的に候補に挙がったのがOPTICON8でした。
購入に至った後は、現物が届くまで本当に仕事が手につかなかった・・・。
そして配送された直後の状況が以下。
開梱時においては本体が物凄い重量であったために一人で持ち上げるわけにはいかず、外箱を慎重に解体しつつの作業となり相当手間取りました。
最も手間を要したのはスパイクを本体に装備してからどのようにスパイク受けに乗せるのか、でした。(移動してからスパイクを装備、という選択肢は部屋のレイアウト上採用出来ず)
色々手段は考えられるかと思いますが、一人作業という状況においては基本的に“持ち上げる”という選択肢は採れません。ですので引きずる事で移動する必要があったわけです。
結論として、自分は以下の様にホームセンターで安く手に入る部材を組み合わせてキャリアを4つ程自作することにより対応出来ました。
因みにスパイク受けはオーディオテクニカのAT6249。現物は高級感があってかなり良いものでしたよ。
そして実際に音を出してみました。
何もチューニングしていない状態ではありましたが、一発目は「あれ?こんな感じだったっけ?」といった印象だったんですよね。
具体的には1万~2万程度のスピーカーの様な印象でして、奥に引っ込んだ音の輪郭に乗った妙なツヤ、及び展開されないままの中途半端な解像度が付帯した音が放り出されたためちょっと驚いてしまった程です。
(経験上、“一発目から想定された音は出ない”と理解していても、です。)
その後AVアンプ側でスピーカーサイズ、レベル、距離 、位相、クロスオーバー周波数等の調整を追い込み、数日間聞き込んで行くと、10時間程度経過した辺りからでしょうか、(上手い表現が見つかりませんが)バーンイン(もしくは脳が音を理解し始めた?)によると思われる、かなり鮮烈な羽化が展開されました。これには予備知識を有していても強いインパクトがありました。
(付属しているマニュアル上の説明では100時間程度とのことでしたが、大分早くから変化が確認できます)
音がどんどん前に出てきて精密に結像し始めるのですが、それはスピーカーが目の前で際限なく成長しているかのようでもあり、“一体どこまでその高みに登りつめてしまうのか?”みたいな感じすら与えてくれるものなんですよね。非常にドラマチックです。
最終的にはAVC-A1HDの特徴である中低音の方向性をそのままに豊潤さが大きく増進し、高音の抜けも素晴らしく、音場、音像が有り得ない程ビシッと決まってくれる様になりました。その解像度においても以前の機種とはとてもじゃないですが比較にならないレベルのものであります。
レコーディング技術のレベルにも左右されるものと思われますが、作品によっては音の発生源がスピーカーではなくなります。その様は最早「“スピーカー”というより“空間プロジェクター”」、または「“聴こえる”というより“見える”」という表現の方が正確であるかもしれません。
完璧です。
朗々と奏で上げる事によるプレーヤー、楽器、歌い手のゴーストが前方で“クッ”と顕現する様は驚嘆する、と言いますかウットリしてしまいます。本当に凄い魔法の杖ですよ、コレ。
これまで使用していたスピーカーはDENONのSC-T555SAというもので、およそ15年ほど前に購入したトールボーイタイプ。
SC-T555SAは当時、売り文句として
「120kHzまで再生が可能(人の声で1kHz、バイオリンで4kHz程度ですので超音波が出せる、ということ)」
という随分尖ったカタログスペックを謳い、以降のハイレゾブームとホームシアター用途を見据えて発売された普及型スピーカーでした。
振り返ると購入してから接続先としてのアンプは現行で4台目。
これらのアンプの変遷やソフトウェアによる音の変化、更にはアクセサリーによる印象の変化により長いこと楽しむことが出来ました。
しかし並行して上位クラスの音を家電量販店などで試聴を繰り返したことにより、どうしても越えられない壁の様なものが存在していることも理解したのであります。
ですが、このオーディオというジャンル。
良いものを得ようとした際の金銭的なコストは、上を見れば青天井なんですよね。
更に不都合なことに、人の誤った思い込みを助長するような不確かな情報や、印象操作、詐欺が散見される危うい世界。であるため、それらを楽しさに昇華できる程度で逆に"利用"する、またはシンプルになるべく所有している機器で満足することが賢い音との付き合い方なのかもしれません。
