2018年4月15日日曜日

ヘッドフォンATH-W5000とヘッドフォンアンプAT-HA5000について

購入してから暫く経過し、自分なりに一旦満足の行く音が出せた、と感じたのでATH-W5000とAT-HA5000について少しだけ書いてみたいと思います。

オーディオテクニカのヘッドフォンとヘッドフォンアンプ

この2つがオーディオテクニカ社から発売されたのは10年以上前。つい最近まで同社製品のフラッグシップ機という極めて完成度が高いものとして位置付けられており、価格面においても一般的には少し高価な部類に入るかと思います。

ちなみに自分が購入したのは2,3年前。それ以前も複数のヘッドフォン環境用機器を購入していたのですが、思うような音を聴くことが出来ておりませんでした。当時を振り返ると、”もっと良い音を聴きたいがそれが出来ない...”ということに対し、自分はその要因の多くを機器の価格的なグレードに求めていたような気がします。

新たに機器選定を行う上では機器購入のスパイラルに陥りそうな自分を牽制しつつ、購入した目先の物に対する満足だけに留まらず、生活時間軸上の各ポイントで感動と癒やしを都度与え続けててくれる意味を有するものであって欲しい、という観点も持つようになっていった記憶があります。

要するに、頻繁な機器更新による短くて浅い付き合いではなく、長くて深い付き合いが出来るようにするためにはどうしたら良いだろうか。
そんな事を考えながら機器選定に勤しんでいた、と言う訳です。

・・・

購入した当初は手に入れただけの単純な喜びがあったのですが、長くは続きませんでした。実際に聞き始めると少しモヤモヤっとした微妙な思いをすることとなったのです。
というのも、確かにネット上の様々なサイトでレビューされていたように低音こそ弱いもののボーカル(特に女性)が前面に出てきており、弦楽器も良く伸びる音が出ている・・・、けれど何だろう。然程感動も湧き上がらず、長い時間聴いていたいという思いも起こらない。要したコストが頭をチラついていまい、寧ろ我慢をしながら聴いている自分の顔を両手で覆ってしまう有様でした。

「正直に言ってあり得ない。意味が判らない。」

これが嘘偽りのない初期インプレッションでしたね。

(言い訳になってしまいますが、)中長期の納得感ってお店での視聴だけでは判断し難いんですよね。

・・・

ところがそこで気落ちしたまま終わることが無かったのは、やはり良い音を聞いたときに脳が喜ぶ、あの麻薬的な快楽が聴覚から得られることを何処かで知っていたからなのでしょう。

では何を変えたのか?

記憶を掘り下げてゆくと、自分が弄れる音の上流を、機器を購入した時点のものから「全て」組み直していました。

  • DAC:Onkyo製DAC1000の投入
  • DDC:RASTEME製RUDD14の投入
  • PC:ノートPCからオーディオ用のUSBポートを持つマザーボードへマシンの組み直し
  • ソフトウェア:JRMCの導入(オンメモリー再生)
  • ケーブル1:DAC用の電源ケーブルを自作
  • ケーブル2:アンプ用の電源ケーブルを自作
  • ケーブル3:DAC~アンプ間のRCAケーブルの自作
  • ケーブル4:DAC~DDC間のXLRケーブルの投入
  • ケーブル5:DDC~PC間のUSBケーブルの置換(WireWorld)
  • 電源タップ:外来電磁波のノイズフィルタも兼ねたFURMAN製SS-6Bの投入

上記の入れ替えにより効果を感じられたもの、殆ど変化を感じられなかったもの色々あったのですが、最も効果が大きかったのは以下の2つです。

  • 電源構成変更:高周波ノイズの除去オーディオノイズと試行錯誤を参照)
  • ノイズフィルタ:コモンモードノイズ対策としてSS-6Bと壁コンの間にコトヴェール(SFU-005-3P)の投入

やはり特筆すべきはコトヴェールの強烈な効果。
ATH-W5000は上流の構成変化に敏感に反応することが謳われていましたが、アンプやDACをまるごと載せ替えたような変化が感じられました。

救世主チョークコイル@SFU-005-3P

一般的にノイズフィルタは音痩せ(量感の減退等)の原因となるため、オーディオ電源環境にやたらと多く入れるべきものではありません・・・、が、今回のヘッドフォン環境構築においては本当に良い方向に効果が出てきてくれました。
(というか、それまでの環境がノイズまみれだった?)

