2015年12月27日日曜日

自作電源ケーブル TUNAMI NIGO V2

ちょっと昔に購入したヘッドフォンアンプのHA5000(Audio-technica)に合う電源ケーブルって何か無いだろうか・・・、ということでいろいろ探していたのですが、どうにも費用対効果的に良い物がなかなか見つかりませんでした。この手の製品はアクセサリーですので「気分が大事」なんですが、一般庶民の自分が「気分」というアヤフヤなものに突っ込める金額なんてたかが知れています。

ところが先週末、少し秋葉原電気街を散歩する時間があったので線材屋さんに出向いた所、こんなものを見つけました。(正確には“見つけちゃった”)


オーディオケーブルは「自作することで費用を大幅に圧縮することが出来る」ようでしたので、この機会に自分もチャレンジしてみました。こいつは3000円ちょっと。
まぁ、何も買わずに悶々とするよりコレで手を打ったほうが精神衛生上良いよな・・・という感じです。1回でオシマイですから。

実は自分のメインシステムにTUNAMIシリーズの製品版を1本組み入れているのですが、一般的にイメージされるケーブルの値段のものではないため、さすがに「アクセサリー」として2つも3つも購入することは出来ません。ということで思わず飛びついた次第です。でもこういう衝動買いって良くないですよね・・・。ちょっと反省。

今回購入したNIGO V2ってケーブルに限らずTUNAMIシリーズは滅茶苦茶硬いケーブルなので、取り回しが最悪です。
それ故に機器の背面に接続した際の、のたうち回るケーブルの存在感たるや結構笑えるものが有ります。ゴームホース?否、大蛇じゃないですかね、と言いたくなっちゃうシロモノ。

まぁ、そのお陰で線剥きには非常に難儀することになったのですが。。。

(製作方法はココを参考にしました。どうやら同じケーブルを使った自作講習会なるものが過去にあったらしいですね。こいつはその余りかな。)

構造は2芯に加え、アースシールド部のドレインワイヤーで合計3本線構造(5.5sq/17mm径)

インレット・プラグにはIeGO Ti2000-8055という台湾メーカーの製品を使ってみました。
4N(純度99.99%)の純銅・無メッキということで素性は良いかな・・・と。

ちなみに自分以外のオーディオ兄貴どもはPanasonicのWF5018という医療用モノを好んで使っておるようです。

完成

ネジでケーブルを締めた後にテスターで導通チェックとショートが無いことを確認し、早速機器に接続し実際に音出ししてみましたが、頑張って作った事による愛着とプラシーボ効果で最高ってなもんです(笑)

ケーブルを交換した時にいつも感じてしまう、この、音量が大きくなったり、高音のヌケがよくなった印象(正直自信ない)はホント何なんでしょ?きっと「音が良くなるはずだ」という先入観があるため、普段よりも能動的な聴き方(=発見)をしちゃうんだろうね。


オーディオとは、実は、機器や音に傾倒した遊びではなく、“印象”という人間のあやふやな認識装置を逆手に使った、「満足感」を得ることを目的とした“遊び”なのであります。


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自作電源ケーブル TUNAMI V2

2015年12月13日日曜日

アートコンプレックスセンターと新宿界隈散歩

少し前から気になっていたアートコンプレックスセンターという所に顔を出してきました。


内部は1Fがカフェになっており、2Fに数部屋の展示室。隠れ家的な良い雰囲気があります。

今回は1Fが閉店していたこともあり、展示室中心に見て回りました。
美術大生?専門学校生?の方なんでしょうか、女性の画家さんらしき方の作品が多かったです。
作品には“技術を見せつけよう”といった嫌味さがなく、好きなモノを好きなようにのびのびと描いているという印象。

先日のビッグサイトでのデザインフェスタでも感じたことですが、やはり描き手が自由だと、見る側も自由に見れてより楽しめるように思います。
「こういう作品なんです!」
と強く出られると、こちらとしては消化不良を起こしてしまいがちですからね。

