2017年3月12日日曜日

Cassandra Wilsonのススメ

最近、あまり書きたいトピックもないため、数多いる女性シンガーの中でも自分が最も好きな歌い手さんの事でも書きましょうか。

音楽業界が大幅に縮小し、レコードを手に取ることが減った一方、相反する形で様々なサービスにより"いつでも""好きなだけ"聴けるという環境が整ってしまった今日、知ってる方にはお馴染みですが、知らない人は全く知らない。そんな歌い手さんかもしれません。

 

アメリカ・ミシシッピ州出身のJAZZシンガーで、特徴としては何と言ってもその魂の底から湧き上がっているのではないかと思わせてくれるあの声の低さでしょう。日々の生活で押し殺されて死んでいった想いや言葉が、彼女の声で一瞬鈍く光るような感覚すら得られます。

その歌から生み出される包容感、凄みは何と言いますか、他のどの歌い手とも比較されうるものではなく、寧ろそのような柵を突き抜けている感があるからでしょうか、聴いていてとても安らぎます。

これまでの人生を、子供の頃から一本線で描けなかった人。
思うように事を運ぶことが出来ない、翻弄され続ける不器用な人。
それが自分なんだと前向きに挫折を繰り返しながら前進する人。
そんな方に是非聴いて欲しいと思います。

もし興味を持たれたら、まずはNew Moon Daughter、BLUE LIGHT 'TIL DAWNあたりをオススメします。

 

暗さと明るさと力強さを兼ね備えた、時代を超える多くの曲に虜になること間違いなしです。

2017年2月13日月曜日

TV付属スピーカーのスペックアップ作戦

中野ブロードウェイのAV機器専門店であるフジヤエービックを訪れた際に、とある中古のトールボーイスピーカーを発見してしまったのは確か5,6年程前だったと思う。


はっきり言ってトールボーイスピーカーというものは「衝動買い」するようなものではなく、部屋のスペースや自分が要求する音、接続する機器との整合性を総合的に考慮して購入を決定するものです。(当たり前ですね・・・)

にも関わらずこれを見つけた瞬間に購入を即決した理由は価格があり得ない程の破格であったから。具体的にはセットで2,000円。

これだからエービックは油断ならない。

このトールボーイは2004年にエントリータイプとして発売されたものではありますが、セットで40,000円程度だったはず。こういうのを見ると"速やかに確保の上保護せねばならない(何言ってるんですかね・・・)"という後先を考えない衝動が湧き上がってしまったりするわけですよ。

今あらためて振り返ると、このテトリス棒2本を抱えて中央線に乗り込み、自宅まで持ち抱えて行ったというのだから我ながら呆れてしまいものも言えない。
中央線で乗り合わせた他の乗客から冷たい視線をぶつけられたような気もしますが、どちらかと言うとその非日常性に楽しさを感じていたというのが偽らざる気持ちであったりもする。(人と一緒に生活していたら絶対に出来ないことでありますよ・・・)

棒2本持ちのガンキャノン状態でしたが、いざとなれば上級者なのでこういう使い方も出来る

これほどまでに苦労して持ち帰ったスピーカーではありましたが、実際には部屋の隅に数年放置されたまま日の目を見ませんでした。
ところがここ最近、居間の薄型液晶テレビの音質の悪さが妙に気になりだしてしまい、こいつを活用してみようと思い立ったわけです。
実は居間にはオーディオ用のOPTICON8が配置されているためにこれを活用できなくはないのですが、アンプもスピーカーも「TV放送程度の下衆な音を出させたくない」という謎心理が働きまして、もう1セット仕込むこととなったわけです。

アンプもTVの電源ON/OFFと連動させるために連動タップを調達したのですが、お陰でTVボード背面のケーブル密度がエラいことになりました。

意外とUSBの5Vラインってオフになってくれないんだよね

最終的には・・・

どう考えても高さに難あり!