変化としては・・・

  • 密閉型にありがちな音の籠もりが抑えられて音のヌケが向上
  • 分離感が向上し、団子の様な印象に成り下がっていた音数の多い作品も聴けるように変化
  • 音を支えるディテールの向上(ボーカルの喉や唇の振動、唾液の絡み、弦楽器においては弦に指をタッチさせるときの爪・指の腹の接触音等々…)

・・・となります。これまで感じていたATH-W5000とAT-HA5000の不満がほぼ一掃されたのは驚異的で、最初に音を出した際、その極彩色っぷりに思わず「は?」という声が出た後に「マジか・・・」と崩れ落ちるレベルだったのを覚えています。
言葉として表現するのであれば、音が自分に入ってくるプロセスが、これまでの「音→耳→脳→解釈→アリかナシの判断」だったものが、「音→快楽」に変化した、といった感じでしょうか。私にとって聴くに値する生きている音とはホンモノに近い音ではなく、寧ろダイレクトに心に染み入り精神状態をプラス方向に導いてくれるような豊かな倍音です。それが概ね表現出来るようになっていました。

・・・

結論:自分なりに辿り着いた答えを書くと以下の通りです。
  1. ATH-W5000とAT-HA5000は購入して電源を入れただけでは求めている音がちゃんと出てくれません。単品コンポーネントということもあり、知識を付けてオーナーが「完成」させてあげる必要があります。
    …適当に鳴らそうとするとそっぽを向かれてスッカスカの音を出しやがります てしまいます。(その程度の知識は有していることが大前提である、ということなのかもしれませんが、)ちゃんと説明書にも書いて欲しい。
  2. 上流の環境を整えると徐々に正体を表し始めます。
    …「デジタルデータなので環境影響なんてあるわけない」→気持ちは解らないでもないですが、やれば判ります。逆に判らない人や判ろうとしない人が当機器に手を出すと手痛い出費となってしまう可能性大です。
  3. 電源環境を改善してあげると大化けします。
    …特に高周波ノイズを出してしまうスイッチング電源やパソコンには要注意。どうしても使うなら分電盤を見て別系統に。初歩的な電源極性(ニュートラル(コールド)、ライブ(ホット))も忘れないようにチェック。
聴きたい音を自分なりに突き詰めてゆくプロセスは悩ましくも楽しいものです。この先もヘッドフォン環境だけではなく色々と弄り倒してゆくことになるとは思うのですが、お金と相談しながら付き合って行きたいなぁ、と思うのでありました。

2018年4月4日水曜日

奥高尾(陣馬山~景信山~高尾山)(難易度:★☆☆☆☆)

今年は登り初めの時期をいつにしようか…と考えておりました。

というのも、昨年は5月くらいに日光に登りに行った際、雪渓が意外なほどに多く大分難儀した記憶があって慎重になっていたのですが、随分と暖かく天気の良い日が続いていたので、花見のついでに思い切って歩いてみることにしました。

今回は東京都民の憩いの山である高尾山とそれに連なる計3山を歩いてみます。

7:45 高尾駅からスタートです。

高尾山口ではありません。高尾駅。いつもは乗り換えに使用している通過駅なので少し変な感じ。そしてそこからバスに揺られること40分。陣馬山の麓にあるバス停である陣馬高原下に向かいます。500円前後也。
やはり手軽に遊びにいける縦走路ということもあるのでしょう、人の数も結構多めです。

8:40 陣馬高原下BS

ここから登山口まで20分程度歩きます。基本的には下の写真にある分岐で看板に従った後は一本道で迷うことはありません。

派手さは無いですが、自然な感じのヤマザクラが良い感じ。

9:05 スタート

歩き始めて気付くのですが、意外なほどに普通の登山道でした。檻のような人造杉林と、木の根がゴワゴワのいつもの関東近辺の山道。高尾山エリアなんでもう少し観光地的な何かがあるのかなぁ、とか思ってたんですが肩透かしを食らった気分。