最近よく思うのですが、自分の様な庶民がこれから先の事を考えてお金を大事に貯めて行くのは確かに大事なことではあります。
しかしこれが過剰になってしまい“得られるはずの経験が得られない”、という状況が発生してしまった場合、それは“純粋な機会損失”だったりするんですよね。
お金が貯まっても、自分に残されている時間というのは刻一刻と目減りして行くのですから、ある程度はバランスを考えた上で、相応のものを手に入れても良いだろうと。そう考えた訳です。
圧倒的な所有感と共に音のレベルを“確実に”押し上げてくれる、本当に実力のあるスピーカーが欲しい。そんな想いで、随分長い間様々な機種を試聴しました。
有り得ない程明快な音像、豊かでありながら締まった中低音、抜けの良い高域。そしてジャンルを選ばない真のオールラウンダー。
これらのイメージに合致し、最終的に候補に挙がったのがOPTICON8でした。
購入に至った後は、現物が届くまで本当に仕事が手につかなかった・・・。
そして配送された直後の状況が以下。
テトリス棒が2本
開梱時においては本体が物凄い重量であったために一人で持ち上げるわけにはいかず、外箱を慎重に解体しつつの作業となり相当手間取りました。
最も手間を要したのはスパイクを本体に装備してからどのようにスパイク受けに乗せるのか、でした。(移動してからスパイクを装備、という選択肢は部屋のレイアウト上採用出来ず)
色々手段は考えられるかと思いますが、一人作業という状況においては基本的に“持ち上げる”という選択肢は採れません。ですので引きずる事で移動する必要があったわけです。
結論として、自分は以下の様にホームセンターで安く手に入る部材を組み合わせてキャリアを4つ程自作することにより対応出来ました。
材料費的には1個100円ちょっとだったと思う
因みにスパイク受けはオーディオテクニカのAT6249。現物は高級感があってかなり良いものでしたよ。
以前と同様、ハウジング内のネットワークは使用せずバイアンプ接続です。
そして実際に音を出してみました。
何もチューニングしていない状態ではありましたが、一発目は「あれ?こんな感じだったっけ?」といった印象だったんですよね。
具体的には1万~2万程度のスピーカーの様な印象でして、奥に引っ込んだ音の輪郭に乗った妙なツヤ、及び展開されないままの中途半端な解像度が付帯した音が放り出されたためちょっと驚いてしまった程です。
(経験上、“一発目から想定された音は出ない”と理解していても、です。)
その後AVアンプ側でスピーカーサイズ、レベル、距離 、位相、クロスオーバー周波数等の調整を追い込み、数日間聞き込んで行くと、10時間程度経過した辺りからでしょうか、(上手い表現が見つかりませんが)バーンイン(もしくは脳が音を理解し始めた?)によると思われる、かなり鮮烈な羽化が展開されました。これには予備知識を有していても強いインパクトがありました。
(付属しているマニュアル上の説明では100時間程度とのことでしたが、大分早くから変化が確認できます)
音がどんどん前に出てきて精密に結像し始めるのですが、それはスピーカーが目の前で際限なく成長しているかのようでもあり、“一体どこまでその高みに登りつめてしまうのか?”みたいな感じすら与えてくれるものなんですよね。非常にドラマチックです。
最終的にはAVC-A1HDの特徴である中低音の方向性をそのままに豊潤さが大きく増進し、高音の抜けも素晴らしく、音場、音像が有り得ない程ビシッと決まってくれる様になりました。その解像度においても以前の機種とはとてもじゃないですが比較にならないレベルのものであります。
レコーディング技術のレベルにも左右されるものと思われますが、作品によっては音の発生源がスピーカーではなくなります。その様は最早「“スピーカー”というより“空間プロジェクター”」、または「“聴こえる”というより“見える”」という表現の方が正確であるかもしれません。
完璧です。
朗々と奏で上げる事によるプレーヤー、楽器、歌い手のゴーストが前方で“クッ”と顕現する様は驚嘆する、と言いますかウットリしてしまいます。本当に凄い魔法の杖ですよ、コレ。
登録:
投稿 (Atom)