このギャラリーは肩肘張らずに気軽に立ち寄れる点はとても好印象。入場料も無料でしたよ。

…ちなみに場所的には信濃町駅と四谷三丁目の中間辺り。住宅街の真ん中にポツリと位置しております。


その後は新宿御苑、世界堂、三省堂辺りをフラリと散歩して帰宅。
駅までは新宿御苑を端から端まで歩く距離ではあるものの、男の足では十分徒歩圏内。

新宿界隈の散歩道によい所を見つけることが出来、少し嬉しい週末でした。

2015年11月30日月曜日

引き続きJanis

今週は土曜日に神保町のjanisと自宅を往復していました。

先週予約していたGoldmundのsometimesを引き取りに行き、これに併せてHeliosの作品を一通り青田刈りレンタルしちゃいました。(とはいえ今回は先週沢山もらった割引券やら無料券を使用するだけの10枚程度)
出費を抑えるために当日レンタルを敢行し、神保町と自宅間を1日で2往復したのですが、なんか貧乏根性丸出しでダメですよねぇ、コレ・・・。ノートPCでも買いたくなっちゃいます。
(sometimesはまだ聴き込んでいないので、暇な時にでもレビューをあげようと思います)

来週の土曜日は半額キャッシュバックが行われる5日ということもあり、janisに再度出向き、今度はGlenn Gouldに手を出そうと思います。

彼もKeith Jarrettと同じく演奏中に唸っちゃう癖を持った演奏家(というか変なオジサン)らしいです。
曲はYoutubeで聞いてみても繊細さはあまり無い(と言ってもフジコ・ヘミングのようなやっつけ感はない)んですが、何か心に秘めたものを表現しようとしている意図を感じて思わず聴き入っちゃいます。

あまり脚光を浴びない天才が沢山いるんだなぁ、と個人的にとても楽しんでおります。

・・・

翌日は図書館にて買った本を読み込む。


取り敢えず第1部を読み終えました。DESやAESといったオーソドックスな共通鍵暗号と、RSAの公開鍵暗号の少し踏み込んだ内容を解説してくれています。

共通鍵のファイステル構造、SPN構造の話も面白かったですが、公開鍵と秘密鍵のアルゴリズムの美しさに感動しました。こんなシンプルなことをしていたのかと。

思わず前のめりになってしまったのは、RSAの秘密鍵ってのは公開鍵に含まれる値を素因数分解して、2つの素数に辿り着くことさえできれば実は判っちゃう・・・、みたいなところ。(単純な話でありながらも、当然簡単にたどり着けるものではない)

実はRSAの公開鍵→秘密鍵解読って、「解読できない」ということが数学的に証明されていないらしいです。
現段階で考えうる解読法を直球でやった場合は計算に何億年もかかっちゃうよ、というだけの話のようですね。世の中のSSL/TLSがハイブリッド暗号(共通鍵暗号+公開鍵暗号)であることを考えると、ちょっとロマンを感じてしまいます。(もちろん悪事云々ではなく、古代、戦時中から延々と続くセキュア通信に対する人類の英知の結晶と、それを延々と追っかける裏の英知、という相反関係で、という意味ですよ?)

特に印象深かったのが、暗号アルゴリズムそのものの在り方として、盗聴者に公然と知らしめられている事を良しとしている点であり、であるにも関わらず、暗号解読者に「なかなか破られないもの」が強さの尺度として定義されている点。

要するに、秘密は漏れるものである、ということを前提においている、ということです。
(=秘密にすることで秘匿性を持つ、ということは、コレが漏れた時点で全てが台無しになる)

なんかこの考え方は、世の中に物申す多くの人達に欠けていて・・・、しなやかに世の中を渡っていくために本当に必要な、処世的な・・・とても大事な何かに思いを馳せずにはいられません。個人的にとても胸が熱くなります。

如何でしょうか。

2015年11月25日水曜日

神保町のレンタルCD屋さんJanis

4連休(3連休+年休)の内、2日目をA君を自宅に招いて小さな忘年会、3日目に実家に戻って忘年会ということで、12月に入る前だというのに既に2回の忘年会を乗り越え、少しグッタリしながらの連休最終日。

本日はフリーでしたので、日比谷図書文化館にこもって読書をした後、夕方に神保町まで散歩して、前から訪れてみようと密かに考えていたレンタルCD屋さんに行ってまいりました。

レンタルCD Janis

↑のWebページを見る限りだと、目当てのアーティストが掲載されていないし、そもそも雑居ビルの1フロア(9F)というスペースだから数も限られてるのかなぁ、というイメージでした。



ところが実際に訪れてみると、空間比でのディスク数密度が恐ろしく高いんですよね。
ざっと見た感じ、TSUTAYAなどの大手ではカバー出来ない(=回転率が悪くて取り扱わない)ジャンルを狙い撃ちしたような少しマイナーな(言い方を帰ると希少価値の高い)ジャンル、アーティストを中心に作品が取り揃えられているようです。

というのも、自分は以前からポストクラシカル(※)、アンビエントといったジャンルに興味があったのですが、TSUTAYAには一切置かれていなかったものが、ここには有りました。
なんというか、自分の中でのこのお店のブランディングが一瞬で確立された感じです。