ボチボチ上げてゆきます

40分~50分程度登ると山頂が見えてきたのですが、公園感溢るる居心地の良いところでした。飲食店も複数あるようで、大人数でワイワイやると楽しそう。

山頂にそびえ立つ謎のモニュメント

馬…なんだろうか。頭部が卑猥に見えたのは心の汚れた大人になってしまったからなのだろうなぁ。

すこぶる視界が開けておりますので富士山や丹沢山塊などが一望出来ますね

少年「陣馬山ってどこー??」
親「おまえのいるところ」

…という親子のやり取りを聴きつつお茶を啜る。

人間、自分のいる所なんて本当は良く判らなかったりするものよね。幸か不幸なのかも謎のまま。
少し休憩した後は2つ目のピークである景信山を目指します。


縦走路は随分と小奇麗に整えられており、アップダウンも殆どないため抜群に歩きやすいです。どちらかと言うと森林浴、散歩に近いものがありました。ただその分走りやすいということでもあり、トレランの方たちも大分多く見かけました。

10:56 明王峠

花見散策…のつもりではあったのですが、やはり杉林メインの道ということもあり、花の数はおとなしめだったかな。

唯一の分岐だったと思う。高尾山方面はここを右に進みます。

12:00 景信山

これまた飲食設備の充実した山頂でした。ここでランチタイムにしつつ暫しの昼寝…zzz。


遠くまで見渡せるのですが、やはり地表付近は霞んで見えます。水蒸気と言うより、寧ろ飛散している花粉なのでは無いかと思われました。杉林の道を歩いていても花粉は然程気にならないのですが…。

12:50 相模湖を見つつ高尾山に向けて進みます

中央道の小仏トンネルの上を通り過ぎつつ、色々なものが目に飛び込んできます。

武甲山を下ったところにあった土津園にもこんな信楽焼の狸がいたような気がする…。

13:20 電波施設の傍に城山という休憩所有り

それにしても本当に食べ歩きをしながら進めちゃうんですな、この縦走路は(笑)

花を撮りつつ進みます。

春だねぇ。


そういえば奥高尾縦走路の階段は完成度が高いものが多かったような気がする。他の山だと土が横から流れ出してしまい、陸上ハードルの様な有様で歩き辛かったですからね。

14:15 高尾山

この山頂では自分のようなザック、ウェアや登山靴を履いている人はほんの一握りで、ジーンズにチェック柄のシャツみたいなのが大半。何故か山の上で登山スタイルの自分がこっ恥ずかしい思いをする羽目になったのですが、スーツ姿で来ている男性やシャネルのカバンをぶら下げた女性もいたり、上には上(斜め上?)が居るものだなぁ、と思うこと数分。

どことなく"居場所がないな~(笑)"と思えたので、そのまま下山することにしました。

6号路という道で40分~50分程歩くといつの間にかケーブルカーの駅に到着。

高尾山口駅

というわけで奥高尾縦走路でした。
・・・
実は5月に少しだけ高い山に登ることを計画しているため、少しでも身体を動かしておきたかったという裏事情もあったのですが、4月であっても気温が上がってくれれば全然登れるというのはちょっとした発見でした。
程よい運動にもなりましたので、普段登山に馴染みのない方にも気に入ってもらえる良いルートだと思います。

2018年3月11日日曜日

ジョギングシューズ(GEL-NIMBUS 19)

自分の冬の運動は主に荒川土手でのジョギング。休みの日は一人ぼっちでハァハァやってます。
主な目的はダイエットの為ではないのですが、10年くらい前から初めて今日に至ります。我ながら真面目だなと思うわけですよ。良かれと思って続けているジョギングのお陰で風邪も引かず、会社の年休が減らないという実害が生じているのですから因果なものです。


いっそのこと荒川土手を利用する多くの人と同じように自転車(ロードバイク)でも買って河口まで走りに行けばさぞや気分転換にもなるだろうに…とは思うんですけどね。
…思うんですが、自転車(ロードバイク)もかなりディープな領域であるため、半端な手の出し方では無駄な買い物で火傷しそう、とも思うわけです。

単に自転車だけを手に入れることができれば何でも良い…ということであれば方法は色々あるようなんですが。例えばふるさと納税とか。
・・・
一方ジョギングは天候にもあまり左右されず、1~2時間程度でそこそこの運動量が得られる上に、金銭的なコストもあまり掛かりません。ただ、足回りの装備品であるシューズだけは良いものを買っておいたほうが良い、という事を登山を始めてから特に強く意識しておりました。

そんなこんなで赤羽駅近くのスポーツ用品店で長い時間物色した結果、今回はコレを買いましたよ。


これまで10年程度(物持ち良すぎ…)使っていたテキトーなシューズでは得られない軽さ、及び足に吸い付くようなフィット感がスゲ~、みたいな。クッション性もとても良く、走ってると肉球の上で踊ってるような感じになるんですよね。良い感じです!