昔は複数系統のスピーカーをセットアップするオーディオ兄貴どもを雑誌等で見ては「ムダが多い・・・」と感じたものですが、今は気持ちが理解出来たりするんですよ。

肝心の音は(当然ではありますが)TVに内蔵されているオマケのスピーカーから数段スペックアップしてくれました。
これまで(面倒臭さもあって)ずっと我慢してきましたが、これで一旦溜飲を下ろせるってものです。

2017年1月16日月曜日

ゲーミングPC構築

今週は仕事上で少し大きな事案が片付いたため、自分へのご褒美にとゲーム用にPCを一台組んでみました。
目的は最近熱中しているCities Skylinesを快適に遊ぶ為に他なりません。

新しいパーツと過去の流用品

といっても昔のように極端にパーツ同士の相性が出ることもなかったため、かなりスムーズに構築を完了することが出来ました。
構築手順自体は昔と何一つ変わっていませんからねぇ。なんだかとても懐かしい気分になっちゃいましたよ。ええ。

  
ケースにマザーボードを取り付け、CPU &ファン、メモリ、カード、各種ドライブ、電源、配線の順で進めます。

組み立て終わったあとはスイッチを入れてOSをインストールし、動作をチェックして完了です。

スペックは以下の通りです。
  • CPU : Core i5 6402P
  • メモリ : 16GB(8GB×2枚)
  • グラフィックカード : GeFoece GTX1060(6GB)
  • マザーボード : Z170X-GAMING 3(ATX)
  • 光学ドライブ : Pioneer BD-RW BDR-209M
  • 補助記憶 : SSD(Crucial 256GB),HDD
  • 電源 : 600W
  • ケース : XIGMATEK製 FrontLiner
  • OS : Windows10Pro
特に気に入ったのがマザーボード(Z170X-GAMING 3)です。

USBDAC用のUSBポート

なんとオーディオ向けの低ノイズUSBポートが2つも搭載されています。
これは非常に魅力的でした・・・、というのも、自分はデスクトップスピーカー用のUSBDACと、ヘッドフォンアンプ向けのUSBDACの2台を併用しており、これまでどちらもUSBの電源対策が取れておらず放置されていたためです。
実際にHA5000、W5000で音出ししましたが、(気持ちの面が大きいのかもしれませんが、)かなり印象が良いです。

他には自分にとっては目新しい規格(M.2やらSATA Express)が満載で、時代の流れを否応なしに感じさせてくれます。
メモリも(必要性をまるで感じませんが)64GBまで搭載出来ちゃうらしく、もうね、初めて買ったパソコンのメモリが64MBだったことを考えると1000倍ですよ。1000倍。ムーアの法則的なアレですね。


そして・・・

Cities Skylinesを起動

ゲーム設定上、グラフィックオプションを最高品質のオラオラモードで起動!
このゲームは市民が一人ひとり目的を持って動いていますが、感動するくらいにヌルッヌルのサックサクに動作してくれます!凄い・・・

3D演算の必要なゲームでは(当たり前ではありますが)グラフィックカードの有無で大きく楽しみ方が変化します。
これまでノートPCで我慢して遊んでましたが、改めて重要な要素なんだな・・・と。

勢いに乗って人口も6000人を突破して右肩上がり!

Cities SkylinesはSTEAMというパソコン上のゲームプラットフォームにて起動していますが、プレイステーション等とは異なり、グローバル視点で本当に評価されている質の高いゲームが多くリリースされています。
スペックが低くても遊べるゲームが有りますので、遊んだことのない方は是非触ってみてください・・・。


そして、昔使用していたMicroATXのマザーボードが入っている32bitシステムは置き場所や活用方法が特になかったのですが、引き取り手がうまいこと見つかったために友人に譲ることとしました。
(こういう場合、BTOや自作PCだとお店に売り払うことが難しい・・・、かと言って処分する場合はコストが発生しそうなんですよねぇ・・・。)