ちなみに気になるレンタル料金はこんな感じです。

2泊3日で400円前後。希少価値の高いアルバムレンタルなんでこんなもんかな、と思ったら、会計後に支払った料金の半額が金券になって戻ってきました。

今回は取り敢えず4000円ちょっとレンタルしたので、2000円分がバックされてきました。ということで、結局1枚300円程度になり(新宿TSUTAYAの「150円/枚に郵送返却無料付き」には敵わないものの)十分活用して行けそうなリーズナブルさであることが判りました。

ちなみにレンタルしたのは以下のアーティスト。
Goldmundは数日前に発売された新しいアルバムもレンタルが開始されておりました。


本日は貸出中でしたが予約することが出来ました。「週末に再度訪れてくれればレンタル可能」とのこと。

良さそうなアーティスト発掘が捗りそうです・・・。

2015年11月24日火曜日

デザインフェスタ vol.42

昨年に引き続き、東京ビッグサイトで開催されていたデザインフェスタにブラリと散歩してまいりました。


自分にはお目当てのクリエーターやブースがあるわけではありません。商売気があまりなく、作り手の表現に重点が置かれている文化祭的な雰囲気が気に入っており、今年も参加してみようと思った次第です。

この、作品を作った喜びというか、何かを仕上げた時にキラリと光り輝く、あの独特の、純度の高い気持ちを共有しようという能動的な雰囲気が凄く良いんですよね。

このレベルの絵を即興で描かれていたりします

女性のお客さん率高し


光を用いた作品にLEDのマイコンを使った電子工作作品もそこそこ数がありました。昔、秋葉原の千石電商や秋月電子に遊びに行っていたこともあり、大凡の原価が判ってしまいます、などとこぼしてしまうのは野暮でありますな・・・。


漢字ってデザイン性の高いフォントですよね・・・というか、どのようなメッセージが描かれてるんだろう?

うーむ・・・。肖りたい。


作品を見る者にあまり媚びることなく、委ねる感じ、といった感じでしょうか。表現者と受け手のすみ分けが出来ていて居心地が良いです。この感じ方の自由度が美術館とは一線を画してるんですよねぇ。

ウォールアートは今年も面白いものが沢山ありました。描いているアーティストも作品の一部であるかのようです。


気軽に見て回れますので、来年もまた参加してみようと思います。


2015年11月15日日曜日

日大理工学園祭2015

少し前になりますが、今年も母校の学園祭に出向いてきました。

自分の中では既に「学園祭=飲み」という認識が出来上がっていることから、今回はウコンの力2本刺しで場に望みます!

去年も来ているので懐かしさは皆無

昨年と比較すると、一般のお客さん多し

お目当てはやはり研究室での飲み。

う・・・美味い!

この、醸し人九平次という日本酒を某K君が振る舞ってくれたのですが、驚くほど美味かった・・・。

(一人でガブガブ飲んでしまい申し訳ありません。。。)

これはもう、正月に実家へ持って行く手土産決定ですね。

その後、教授に挨拶をしつつ、顔見知りの知人と他愛もない話をしつつ非日常の時間を噛み締める。
久しぶりに・・・、本当に久しぶりに笑ったような気がする。

また来年!

その後も北習志野駅前の居酒屋で二次会。

「もう、学生時代みたいには飲めない体になってしまった・・・」などとつぶやきつつ、結構な量を飲んでいた気がする。ただ、酒の力を借りてでも日頃出来ない人らしい会話を・・・という、この、喉の渇きをただただ潤したかったのであります。

翌日仕事で調子がいつも以上に上がらなかったのはこのドーピング・・・2日酔いの為です。サーセン!

2015年11月3日火曜日

奥多摩・雲取山(難易度:★★★☆☆)

東京の最高峰である雲取山を日帰り登山してきました。

残念ながら山頂はガスっていましたが、高低差1500程度で2000m級の山を日帰り登山出来たということで、(主に体力面で)大きな自信になった感じです。

但し日没の時間が結構早く、暗い登山道を一人下ってゆくスリル感はなかなかのものでした!


8:15 奥多摩駅に到着(土日は人が物凄く多いんですよね・・・)

ここからバスに乗り、およそ40分程度をかけて登山口のある鴨沢バス停に向かいます。


 9:11 鴨沢バス停に到着

帰りは18:38の終バス。今回の登山は距離が長いことから、ペースが上がらず5時間を超えても山頂に到着できない場合はそのまま引き返す計画です。

バス停の待合室横から登山口に繋がる階段道がありますので準備が整えた後に早速出発!