2018年3月4日日曜日

新しくなったiPhone6がお休みになられた件

そう言えば少し前にApple社の例のバッテリー問題報告があり、3000円で交換してくれるプログラムがスタートしたじゃないですか。
自分が以前使用していたiPhone6においてもバッテリー消費スピードの異常や、液晶画面に生じた謎の影、側面部分の隙間問題等が発生していたので、もしかしたら何か解決の糸口になるかもしれないと思って銀座のAppleストアに出向いてみたんですよ。

するとスタッフの説明ではバッテリーの膨張によりディスプレイと基盤へ圧力がかかり、背面とディスプレイ面の剥離(俗に言うハマグリ)等の各種異常状態が誘発されていたとのことでありました。事前に本体交換なら3万円かかる旨を聞かされていたので、諦めてiPhone6を捨てようかと思ったら、なんとバッテリ交換と同額の3000円で新品のiPhone6本体を提供してくれるというではありませんか。

なかなか気っ風の良いことを言いやがる…と思い、交換してもらった後に喜んで店を出たのですが、冷静になって考えてみるとソフトバンクのSIMが無いので全く使えないんですよね。初期セットアップすら出来ない。どうするんだコレ?みたいな。

今更感が凄いiPhone6

そこで改めてソフトバンク関連の格安SIM情報を見ると・・・何か有りました(笑)


3GBプランで1580円…。頑張ったんじゃないのコレ、ソフトバンクらしくない・・・と思ってよく読むと色々と制限が。
  • 通信容量の翌月繰越不可
  • テザリング不可
  • 電話不可
うーん、これは使えん。やっぱり期待は裏切らないようです。

結局要するに手元の真新しいiPhone6は運用に乗せられないことが分かったので、再び押入れの奥底にしまわれることとなったのでした。

という訳でいつかお世話になるその日までゆっくりお眠りくださいませ・・・

2018年2月3日土曜日

XDP-300Rの購入及びこれまでのDAPに物思う

Apple製品を皮切りにスマートフォンが続々とリリースされた10年前、iPhoneやiPadを手にした際に「もう専用のデジタルオーディオプレーヤーを持ち歩くことはなくなるかもしれないなぁ」と感じたのを記憶しています。

iPhoneを使い始める直前のガラケーの一部においても、音楽ファイルを専用のフォーマット(MP3ですらない)にエンコードすることでオーディオプレーヤーのように使うことが可能な機種も存在していたようですが、もう見るからに「電話機の付加機能としてつけてやってんだ。ただのオマケなんだから文句は言いなさんな。」というメーカー側の態度が丸分かりの運用に耐えない代物でした。

こうやって電話機とその他の機器が住み分けされている時代であれば、2つの機器を別に持ち歩くことも「仕方がない」と割り切ることが出来たのですが、、、やはりスマートフォンのオールマイティーな多機能且つ高い運用性の前には前時代的なガジェットは一掃される運命にあったようです。そういう時代だったのですし仕方ない面もありましたよね。

但し。
多機能であるってことはその一つ一つ全てが一等賞になんてなり得ないという現実もあったかのように思えます。特に音が駄目。全然アカンかった。

なのでスマートフォンの外付けガジェットを色々買い漁り始めることに成るのですが、もうこうなると全然スマートじゃないんですよね。冷静に考えると。

まずはこの辺から拗らせ始めましたよ。。。

オーディオテクニカ製のAT-PHA31i
…小型のヘッドフォンアンプ。使い勝手自体は悪くなかったし、耐久性もそこそこ高かったのですが、スマートフォンをケースに入れたまま接続できないというトラップがありました。。。

お次は・・・
SONY製のPHA-1
…こいつはDAC兼アンプでスマートフォン筐体をゴムバンドで巻きつけることで時限爆弾のような形相で運用するのですが、ポケットに入れるとおパンツがズレてしまうくらい重かった。。。そしてその無駄な物量から人目のあるところで取り出すのがとても恥ずかしい 兼 充電必須という面倒くささが満載。「スマート」の真逆を行く滑稽さが涙を誘います。お前は何がしたいのか、と。

・・・今になって振り返るとスマートフォンで何もかも"最高"の体験をするべく意地になっていただけのように思います。

さらにその次は・・・
Apple純正のLightning - 30ピンアダプタと、中華アンプiBasso A02
…使った外付けガジェットの中では運用製と程々の音質が両立できた良いコンビだったのですが、アダプタがポケットの中で外れてしまう運用トラブルが多発。