2017年1月4日水曜日

映画「この世界の片隅に」

新年が開けて少し時間が空いたため、池袋で映画鑑賞です。


最初に作品の概要を耳にした際は、太平洋戦争末期、歴史上でも屈指の大量虐殺が執り行われた広島及び軍港を有する呉が舞台、ということで、終始凄惨な作品なのだろうな、と少し身構えていました。

このような背景を持つ作品では大昔に見て強く記憶に残った火垂るの墓を見た以来、ということもあるのでしょう。(主人公の劣悪な境遇を強調するためなのだろうか、やたらと意地悪なキャラクターが登場するんだよね)
正直あまり見ないジャンルですし、このポスターに描かれている屈託のない表情を浮かべる“すず”を見ると、否応なしにそのような想像が加速されちゃうんです。

この作品を上っ面だけをサラッと観ると…
“日々を懸命に生きてささやかな日常を成立させている”
“そのような日常を「戦争」が踏みにじる”
そして、
“どう思う?戦争は良くないよ!”
…といった感じでした。

「日常の傍らに当たり前の様に『死』が息を潜めている」

このような時代背景を幅広い年代層(小学生から大人世代)に伝えるための方法としては、これくらいシンプルじゃないと手にとってすらもらえないかもしれませんね。

2016年12月31日土曜日

今年も一年お疲れ様

今年は厳しい事を乗り越えつつも、楽しいことや目標にしていたことを達成出来た事が色々あり、総じて良い一年でした。


来年は更なる飛躍の年にしたいものです。


2016年12月3日土曜日

ZENFONE3 Delux購入に関する雑記

これまでスマートフォンは丁度2年前に購入したiPhone6(Softbank)を使用していました。
ストレージ容量も128GBであることから沢山の音楽データ等を詰め込めたため、十分満足して使うことが出来ておりました。

しかしながら、MVNOが一般的になった今、圧倒的にコストパフォーマンスが悪い点がどうしても拭えないんですよね。
外出先では殆ど電話をせず、行き帰りの電車内で少しネットブラウジングをする程度。
にもかかわらず、ひと月8000円前後が当たり前の様に飛んでゆく。これは何とかせねば・・・と考えていたわけです。

128Gというストレージ容量を選択したのは長く使用したい(頑張って4年くらいは・・・)思いがあったからですが、ひと月当たりのコストに5000円~6000円の開きが出てしまうと最早無視して運用し続けることが出来ません。

ただ、使用していたiPhone6はSoftbankのSIMロックを解除することが正攻法では認められていません。

今のiPhone6端末を使用し続けたまま価格を抑えることは出来ないのか。

まぁ、当然そんなことを考えちゃうわけなんですよね。
で、結論としては以下の2択となりました。

■方法1:iPhone6をテコ入れして蛇の道に突入

  • 劣化し始めたバッテリーの交換
  • SIMを強制的にアンロック(ファクトリーアンロック)
  • MVNOに移転

■方法2:キャリアも端末も刷新する正攻法

  • iPhone6を売ってMVNOで使用可能な代替端末を購入する
  • MVNOに移転

最初は方法1で検討しようか・・・と考えていましたが、なんとiPhone6のTouchIDが故障(→端末初期化等による復旧を行ってもなお事象が改善しない)するという酷くガッカリな事態に陥ってしまいました。
具体的にはAppleに修理費を尋ねたところ、AppleCare等に加入していない場合、端末交換が必要となり3万円以上の出費になることが判明したのです。

(TouchIDはCPUであるA8プロセッサと結びつけが行われており、TouchIDを含むホームボタンスイッチだけではなく、基盤込みでの交換が必要となってしまうらしい・・・)

一応TouchIDを使用せず使い続けることも可能ではありますが、何も操作しない状態であってもバッテリーの消耗が以前の4,5倍程度に膨らんでしまい、フル充電状態から半日程度でバッテリー切れになってしまいます。(端末内部のアプリケーションがTouchIDのデバイスを常時認識しようとしてエラーを繰り返しているものと思われる)