(実は先週もここまで来ていました・・・仕事の事情で引き返すことになってしまったのですが、今回はそのリベンジという一面があります!)

9:20 登山口

紅葉は程々ですね・・・

9:40 もう一回登山口からアタック開始

登山道に入った後、30分後に一旦アスファルト道に出ます。そこから5分程度みちなりに歩くと上の写真左側に見える本当の登山口が見えてきます。

少し前に登った棒ノ嶺もそうでしたが、登山道を登った先にあるアスファルト道ってちょっとだけ残念な気分になりますね。まぁ気分の問題ではありますけど・・・。

葉が紅や黄に色づいてると思わずカメラを向けてしまいます。

登山道としての難易度は初心者レベルですが、ひたすら地味な道が続いています・・・

11:30 分岐路

この標識でどちらに向かうべきか悩みましたが、まずは小屋のある七ツ石山方面(右)に向かいました。
(単純に雲取山山頂を目指すのであればブナ坂(左)に向かいます)
道中、あまりゆっくり休憩できるスペースが無く、2~3時間程度ぶっ続けで登っていたこともあり、休憩と昼食を取れれば・・・という感じです。

11:42 七ツ石小屋に到着

七ツ石小屋は宿泊可、テント泊可、昼食可、売店有りの便利な施設です。
単純に昼食を取る為のスペースも確保可能で、実際多くの人が休んでいました。

山頂まで50%程度の行程を残していることもあり、手短に昼食を済ませた後に早速出発です。
イマイチ天気が上向いてくれそうにないので、持ちこたえてくれる事を祈りつつ。

天気予報では日中帯に陽がさしてくれるとの事だったんだけど・・・。

12:38 ブナ坂

先ほどの分岐道との合流地点になります。ここからようやく雲取山として面白みが凝縮されていると言って良い尾根道に突入。

雲取山のガイドブックでよく登場する尾根道

これまでの林道から一変して見通しの良い道ではありますが、些か人工臭い景色ではありますね・・・。
但しとても歩きやすく、ズンズン進めちゃう感じです。

13:04 ヘリポート

山を上り詰めた後に突如ヘリポートが現れて驚きました。物資運搬用だろうか。

見渡すと、周辺には奥多摩小屋を始めとしたキャンプ地があるようです。雲取山は道中の長さを踏まえるとテント泊デビューにはぴったりなのかもしれません。


山頂に向けてラストスパート!

奥多摩小屋から山頂までは、引き返し時間のポイントとして決めていた14:00の刻限が近づいていたこともあり少々急ぎ足。ガスっていて周りの風景が楽しめないので、その分貪欲に山頂への接近を試みます。

フラフラになりながら登ル。すると、何か見えます・・・

13:54 雲取山山頂に到着

引き返し刻限の6分前の到着です。
景色は望めませんが、頑張った分嬉しさで一杯になります!

それにしても真面目に登ってきてこれですので、登山計画がちょっと甘かったですね。。。


やはり山頂からの景色を楽しみたかった・・・

案内図

山頂からは今回登ってきた奥多摩・鴨沢ルートの他に、奥秩父・三峰ルートがあります。
要する時間は大差がないようですので、今度登った際は是非とも立派な神社のある三峰ルートを使ってみたいものです。

下山開始

とても幻想的な雰囲気に思わず足が止まる。小曽根真のblackforestがピッタリマッチしそう・・・。



往路と同じ林道に入るのですが、日没後は道の雰囲気が一変しており、ピストン山行の退屈さはなく、暗闇を一人ライトを手がかりに突き進んでゆく道中はかなりスリリングでした。

17:30に鴨沢バス停に到着しましたが、バスの到着までおよそ1時間をグッタリしながら待つ。
バスを逃す訳にも行かないので居眠りするわけにも行かず、微妙にキツかったです(笑)

こんな時、一緒にいてくれる人がいればと思うのですけどね。こればっかりは仕方有りませんね。

2015年10月18日日曜日

Sings Ballads and other love songs 情家みえ

少し前になりますが、情家みえさんのアルバムを買いましたので少しレポートを。

Sings Ballads and other love songs

この音源との出会いは中野ブロードウェイにあるフジヤエービックのPCオーディオ試聴機でした。
やはり出会うべくして出会った音というのは憑いて離れてくれませんね。

同じ視聴コーナーにいつまでも居座るわけにはいきませんので、一度店を出た後に後ろ髪を引っ張られるようにまた入店・・・を2,3度程繰り返して完全に不審者になっていたと思います。本人としては良い曲に巡りあえてちょっと楽しかったりするんですけどね。

で、LUXのいかにも高そうなDACから流れてくるハスキーボイスにすっかり魅せられてしまい、是非とも我がHA5000&W5000でもアルバムを聴いてみようではないか、となった訳です。

日本にもここまで表現出来る歌い手さんがいる!