そもそも外付けガジェット云々以前に、iPhoneの下部にあるコネクタ端子から音を出力する場合、電波の切り替わりポイントで耳障りなノイズが出てしまうのもスマートフォンオーディオの萎えるポイント。現在はASUSのZENFONE3Deluxを使っていますが、似たようなものです。

・・・

ふと考えるわけですね。

スマートフォンで音楽を聴くのはやめようか、と。

iPhoneを使い始める前は何のDAPを使ってたっけ・・・、と思い物置をゴソゴソ漁っていると出てきましたよ・・・。

KENWOOD製 HD30GA9
…これ、パソコンがないと運用自体が出来ないんですが、ファイルを転送するのにエクスプローラー上からドラッグ&ドロップが許されないクソ仕様。2000年の日本製品ってなんでこんな使い勝手の悪いものばっかりだったんだろう・・・。ポケットの中で操作する分には使い勝手は良かったものの、ボタンを押すと”ペコペコ”とノスタルジーな音がします。デザインもどことなく当時のiPodを意識しているようで見ているととても切なくなります。勿論タッチ機能なんてものは実装されていません。

2005年製ですのでもう13年も前のブツですね…。音はそこそこ良かったのですが、付属の駄目仕様感満載の転送ソフト(KENWOOD Media Application)を使って暗号化&専用フォーマットへの書き換えをしつつ転送するという…これまたガラパゴスの申し子のような一品でした。

これ、今もまだ使えないかなー・・・と思ったらWindows10(anniversary update以降)ではこの転送ソフトがどうやっても動かないことが判明したため使うことを諦めることに。。。

そして新たなDAPを購入するにあたり、長く使うためのポイントとして取り敢えず以下の3つを必須としました。

  • FLAC,ALAC,WAVが認識出来て標準機能(エクスプローラー)によるドラッグ&ドロップでの運用が可能
  • メモリーカードが使える
  • ネットに繋げられる

一つ目はメーカー製のいい加減な仕様&サポートの転送ソフトを必須とするものである場合、OS等の変更により機器自体が使用できなくなるので必須。(言ってて悲しくなる…)
二つ目は機器の容量に天井を設けないようにするため絶対に必須。
三つ目は今後の音楽サービスがどのように変化してもなんとか食らいつける環境であって欲しいので必須。

その結果、以下を購入することと相成りました。


ほぼ同構成の兄弟機にあたるOnkyo製のONKYO DP-X1Aというのがあり、視聴するとこちらのほうが若干音的には上と感じたのですが、価格が5割増しであったこと、及び筐体&UIのデザインが(自分的には)イマイチであったことから購入対象から外しました。
(デザインという要素は長く使って行く上では結構重要な要素だったりする)

そして実際にXDP-300Rを使い始めてみました。すると酷くシャリシャリする音が出てきたのでビックリしてしまい「なにこれ?」という悪印象を初っ端に感じてしまったのですが、何故か最初からデジタルフィルター機能なるものでドンシャリサウンドが出力されるよう設定されていたんですよね。冗談キツいです…ホントにもう。

気を取り直し設定を一通り終えて改めて音を出してみたのですが、最終的には外出先で聴く分にはかなりレベルの高い音を出してくれるので納得感を得ることが出来ました。

なお、本機ではヘッドフォンをバランス接続することが出来るようです。どの程度のレベルアップが図れるのかは未知数ですが、機会が有れば遊んでみようと思います。

2018年1月28日日曜日

洗濯機買い替え雑記

半年くらい前から調子が悪かったんですよね。洗濯機。
とにかく洗濯及び脱水中の音が道路工事の土方の如く煩いんですよ。最初は洗い物の量が多すぎたのか…位に思ってたんですが、ある日ギアが外れたような明らかな甲高い異常音が部屋中に響き始めてこりゃアカンなと。

確か2010年の頭の方で製造された機種だったと思う

使用していたのは日立製のビートウォッシュ(BW-D9JV)っていう縦型タイプの機種でした。これを購入した当初は"ドラム式よりも技術の確立された縦型が宜しかろう"、と結構良い機種を選んだ記憶があります。やっぱり長く使いたいわけじゃないですか。特に自分は週末に2回前後しか使用しないので最低でも10年は使い続けたいんです。