要するに今のiPhone6をテコ入れして使い続ける場合、以下の費用が掛かってしまうこととなりました。

¥10,000 : 劣化し始めたバッテリーの交換
¥20,000 : SIMを強制的にアンロック(ファクトリーアンロック)
¥30,000 : TouchIDの修理
--------------------------------------------------
¥60,000

古い端末を延命する方針としては、なんとも残念な数字です。

はっきり言って格安スマホなら本体を3台程度購入できてしまいます。
更にファクトリアンロックというグレーな手段により生じる、運用自体に支障を来す可能性・リスクを常時抱えなければならない・・・。

これでは検討する意味が全くありません。

なんと言いますか、スマートフォンってのは消耗品なんだなぁ、と今更ながら思っちゃいます。


その結果として、方法2を中心に検討を開始。

せっかくなので端末は仕事用として使用している支給品スマホのSIMカードを一緒に使えるデュアルスタンバイが可能な端末が良いだろう・・・、という事になりました。

そして、せっかくandroid端末なんだからAppleでは実現できないスペックを・・・と欲を出していたら・・・。


ZENFONE3 DELUX

結局10万円近い端末ですよ。
いきなり学んでいない感MAXで我ながら呆れます・・・。

それにしてもApple縛りを抜け出すと、凄い端末が沢山あって驚きますね。
“使い勝手とスペックが必ずしも相関関係にはない”と頭で分かっていてもワクワク感があります。

これまで使用していたiOSはデザインが秀逸でしたが、セキュリティ上でも必要であろうOSのメジャーアップデートに二の足を踏んでしまう(=動作が愚鈍化し使い心地が最低になる)ことや、もうiTunesは使いたくなかったこと、他のデバイス(AppleTV、MAC)との連携も正直期待したほど大したことが無かった(・・・というかAPPLEがサポートを途中で放置するので使ってて残念な気持ちになる)ことから、採用を見送りました。

(それでもApple製品を一切使わないわけではなく、自宅内ではiPadやMAC自体は使い続けるんですけどね)


今週中には到着するらしいのでそれまで待つとしましょう・・・。

丹沢・大山(take2)(難易度:★☆☆☆☆)

先日になりますが、今年の登り収めとして兄上と共に丹沢の大山に紅葉を見に行ってきました。
11月の中旬あたりだったためにピークの少し前ではありましたが、天気にも恵まれ楽しむことが出来ました。

去年と同様、新宿から小田急線で伊勢原駅にアクセスし、そこからバスで登山口に向かいます。



陽が短い時期、且つ紅葉が楽しめて低山ともなると、必然的に訪れる人の数は膨らんでしまうようです。

ただ、人の数が多くてもコース中にボトルネックとなるような箇所(鎖とか急坂等)が無いことがわかっていたため、長い時間足止めされてしまうようなことは全くありませんでした。


前回と同様、男坂方面の階段上りからスタート

すると、山頂までの中間地点である阿夫利神社の下社にあっさりと到着(40分程度?)。
去年はもう少し時間を要したと思ったんですが・・・(真夏の炎天下で登ったからだろうか)

なんだか体が十分に温まる前に中間地点に到着してしまった感があります。


春から夏にかけての登山とは違い、この時期は空気が澄んでいます


紅葉はピークではなかったものの、大分色付いていました

青、白、赤、緑と艶やかな色彩が大変綺麗。


その後も山頂に向けて粛々と進む



山頂にほど近いポイントでは、ヤビツ峠から登ってくる人、及びケーブルカーで登ってくる人も合流するため、物凄い人の数となります。少々渋滞の様相を呈しておりました。うーん。