調べてみますと、情家みえさんのアルバムはまだこの一枚だけのようでして、レンタルショップやレコードショップにもあまり置かれていないようです。だがしかし!

e-onkyoのハイレゾ音源として販売されていました。

今回は残念ながらDSD形式の音源は販売されていませんでしたが、WAVとFLACの192kHzでリリースされていましたので、自分は後者のFLACを選択。
以前であればプレーヤーとしてiTunesを使っていたため、FLAC形式のファイルが扱えずに困ったことになっていたかもしれませんが、現在はJRMCを使用しているため問題なく再生することが出来ます。便利ですねぇ。

  1. So In Love
  2. THE WAY YOU LOOK TONIGHT
  3. ON THE STREET WHERE YOU LIVE
  4. WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
  5. I WON'T DANCE
  6. HOW DO YOU KEEP THE MUSIC PLAYING
  7. FLY ME TO THE MOON

個人的には1曲目、6曲目が良い感じでして、聴いていると暗闇の中でポッと小さな光が灯るような印象を受けます。とにかくレコーディング状態が良いため、ピアノの筐体に響く音、鍵盤を押し込んだ時の音圧、歌い手の息遣い、唾液の絡む音・・・といった一見曲そのものには関係のない部分が実にリアルに描かれていることや、音数が少なくて団子になっていないことが良い方向に働いているのでしょう、音像、定位感がバッチリです。

4曲目のWHAT IS THIS THING CALLED LOVEは1曲目と同様、Cole Porterの曲とのことですが、確かBILL EVANSがPORTRAIT~で弾いていた曲でしたっけ。

非常にお薦めですので、是非聴いてみてください!

そういえば以前オンラインショップで購入した北欧のアーティスト・Hoff Ensembleのアルバムもオーディオショップでの視聴がきっかけでした。
これだから試聴コーナー巡りはやめられまへんな~。

2015年9月27日日曜日

2015東京インターナショナルオーディオショウ

昨年に引き続き有楽町の東京国際フォーラムにて開催されていたオーディオショウに出向いておりました。


大小様々なメーカーのブースが30前後展開されています。

しかし今回はあまりブースを転々とせず、なるべく聴きに徹しようと考えておりました。
更に入場したのが閉館2時間前だったので、結局赴いたのが以下の3ブース。

LUXMAN

システムの総額は500万オーバーらしい。(スピーカーを加えると1000万円程度だろうか?)

自分はリスニングポジションを最前列をキープし、腕を組み無駄に難しそうな顔をしつつ視聴しておりましたが、5分程度で爆睡。両隣のオッサンも同様だったようで、LUXMANトーンに包まれつつ部屋の一角が通勤電車の様相を呈していたようです。うーん。

ステレオの左右それぞれに100万オーバーのモノラルアンプをブリッジ接続するという超絶構成でした・・・が、正直(入室したてのニワカ状態で聴いていたことも大きいのでしょう)自分には値段相応の価値は見出だせず。

やはり“聴きたい時”“聴きたい曲”“聴きたい機器”・・・で楽しめるっていうのも重要ですよね。5W1Hってやつです。

ESOTERIC

筐体のしっかりしたスピーカーを使用し、ちゃんと鳴らしきるアンプを接続してると凄いもんですねぇ。

因みに(今回はタイミングが悪かったのかもしれませんが)背後のホーン型スピーカーで聴いてみたかったです。
あの吸い込まれそうな独特なアナログフォルムがそそりますよね。どうやらアヴァンギャルドというネーミングらしいですよ。

DENON

大好きなメーカーなのですが、AVアンプとかは・・・さすがに展示されていないのですね。
少し前に憧れていたPOA-A1HDとか聴けたら嬉しかったんですけど、これから販売してゆく機器且つピュアオーディオが中心ですので仕方ないですね。

それと自分的には、ヘッドフォンオーディオ側で愛用している寿司テクことオーディオテクニカが参加しておらず、こちらも残念でした。HA5000の後継機が先行展示されてないかなー・・・なーんて妄想はあっさり潰えてしまいました。

ふむ。それなら来月末(10/24、25)に中野サンプラザで開催されるヘッドフォン祭りで埋め合わせをするとしよう・・・。