結論としては実働6~7年でしょうか。正直物足りない感じが否めませんが致し方ない…。気になるのは「普通」と思っていた使い方のどこに問題があったのかが全く判らない点でしょう。修理作業員を手配すれば何かしら原因が判明したかもしれないのですが、自分がやりたいことは原因解明ではなくて洗濯を行うことですからね。
こういう場合はコストをケチった金の逐次投入が最悪の一手。"ある程度のコストを覚悟して一気呵成に問題解決へ向かうことが有効な選択"という拙い知恵により新機種への買い替えを決定したのでした。

で、今回の購入で必須機能としていたのが、前回のビートウォッシュと同様、乾燥機機能がついている機種であること。この機能さえついていれば縦型でもドラム式でもどっちでも良いという見方で色々探して行きました。
ところがいざリサーチを開始すると乾燥機能の付いている機種って「安い」と思っていた縦型でも20万円近いものがかなり多いんですよね。結構良い値段するなー…と思いつつ、ふとドラム式を見ると手頃なやつがありました。

ES-S7B-WL

結論としてはシャープ製(ES-S7B-WL)で手を打つこととしました。再建中の会社製品なんで故障したときの修理とか大丈夫かな…と一抹の不安もあったりしますが、まぁなんとかなるかね。"洗濯機は長く使える"という幻想もなくなったので然程の期待もせず、価格を抑えた機種を選びました。

ところが使ってみると驚くくらい静かだった点は少し嬉しい誤算でした。これまで使ってきた機種がうるさかっただけなのか、ドラム式自体がそういうものなのかはよくわからないのですが。これなら夜の洗濯もオッケー。
それと乾燥機能もビートウォッシュのように衣類が絡まない点が好感触。

・・・
この機種は何年くらい使えるんでしょうね。7年位だとすると1年あたりのコストは2万円~3万円。1週間で500円前後。コインランドリーって行ったことないですが、どれくらいのコストなんだろう。
…なんてことが頭を過りますが、少しでも長く使えるよう都度メンテナンスを行って大事に使っていこうと思います。はい。

2017年12月31日日曜日

今年も一年有難うございました。

今年は仕事上において色々と厳しい局面のある1年でした。

自分がどこまで出来てどこから出来ないのか。何を受け入れて何を拒否するのか。何を挑戦し、何に向かって成長するべきなのか。更にはそもそも自分はどうなりたいのか、といった根っこの部分について年々大きく問われ、考えを深めてゆく機会が得られる有り難いステージに立たせて頂いているのだと思います。

2019年は自身がいよいよ40歳になる節目の年であります。
サポート及び叱咤激励いただいている方々のご期待、ご恩に少しでも応えられるよう、誠心誠意1日1日を積み上げてゆきたい今日此の頃。

更なる高みを目指して来年も精進してゆく次第でございます。

まだ見ぬ絶景を求めて来年こそは・・・!

皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2017年12月10日日曜日

DALI OPTICON VOKAL

我が家に新しい機材(DALI OPTICON VOKAL)をインストールしたので記録を残しておきます。


メインシステムのフロントスピーカーにOPTICON8をインストールしたのはもう1年以上前になりますが、正直ここまで素晴らしい音を聴けるものなのか…、と良い買い物が出来たことの喜びを噛み締めておりました。しかしながら人間たるもの業の深いものでして、一つ手に入れるとまた一つ別のものが欲しくなる。時は冬のボーナスが振り込まれたタイミング。こうなると(よくあるパターンですが)別のものに手を出したくなっちゃうわけですよ。

これまで(基本的には映像用ということもあり)殆ど投資をしてこなかったセンタースピーカーをオーディオ用としてランクアップさせるとどんな音が聴けるんだろう?興味がある…みたいなことをボンヤリ考えていたある日の疲れ果てた帰り道、通勤電車の中で(ついうっかり手を滑らせてしまい)ポチってしまったというわけです。

実際に物が自宅に到着したので(ギックリ腰の痛みを我慢しながら…)開梱してみたのですが、もうサイズ、雰囲気からして従来の機器とはクラスが違う。


早速配線接続後に音を鳴らしてみましたが、まずは音の厚みが段違いに上がった点が強いインパクトとして刻まれることと相成りました。良い感じです!

ですが当然ながら素性は今段階では分かる筈もないので、音の変化は今後の楽しみということで。

これから長い付き合いになろうが、どうか良い声で歌っておくれ…。