到着!それにしても良い天気だ・・・


多くの人を受け入れるキャパシティが備わっている点、流石観光地ですねぇ

適当に座れる場所を見つけ、遠い目をしながらカレーを啜る。
昼休憩を取った後、見晴らし台経由で下山。


見晴らし台から先程の山頂を振り返る

昨年は11月の頭に雲取山に登り、陽の短さよるナイトハイクで難儀しましたが、下山時刻を早めに計画することで、この時期でも十分ハイキングが可能であることを知れたのは有意義でした。


また、いつか遊びに行きます。

2016年11月12日土曜日

ダリ展及び二紀展

少し前になりますが、乃木坂にある国立新美術館にてダリ展を見てきました。




自分が訪れたタイミングはお昼過ぎだったのですが、若干人の数が多く、作品を十分に見れない感が有りました。
しかしながら意表を突くような独創的な作品が多く、飽きずに楽しめましたね。



内容はダリの初期から晩年までの代表的な作品が順を追って紹介…というオーソドックスなもの。
個人的には初期の絵は正直大したインパクトもないのですが、中期以降の絵は流石に見応えがありました。

そういえば一番有名で観たいと思っていた作品「記憶の固執」は展示されておりませんでしたね・・・。この点は残念だったかな。



因みに先日DALI(Danish Audiophile Loudspeaker Industriesの略)社製のオーディオ用スピーカーを購入しましたが、このサルバドール・ダリとはもちろん無関係。


そして同時開催されていた二紀展も一緒に観てきました。





700円程度で入場できるのですが、とてつもない数の見応えタップリ過ぎる作品(絵画、彫刻)が観れます。
誰が訪れても、数ある作品の中から最低数作品ほどはお気に入りが見つかる筈。

人の数が少ないこともあり、発掘感を十分に楽しめるので、個人的にはダリ展よりもお勧めな感じでした。
(この記事を書いてるタイミングではもう終了してますが・・・)

今回は日頃お世話になっている母上への感謝の意を込めて、という趣旨だったのですが、途中で体調を崩してしまいました。敢え無く帰宅の憂き目にあうことに相成りまして。
母上殿。すまぬ。

もう少し・・・、休日くらい何も気にせず楽しめるように仕事を出来ればいいのになぁ、無理なのかなぁ・・・、などとツラツラ思う事あり。

2016年10月9日日曜日

奥武蔵・棒ノ嶺~奥多摩・高水三山(take2)(難易度:★★☆☆☆)

このところ週末になると秋雨前線の影響で雨ばかりです。
このため前回の八ヶ岳登山以降、ろくに登れない状態が続いていました。

ところが先週の日曜日は起床して外を眺めると随分と晴れ渡っていたため、これは出歩かねばなるまい・・・ということで急遽山行を決行したのであります。

(今更、というか当たり前のことではありますが、こういうのはあまりよくない)


奥武蔵~奥多摩のオーソドックスな縦走コース

サクッと登れて降りれるコースが良いだろう、という事で昨年一度登っていた棒ノ嶺~岩茸石山のコースを歩いてみることにしました。

いつものように池袋から西武線に乗り飯能駅にアクセスし、そこからバスに乗ります。
遅い時間でしたが、自分以外にも数人のハイキング登山客がいました。


12:07 さわらびの湯

流石に12時から登り始めるのは遅すぎかもしれませんが、陽の出方、天気を見つつ慎重に進むことにしましょう。


12:16 有間ダム

今年は春から夏にかけて渇水気味という話題があったかと思いますが、その後の台風や秋雨前線のおかげで随分水位が回復していたようです。


12:26 橋を渡った先に登山口


ボチボチ登り始めたものの、やはり紅葉はまだまだ先の様だ

前日が雨だったため、若干岩が湿っていました。
この後は沢になりますが、岩場も多く足場に気を付けねばなりません。


12:50 白谷沢登り

若干水量が増えていましたが、登りには然程問題ありません。



13:04 沢登りの核心部・・・と上からのショット

何度来ても綺麗で素晴らしいポイントだな・・・と思います。
鎖を使わなくても登れる感じですが、今回の様に岩が湿っている場合は少し慎重に進みます。
下りにこのルートを使う場合は注意すべきポイントですね。


13:25 沢登りルート終盤

こんな感じの階段が出てくると沢登りも終盤です・・・が、階段が雨で崩落しかかってました。
こういうのを見ると山道整備って本当に大変そうだよなぁ・・・と思います。

この後いったん車の通れる林道、及び休憩ポイント(ベンチ有り)に出てから、山頂までのラウンド2が始まります。


13:37 岩茸石 (岩茸石山からは随分離れた位置にあるが、何か関係があるのだろうか?

ここではお爺さん団体が果敢に岩の上に登り写真を撮りまくっていましたね。
数人で訪れると楽しそうかも・・・。


14:03 ゴンジリ峠

奥多摩方面、飯能方面、山頂方面の三叉路。
ここまでくると山頂まであと一息。

そして・・・


14:18 棒ノ嶺

この山頂はそれまで覆われていた鬱蒼とした林から一気に解放されるので、到着した瞬間がとても気持ち良いです。
加えてベンチも豊富にあり、休憩スペースもかなり広いので癒されます。


テレビCMの様にエクストリームな状況ではありませんがカレーメシでランチタイム

お湯を注いで5分で食せる・・・ということでしたが、本当にカレーメシになってて驚きました。
しかもどちらかというと美味しい部類に足を踏み入れているように感じましたので、これは使えます!値段も手軽さも段違いなので結構凄いと思いますよ、コレ。


15:00 棒ノ嶺山頂から出発

その後のルートの取り方を少し悩みました。
そのままピストンでさわらびの湯まで戻っても良かったのですが、天気が持ちこたえてくれそうだったので、予定通り奥多摩に向けて進路をとることに。
最後はナイトハイクになりますが、2,3度通ったルートであること、時間的には下山完了まで2,3時間程度、及び分岐もほぼ無いということで、まぁ問題はないでしょう。


15:18 黒山山頂

奥多摩までの縦走路途中にひっそりとたたずむ黒山。
標識が無ければ絶対に気付けない・・・。


15:46 大丹波集落を見渡せるポイント

ここが山頂間の中間ポイント。

サクサク進める道ではあるものの、小ピークをいくつも超えるので疲労が蓄積され、時間もどんどん消化してゆくため侮れません。


16:43 岩茸石山山頂

この時間になると流石に人がいません。
少し休憩した後は高水山方面に進路を取ります。

今回は日没までの時間があまり残されていなかったので、山頂には何もない高水山山頂を通過せず巻き道ルートで直接常福院にアクセスします。


17:17 常福院

写真では陽がまだ出ているように見えますが、林の中は漆黒の世界に変化していますので、ヘッデンを付けて下山を開始。

ナイトハイクは雲取山の鴨沢ルート、丹沢の大倉尾根等で何度か経験済みですが、やはり一人で進むにはあまり気持ちの良いものではありませんね・・・。


17:54 下山完了

本当に陽が短い季節になりました・・・。今年も残すところ後ちょっとですね。


18:25 JR軍畑駅到着

電車内にはもう人がいないのかな・・・と思ったら椅子が全て埋まるくらいにハイカーがぎっちり。
それにしても奥多摩方面ってどうして客層の年齢が10代~20代が多いんだろう?
奥武蔵や奥秩父と比較すると20歳くらい年齢層が低いように感じる。

やはり電車一本でアクセスできる手軽さがポイントなのかもしれない。

・・・

というわけで棒ノ嶺~高水三山の縦走でした。
やはりこのルート、危険度はあまりないとはいえ、出発時のさわらびの湯は9時あたりには出発して時間的には余裕をもって進めるとベストですね。

これから秋が深まりますが、ダム湖、沢登り、紅葉、眺望の良い山頂と魅力の凝縮された自分一押しのお勧めのルートです!